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風のシャドゥ・レガシィ~闇を継ぐディスティニー  作者: 歌麿
最終決戦:海底の要塞と宿命の浄化編
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【後詰め:住吉川公園の静寂、椿の「聖域」】

場所:住吉川公園(国道2号線・43号線付近)

掃除クリーニング」の号令が下され、草薙・雷・中華街の総力が動き出した。

南雲班や篠塚班が実戦へと投じられる中、篠塚 椿には重要な「留守番」という名の任務が託されていた。

それは、要塞での「審判」を終えた登夢が、再び「光」の日常へと帰還するための境界線を守ることだ。

深夜の住吉川公園。国道2号線と43号線を繋ぐ動脈の傍らで、椿は漆黒の装甲車両に寄りかかり、静かに夜の風を受けていた。

彼女の周囲には、治直属の「女性保安部」の面々が、一般の目を逸らすように、かつ鉄壁の陣を敷いて潜んでいる。

「……お父様たち(玄馬や南雲)が影を葬り、若(登夢)が光を奪い返す。ならば私は、その光が二度と汚されぬよう、帰る場所を磨いて待つのみ」

椿はインカムの暗号通信に耳を傾ける。

伴隆からのハッキング完了の合図、海上で燕凛が放つ砲声。

そのすべてが、登夢が父の道を駆け抜けている証だった。

「……若。住吉川でお待ちしております。……そこから先は、血の匂いの一切しない、いつもの朝へと、私がお送りいたします」

公園の入り口に目をやると、そこは既に、修羅の世界とは切り離された、不自然なほど静かな「聖域」と化していた。

挿絵(By みてみん)

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