悪魔との面会
早すぎてすみません
少し間が開くかもしれないのでご了承くださいな
「悪魔って、なんだと思いますか?」
黒いドレスの「彼女」はそう聞いてきた。
彼女がフレイヤなのはわかるが...なんとなくおかしい気がする。
「悪魔っていうのはあくまで精神の話なんです。神も、悪魔も、人間は生まれつきその心に生まれ持っているんです。
俗に言う悪魔は私のような悪魔側に傾いた歪んだ人間。そして神や天使なんて呼ばれるのはそちら側に傾いた完成された人間なんです。
つまるところ...」
何かが目の前をすさまじい速さでこちらに進んでくる。
これは...槍⁉︎
咄嗟に取り出した龍鱗の刀でなんとか弾き返す。
...金属音の大音響で鼓膜が破れそうになったが。
「今戦っているのはフレイヤなんですよ?
ワカタケ。」
そう言いながらまた突っ込んでくる。
今度は蹴っ飛ばされた。
そのまま壁を突き破って外へと転がり出る。
「私に勝てないということは私より弱いということ。
私より弱いのに私を守れるのか?」
ああクソ...アイツ俺の事を舐め腐ってやがる。
でもあの体はフレイヤな訳で...
迷っているうちにまた突っ込んできた。
「ちっ...」
今度は周りの建物を足場にして三角跳びの要領で回避する。俺が足場にした壁は数瞬後にアイツの突撃によって崩れ落ちた。
「そんなに壊しちまって大丈夫か⁉︎」
「ここは私の精神世界。
私には見えない綺麗な外の景色の中さ...
名乗っていなかったね。私はテンペスタ。
この子の中に眠る悪魔さ」
いつ...そうか。あの黒い風だ!
「やりに来ないならこっちから行くぞ!」
また突っ込んでくる。
フレイヤはフレイヤなんだよな?
何が通じる?
あの重量物は俺には防げない。
龍鱗の刀は軽さを重視しているからだ。
武器は使わないでいくか?
否。素手の間合いに入るまでに吹っ飛ばされるだろう。
ここまで来ればヤケクソだ。
アレをやる。
思いっきり後ろに跳ぶ。
これだけで勢いが止まるとは思わないが多少の衝撃なら大丈夫だろう。
「ハァッ‼︎」
構わず突っ込んでくるテンペスタ。
今だ!
「とうっ」
槍の棒の部分を手で払い、その手から龍鱗の刀を発生させ槍をへし折る。
そしてそのまま抱きつく。
一応フレイヤらしいからこれで通じるはず...だ。
そしてその後、後頭部に激しく打ちつけたような痛みが走った。ゴンって痛そうな音はしなかった。
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「いっててて...」
目を開けると、どアップの制服が見えた。
これは胸のあたり...?
そうだ。この学校のしかも女子のだ。
あ、こりゃまずいと思って手を離しても離れない。
離れられないのだ。
「...よしよし」
頭を優しく撫でられる。
ああ...それはまさしく天使のような...
「よくも私に抱きつく度胸があったな。
その、初めてだったんでな、大袈裟かもしれないが...惚れたぞ。ずっとこのままでいろ。
私はお前から離れん。離したくない。」
悪魔でしたありがとうございます。
なんかさっきまでと違ってデレてるような気がするが気のせいだろう...
「私の夫となれ」
逃げられない俺に向かって容赦なく言葉責めをしてくる鬼畜悪魔が囁いてくる。
「お前の好きなことをなんでもしてやろう...」
「赤くなって可愛いなぁ...」
「いいんだぞ?遠慮しなくても」
「柔らかい胸はどうだ?気持ちいいか?」
俺も耐えられなくなってきたところでなんとか言葉責めが止まった。
頭を胸から離す。
今度はあっさり取れた。
フレイヤの顔を覗き込むと顔を真っ赤にして目がグルグルになっていた。
「もう...こうなったら押し倒して口封じするしか...」
「ちょっと待て落ちつけ」
「そうしたら言う時に自分がナニしたかまで言わなきゃでいいづらくなりますよね⁉︎」
「一回落ち着こうかフレイヤ⁉︎」
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「そうですか...テンペスタがご迷惑をおかけしました...」
「いやいいんだけども」
俺は今何があったかを全て説明していた。
建物が少しも壊れていない所からアレは現実でない事を理解し、初めてという発言からこれまでも何人か挑戦はした奴がいたらしい事を察した。
あの時のフレイヤも可愛かったし実際言葉責めも満更でもなかったしとは口が裂けても言えない。
「でもさフレイヤ、押し倒した時の体制で止まらないでもらってもいい?見られたら誤解されるから」
「このままヤっちゃえば言いづらくなる上に既成事実で一石二鳥...!?」
「絶対やるなよ?」
「フリですね⁉︎」
「フリじゃねぇよ⁉︎」
全く、なんて事を言い出すんだこの女の子は。
と、失礼しまーすと言って誰かが入ってきた。
多分声からして女子。
そしてその足音がこちらに近づいてくる。
やばいやばいやばいやばい
「ルームメイトのウェーラー・ヘルツでーす!
よろ...し...く...?」
お願いしますは出てこないで頭の上にはてなが浮かんでいそうな感じだった。
実際向こうから見たらフレイヤがハアハア言いながら俺に覆い被さってた状況だし。
...自分で今思った。終わったな、コレ。
「お邪魔しました〜...」
「待て、置いてかないでー‼︎‼︎」
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「ヘンタイ」
「俺じゃありません」
「どうせ男のあなたがああやれって言ったんでしょう?脅したんですか?」
「そんなことしてません」
俺はウェーラー・ヘルツと名乗った少女から尋問を受けていた。決めつけ付きの。
「じゃあ何してたんですか?」
「襲われそうになりました」
「襲ってました」
呆れた様子のウェーラー。
お、納得してくれたか?
「あなたまた何か脅したでしょう?
かわいそうに...自分が悪くなるように説明しろって言われたんですよね?」
「おい誘導尋問」
「私は脅されてなんていませ」
「わかってます。怖いんですよね...すごくわかります。
男なんてそんな生き物なんですよ」
すげぇ偏見だな〜
イケメンとかならそんなこと言われないんだろうけどな。
「失礼な」
「少なくとも私の近くではそうでしたよ?
売春に人身売買、それから誘拐に...」
「うんなんかごめん」
ほじくってはいけない過去 を 発見した!
若竹 は どうする?
話を逸らす
頭を撫でたりして甘やかさせる<---
「よしよし」
「んなっ!ちょ...触んないでください!」
顔は満更でもなさそうだが怒られた。
少し...笑ってる?
「...」
まあいっか。
フレイヤとは打ち解けそうだし、俺は寝よう。
まずは風呂...鍵の確認よし。
物音の確認、よし。
ガラッ。
目の前のフレイヤの裸、よし。
...は?
「密着すれば...見えませんよね?」
見えない分アレです。
なんかちょっとモジモジしてる所もそそる。
頼むから動かないで。胸とかお腹とかいろんなとこが当たってます。
「...先に入んなさい。」
「あ...」
俺はその場から離れ、ちょっと名残惜しそうなフレイヤの声とウェーラーの罵詈雑言を聞きながら新聞を読み、そのまま寝落ちした。
感想などいつでも待ってまーす
ではまたー




