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探索

少し投稿間隔が空いてしまいましたね!

申し訳ない...

新しいのができたので投稿します!


キャンプを出て探索を始めた俺らは、まず上を目指すことにした。

目の前に広がる緑の草原。

遥か遠くに見える雪を被った高山。

この神々しい場所は、送ってくれた方が言うにはコルベット山脈というらしい。

世界各地にある魔境の中でも範囲が広い部類なんだそうだ。

もちろん人が来る場所ではないので整備されているわけがない。

が、一面の緑とそこに少しずつ岩場があるおかげで、休憩しながら進めて苦ではなかった。

途中には何故形を保っているか分からない程の地形もあった。

例えば...


「なんですかぁこの地形...」


今俺らが登っているような...ツタだけで繋がって浮いているナゾの岩々のような。


「これだけの岩を支えてるんだからきっと落ちないよ!」


「きっとじゃないですかぁッ!」


下からついて来る敬語の二人は文句たらたらだ。


「ほら黙ってついて来る!

...普通に考えて時間かかってる方が危ないだろ...」


登りきったら登りきったで今度は凄じく高い。

キャンプですら雲の上にあったのにさらに上。

俺らより大きな鳥や小型の龍も飛んでいるのが見える。


「龍が...こんなに...!?」


驚くのも当然だ。

龍といえばこの世界の覇権を握った種族の一つ。たとえ小型といえど一般人からしたら脅威なのには変わりない。


「大丈夫。向かってきても倒せるさ」


「...神秘的ですね...」


高台まで登った。

雲の上のさらに上。

そこから見える景色は神々しく、形容し難い雰囲気を醸し出している。


「ん...?」


「どうしたんだ、フレイヤ?」


「あそこ...」


ムジークも一緒に3人で指の指す方向に目を凝らす。

そこには人工物らしき遺跡が。


「...行ってみようか」


「え?私たちの任務は...」


「探索してもらう、って言ってたよな?

じゃあいいじゃん!」


幸い、ここから降りられるような岩場があった。

岩場から岩場へ。

順々に降りて行った俺らは、降りた時に穴を見つけた。

恐らくさっきの遺跡のような場所だろう。


3人で顔を見合わせる。

すると2人が頷いてくれた。

行こう。という意味だと俺は受け取る。


ピチャ...ピチャ...


水が滴り落ちる音。

そしてフレイヤが魔力による明かりをつけてくれたおかげで、今いる部屋のようなものの全体像が見えた。


壁に大きな水晶のような鉱石が生えている。

数千年は放置されていたのだろうか?

いや、数万年...それ以上だろう。

少し刀で削ってみよう...

その時だった。


「刀が...出ない...!?」


何回呼び出しても出ない。

諦めようとした時、目の前にいきなり出てきた。

それも束の間の話。

鱗が一枚ずつ剥がれて、バラバラになり、もう元に戻らなくなってしまった。


「嘘だろ...!?おい!出てこいよ!おい!」


「ワカタケさん...」


「あ、あれ!」


フレイヤが部屋の奥を指さす。

するとそこにはしゃがめば通れるくらいの隙間があり、その奥には水溜まりが見えていた。


「...行こう。ここで刀が消えたのには何か理由があるはずだ」


「うん...」


その先には、酷く錆び切って使い物にならなそうな刀が水たまりの真ん中にある岩に刺さっていた。

何かの儀式のようにも見えたが、それどころではない。

すぐ横に倒れていたのだ。

銀色一色の、俺らの十数倍はあろうかという大きさの龍が。


「「ひっ...」」


2人の息が詰まる。

しかし俺は違和感を感じていた。

血痕もなく、外傷もない。

が、鼓動も、呼吸も感じられない。

触ろうとした時、ちょうど魔力の霧となって霧散していった...


「...持ち帰ろう」


俺はひどく錆びついた刀のようなものを引き抜いて、こう指示した。

...キャンプに戻るぞ。と。

______________________________________

パシューン...


魔術の組み込まれた信号弾を射出し、俺は座って待っている。

途中、俺らと同じくらいの大きさの魔族に襲われたが、幸い2人だけで対処できていた。


「...ごめん。何もできなくて」


「いえいえ、普段やってもらっているんですから、気にしないでください!」


「優しくしてくれたお礼ですよ!」


2人は優しい。

足手まといになっている俺が情けなくてしょうがない。

一緒にいられる人を守るために強くなったのに...


手元に目線を落とす。

ボロッボロに錆びた刀のようなもの。

柄も鍔も錆びている。

刀身に至ってはまるで板だ。何も切れるわけもないヘラのようになっている。


「はあ...」


そのうち、迎えが来て俺らは帰ることになった。

______________________________________

校長室に報告に行く。

なんともまあしょぼい戦果だ。

刀を失い、見つけた刀もこのざまだ。

気が重いままノックする。


「入っていいよ」


「「「失礼します!」」」



部屋に入った時、俺が持っている新しい刀に気づいたらしく、校長は目を細めた。


「それは...じゃあ君、今は刀持ってないでしょ」


「...⁉︎」


まだ何も言っていないのに全て知られているような感覚だ。

感覚なのではなく、そのままの状況なのかもしれない。


「その刀...いや、名前を教えておこう。

花鳥風月を見つけたのか...

遺跡のような物を見つけたな?」


「は、はい」


少し考え込むようにして次に校長はこう言った。


「隣で寝ていた龍はどうなった?」


「死んでいました。魔力になって消えてしまって...」


「...そうか」


ボロボロの刀に手を触れ、校長が何やら魔力を流し込み始めた。

すると火花が散り、綺麗になった洋風の剣が姿を表した。


洗練された透き通るような刀身。

花鳥風月と呼ばれた刀は、流麗な名前に負けない綺麗な姿を誇っていた。


「持ってみるといい」


「...軽いな...あとは風、か?みたいなのを感じる」


「そうだ。その刀は生の魔力を増幅してくれる古代遺物(オーパーツ)なんだ。」


そばにいる2人はずっと会話に参加できていないままキョトンとしている。

ごめん。もう少し我慢してて...!


「じゃあ、どうして俺の刀が消えたんです...?」


「生の魔力。この刀を元に戻すにはそれが必要だったんだ。

で、その莫大な量の生の魔力を満たすために、龍鱗の刀を吸収してしまったわけだ。」


「...そうですか。じゃあ、オーパーツとは?」


「遠い昔に作られた物たちのことだ。恐らく君たちが行った遺跡もその類だろう。」


「遠い昔...」


どれくらい前のことなんだろうか...

数千、いや、数万年?


「と言っても数万年前。まだ人間達の立場が他の種族と変わらなかった頃の話だ。

...人間が権力を使って暴走する前は、この世界は平和そのものだった。

加工技術も魔術も、今よりもっと高等な物だったんだ。

その時に作られた現代では再現不可能な物達。

それが古代遺物(オーパーツ)なのさ」


なんかすごく重い話になっちゃったな...

空気を切り替えてにこやかに校長が口を開いた。


「君たちにはもう一度あそこに行ってもらう。

次は自由に探索してくれ。特に遺跡周りをな」


「自由にじゃないんですか...?」


「ある程度目標を定めないと困るだろ?ほら行った行った!」


そう言って俺らはまた車に押し込まれた。


「他国の騎士たちも恐らく探している!

...遅れをとるわけにはいかないんだ」


その声を3人全員が聞いてしまったため、俺らはますます断りづらくなった。

なんか全然コメント来ません...

もっと気軽にコメントしていただいて大丈夫ですよ?

読みづらい漢字とか、こういうシチュエーションを出して欲しいっていうのもできるかもしれないのでどしどし下さいな!

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