第二夜 夜の主②
思ってたより閲覧者数が多くてビックリしてます
(一桁ぐらいだと思ってました…)
朱殷は眠ってしまった蔚藍を浮かばせたまま門付近まで戻る。
「……さて、と うつら〜ん?おーきーてー!」
宙に浮かせてある蔚藍の体を上下左右に揺らしてみる。
「………起きない。」
「仕方ない、抱っこするか〜。」
門には防犯の為、強制的な魔法解除の術がかけられている。
そのため、蔚藍に起きてもらうのが最も楽であり、襲撃されたときに対処しやすいのだ。
だが、蔚藍は熟睡している立つのは不可能だった。
朱殷は自分の手元まで蔚藍を動かす。
もう少しで抱きとめようとした時、声をかけられた。
「――眠り姫の護送かしら?」
声のする方を見ると、銀髪の長い髪に虎の耳、背中には大太刀を背負った
背の高い女がいた。
「うわっ、翠緑サマ……。」
朱殷は露骨に嫌な顔をする
翠緑は幹部だ、本来なら朱殷は敬わないといけない相手。だが、苦手なものは苦手だ。
どうしても態度に出てしまう。
翠緑はそれを楽しむように笑う
「ふふっ、貴女達も報告に?」
「昼に雇われたゴロツキだったんですけど、襲撃は襲撃なんで…。」
「あら、そうなの?こっちもなのよ〜」
「え?翠苓街も…?」
嫌な顔をして目も合わせなかったいた朱殷が思わず顔を上げる。
「医療と薬の街で比較的、昼との関係もすこしあるのに…。」
「ま、チョット変な気分になるクスリとかもあるけどね♡」
そう返されまた顔をしかめる。
「では、妾は愛しいボスの所へ行ってくるわ。」
「またね♡」
そう言い、ウインクをする。
「あ、そうそう」
と、翠緑は眠ってる蔚藍のもとへ向かい耳元で
「眠り姫ちゃん?起きないとお姉さんが食べちゃうわよ〜。」
と囁く。
ビクッ!
蔚藍が目を覚ます
「じゃ、私はこれで。」
コロコロ笑いながら翠緑はさっき2人がいた場所を目指し、歩いてく。
朱殷は蔚藍を下ろす
「…私、あの人チョット怖い…。」
蔚藍が翠緑が消えてった方向を見て言う。
(まぁ、起こしてくれたことには感謝するかな)
のんびり伸びをしている蔚藍を見て朱殷はそう思う。
「戻ろっか〜。」
共に門を再びくぐり抜け、光に包まれた。
景色が変わる。紅藍街だ。
既に日が高く昇っている。
「うわ、眩し!」
「早く、家…」
足早に自分達の住処に向かった
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「お帰りなさいませ、朱殷様 蔚藍様。 」
使用人と共に部下も玄関先で出迎えていた。
「お疲れ〜、もう休んでいいよ。」
「私達は寝るから〜」
「ホラ!あと少し頑張ってっ。」
再び船を漕ぎそうになっている。
頭を下げ、使用人と部下達が一斉にいなくなる。
寝室に付く、蔚藍はここまで辿り着けたのが奇跡とぐらいに立ったまま寝てしまっている。
「…仕方ないなぁ〜。」
慣れた手つきで蔚藍を着替えさせる。
サンバイザーを外し、服を取り替え、眼鏡を外す。そして洗浄の魔術を自身も含めかける。
蔚藍を抱きかかえ、キングサイズのベットに寝かす。もう夢の世界に旅立ったのかそのまま動かない。
「さ、ワタシも寝よっと。」
魔術を使いすでに着替え終えた朱殷も同じベットに入りこむ。
「おやすみ、大事な子。」
軽く髪を撫で、眠りについた――
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一方、その頃――
昼の中心部、王都の城にて、
上質な服を着た男達が地図を広げていた。
「紅藍街も失敗だ…。」
「次は──翠苓街を騎士に攻めさせよう。」
「あそこは夜都の医療を担っていると聞く、それに夜行性の獣が多い。」
おぉ…!! とざわめきが広がる
「そこを崩せば夜都の崩壊が決まったものだ…!!」
机に置かれた地図へ新たな赤い印が付けられる。
「夜都を崩すには、まずは街から潰せ。」
誰かが静かに笑った―――
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