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第一夜 赤と青に染まる街②

既に黒歴史に下半身浸かってきた…

蔚藍が銃声がした路地へ駆けつける。


路地へ入ると、

部下が1人壁にもたれ掛かって座り込んでいた。


撃たれたのだろう、腕から血が流れていた。


蔚藍に気づき

「蔚藍様、すみません。」


目線の先には、ガラの悪い男が4人

負傷し苦しんでいる姿を見て笑っていた。


男の1人が

「お?ガキだ。」


もう1人が

「こりゃ上玉だぞ。」


蔚藍は部下を一瞥する

「……立てる?」


「はい……。」


「下がって、手当てしてもらってきて。」


「ですが──」


「大丈夫。」


蔚藍は男たちへ向き直る。

「何してたの?」


男の一人が肩をすくめた。


意地の悪い笑顔で、

「ちょっと遊んでただけだよ。」


「お前も遊ぶか?」


蔚藍は首を横に振る。


「ここは紅藍街。」

「暴れるなら、帰って。」


男たちは大笑いした。


「聞いたか!?」

「帰れだってよ!」


男の1人が、

「ガキが命令してんじゃねぇ!」


蔚藍に殴りかかろうとした――― 


が、男の腕が蔚藍の片手で止められていた。

「は!?」

男は焦る。

子ども相手だから手を抜いてたのもある、だが掴まれた手首が振り払おうにとビクともしない。


蔚藍は表情を変えずに男達を見据え、

「ケガ、したくないなら帰って。」

と言い放つ


だが、自身よりも小さく、しかも少女だ。

そう言われて潔く引くような理性を男達は持っていなかった。

「ガキがっ!調子に乗るんじゃねぇ!」


男達の中で1番体躯が大きい男が蔚藍に突っ込もうとする。

だが、蔚藍は最初に殴りかかってきた男の抑えていた手首を持ち替え、そのまま殴りかかってきた男の前に投げた。


投げられた男は悲鳴もなく自分の味方である男に殴られ、ピクピク痙攣している。


「チッ…」

男はまたもや蔚藍に殴りかろうとするも、蔚藍は平然と体を少しズラしただけで拳を避け、体を下に落とし男の下腹部に自分の拳を喰らわせた。


「ガハッ…」

蔚藍にとっては軽くのつもりだったが、男の骨がボキボキッと折れる鈍い音と共に白目を剥いて倒れた。


その光景を見ていた男が思い出したかのように叫ぶ

「こ、こいつは蔚藍だ!」

もう1人の男も血の気が引いた顔で

「に、逃げろ!俺たち殺されるっ…!!」

それぞれ二手に別れて男達が逃げようとする。


「……逃さない。」

蔚藍は常に携帯している小銃を取り、構える。

引き金を引く、青い魔法陣が銃口に表れた。


パシュッ

軽い音と共に青く光る弾丸が1人の男の脳天に命中した


「あ…」

男は倒れる。


蔚藍はソレを無視し

「……後1人。」

「って…あれ?もういない……」

「……どうしよう」

____________________

最後に残った男は走るのが速かった。それが功を奏し、蔚藍から逃れ路地から街の中央部に着きそうになりこれで撒けると内心安堵していた。


道の真ん中に少女が佇んでいた。

避けるには狭い道だ。

「どけっ!」


男は少女を突き飛ばそうと手を伸ばした。

その瞬間、少女は口の端をつり上げた。

「つ〜かまえたっ!」

少女は、朱殷は男の腕を掴みそのまま背負投をかました。

衝撃で地面が少しヒビ割れている、男は痛みで動けない。

朱殷は倒れた男の隣にしゃがみ笑顔で、

「オハナシ、聞かせてね?大人しくお喋りしてくれたらそんな痛くしないから!」


男は震え、歯が恐怖でカチカチ鳴り、そして気絶した 

お読みいただきありがとうございました_(._.)_

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