時間がたったらまた会おう
終二「さぁ!再開だ!」
朔真「そう言うと思ってたぜ!」
朔真が攻め右ストレートを繰り出す
それに対して終二は
パッン!
朔真「わ!?」
猫騙しで応戦した
朔真は思わず目を瞑ってしまった
そんな隙だらけな朔真に、終二は顎への右フックを入れる
朔真「ぁ…」
脳震盪を起こし膝から崩れ堕ちる
まだ何が起きたのか理解出来ていない
終二「終わりだ!自由自在の方向指示!」
頭を回転させ頸椎を折ろうとする
最初に頭を回転させた時とはあきらかに速度が違う
終二「速!?」
能力者本人も驚いている
朔真は自分自身の頭を掴み回転を抑制させる
終二「おいおい!この回転はかなりのパワーだぞ!?」
朔真「パワーには自信があるんでね!」
互いの異能力の力が上昇していた
頭の回転が終わる
朔真「さぁ!再開だ!」
終二「そう言うと思ってたぜ!」
今度は終二が攻め左ストレートを繰り出しす
朔真はしっかりガードで対応しする
終二の攻撃は終わらない
朔真の鳩尾目掛けて膝蹴りを放つ
朔真「カハッ…!!?」
最初までの朔真ならガードが間に合っただろう
だが疲労とダメージが蓄積しダメ押しに脳震盪、反応速度が堕ちるのも無理はない
朔真「ハァ…ハァ…ハア…ハア…ハア」
呼吸が浅くなる
終二「お前の限界はそんなんじゃないよな?」
朔真「…クッ…当たり前だ!」
その言葉を聞き終二が攻める
朔真が防戦一方になってしまう
終二「おら!遅れてるぞ迦楼羅天!」
終二が飛び、右上段蹴りを繰り出す
朔真「…待ってたぜ」
上段蹴りを回避する
朔真の狙いは大技を誘発させ回避からのカウンター、この勝利への道をひたすらに待っていた
そのためなら防戦一方だろうが飛び膝蹴りを喰らおうが構わない
ただ一つの勝者の椅子に座れるならば、その程度のちっぽけな攻撃は耐えしのげる
朔真「さぁ、終わりだ」
朔真が右ストレートを繰り出そうとする
ゴン!
当たったのは避けたはずの終二の右足だった
朔真「…ゴハッ!??」
朔真の側頭部に終二の足が直撃する
避けた右足が戻って来た!?
物理学や慣性の法則からして、あの状況で逆回転は出来ない
だが、物理学も化学も慣性の法則も質量保存の法則も無視出来る物がある
それが異能力だ
終二の異能力『自由自在の方向指示』
この能力は右手で殴った他者の部位を自由な方向に動かせる能力
問題は他者にしか適用されない能力が自分自身に発動出来た事だ
その答えは、この戦いで能力が急成長していたのだ
その結果、自分自身に異能力に適用出来るようになった
だが終二も出来る確証は無かった、だが自分の能力が戦いの中で成長していることを目の当たりにし確信した『出来る』と
そして異能力の条件は整ったいた
朔真のカーフキックで足が痙攣した時に叩いた
確かめるすべはなかったが、この時にズボンの下には刻印が刻まれていた
刻まれたことに終二は気付かなかったし、朔真が気付ける訳がない
終二「ぐえ…」
着地に失敗する
終二「今までは出来なかったけど『出来た』」
朔真は再び脳震盪を起こし膝立ち状態だ
終二「辛うじて意識は保ってる…のか?」
そんな朔真に容赦なく右手で顔を殴った
そしてもう一発
朔真に拳が当たりそうなタイミングで朔真が醒める
終二の拳を回避し右ストレートを腹部に入れる
終二「ゴバァ!?」
完全に油断していた
朔真が追撃で左ストレートを喰らわす
はずだった
朔真の拳は別方向にずれた
朔真「な!??」
終二「自由自在の方向指示!」
朔真の左手には刻印が刻まれていた
それを朔真本人も忘れていた
終二がカウンターとして顔を掴み膝と強烈なキスをさせる
朔真の意識は完全に途切れ前のめりに倒れた
終二「楽しかったよ、時間がたったらまた会おう」
踵を返してこの場を去る
朔真「…待てよ」
終二「は?」
振り返るが朔真は倒れている
終二「幻聴…か?」
朔真「幻聴じゃねぇよ」
立ち上がる
朔真「ぁ…」
意識を保つのでやっとなようだ
終二「ゾンビかよ」
朔真が攻める
終二「もう楽になれ」
顔を回避させ頸椎を折ろうとする
終二も折れるとは思っていない
先ほどの様に頭を抑えガードが出来ない状況を作り終わらせようと考えていた
だが朔真は抑えなかった
頭の回転に合わせて回転もしていない
首の筋肉だけで回転を抑えている
終二「は!?」
終二の異能力は確実に成長している
それは朔真も同様だった
朔真が殴る
何の変哲もない単純な右ストレート
修二「ヤバい!」
咄嗟にガードするがその選択は不正解だった
今の朔真の攻撃を終二が防げるわけがない
バゴン!
吹き飛び壁に当たることにより止まる
終二「ゴハッ…はぁ…はぁ…凄いな…お前ならこれを喰らっても動けたんだろうな」
朔真「はぁ…当たり前だ、気合いが有れば何でもできる」
終二「ハハッ…嫌いな考えだよ…朔真…俺、この抗争が終わったら結果関係なく自首するわ」
朔真「どうした急に?」
終二「なんか…お前と戦ってるとさ今までの人生が馬鹿らしくなってさ…もちろん過去は消えないし務所に入ったから許されるなんて思ってない、完全に自己満だ…でも、罪を償ったたら…俺ら友達になれるかな?」
朔真「ッフ…確かにお前は大麻を使用して売買するどうしようもねぇクソ野郎だ…でも、お前のそういう根っこの部分は好きだぜ、時間がたったらまた会おう」
終二「ハハッ…またな」
朔真「あぁ…またいつか」
終二の意識が落ちる
走り屋迦楼羅天七星朔真VS最凶の一家神与那原次男神与那原終二
七星朔真の勝利
決まり手:右ストレート




