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ゴミクズと妖怪さん  作者: 既読無視
埼玉史上最大最悪の大抗争

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72/81

テクニカルでクリティカル

朔真「コノヤロー!楽しくなってきたじゃねぇか!」

朔真のテンションとオーラ量が高まる

終二「付いて来いよ!朔真!」

朔真「走り屋が遅れるわけないだろ!」

先手は終二が取った

右手で殴るが先程よりあきらかに速くなっている

しかしそれも、朔真は反応し対応する

避けた朔真はカウンターをするが、終二はそれを反応し避ける

避けた終二は回し蹴りをする

朔真はそれを避ける

そして渾身の左ストレートを顔に繰り出すが、終二も反応してガードが間に合う

しかしその攻撃は、初めてのフェイントだった

本命はもちろん頭突き

胸に向かって頭突きをする

終二「クッ!」

間一髪でガードに成功する

だが例え、防弾チョッキを着ていようが衝撃は完璧には吸収しきれない

この場合、生身で大筒を喰らっているようなもの

ガードは成功するが衝撃は絶大だ

終二「ゴハァ!」

後ろに吹き飛び少しでも衝撃を逃がす

終二「ふぅ!危ねぇ!」

速攻でゲームオーバーになるところだった

終二「骨は…問題ないな」

帰ったらお袋に感謝しよ

終二「さぁ!続けよう!」

朔真「そう来ないと!」

再び殴り合う

終二はテンションに身を任せ攻める

が、脳みそはいたって冷静

確実に右手が当たる瞬間を狙う

それを朔真は避ける

が、カウンターがしたくてうずうずしている

そして時は来た

その時とは、朔真のカウンターのタイミングだ

終二が右手で殴ったその瞬間

朔真は左下に避け胴体にラリアットをし地面に勢い良く叩きつける

終二も技を理解し対応する

後方回転受け身をする事により叩きつけの衝撃を逃がす

そしてすぐ体制を立て直す

息を整える瞬間など存在しない

この戦いは最高速度を先に下回った方が負ける

立ち止まるなんてもってのほかだ

終二「自由自在の方向指示(オンリーマイウェイ)!右手よ後ろに行け!」

朔真「は!!?」

身構えるが何もない、なぜなら何もしてないから

朔真「違う!嘘(ブラフ)だ!」

すぐに嘘(ブラフ)と気づいた

が、一瞬…時間にして約0,4秒立ち止まってしまった

そして脳が反射して体が動くまでに約0,2秒かかる

計約0,6秒

終二が拳を叩きこむのには十分な時間だ

終二が右手で殴る

朔真は辛うじて顔への攻撃を左手で防ぐ

左手に刻印が刻まれる

自由自在の方向指示(オンリーマイウェイ)の発動条件は整った

終二が攻め続ける

朔真はこれ以上の痛手を許さず終二の攻撃を回避しカウンターを入れる

朔真は左腕を動かされる前提のカウンターを繰り出していた

だが、終二は異能力を発動させなかった

その行動が功を奏し朔真の攻撃は浅かった

その程度の攻撃では終二は怯まなかった

終二「お返しだ!」

終二も胸に向かって頭突きをする

朔真「ガァ!」

朔真ほど威力は無くとも、強力な攻撃には変わりない

朔真が吹き飛ぶが柔道黒帯の経験を生かして綺麗に受け身をとる

立ち上がりもスムーズだ

朔真が終二に向かう

勢い任せの右ストレート

終二はそれを避け顔に右ストレートを繰り出すが、朔真首を傾げ避ける

避けられた右手は朔真の後頭部を掴み、下げる

それに合わせて顔に向けて飛び膝蹴りをする

朔真「グッ!」

膝蹴りを耐えた後、終二の左わき腹にフックを入れる

終二「カハッ!?」

思わず右手を離してしまった

お互いよろけるがこの戦いに小休憩など存在しない

ノータイムで相手に突撃する

互いの拳が交差する

ここで終二は違和感を覚え始めた

朔真の拳が遅い?朔真だけじゃない、俺の拳もだ

終二の周りの全ての物が遅く感じる

どういうことだ?時を遅める異能力者か?

そう考えてるうちに終二の左手は朔真に鋭く入った

朔真「ゴバァ!?」

終二「なんだ!?どういうことだ!?」

周りを見渡すが能力者らしき人物は見当たらない

朔真「何してんだテメェ?」

終二「今、時が遅くなったよな」

朔真「何言ってんだテメェ?」

終二「俺に…だけ…?」

どういうことだ?

もしかして、俺にもう一つの異能力が発現したのか?

いや、そう言えば聞いたことがある!

スポーツに極限まで没頭するとゾーンという物に入るらしい

周囲の音が消え、時間感覚が変わる

終二「そうか…そういうことか!」

朔真「ハイ状態か?」

終二「こんなにも楽しい事してハイになるなって方が難しいな!」

終二が攻め左ストレートを繰り出す

朔真は避けるはずだったが、終二の拳が回避先に追尾する

朔真「グッ!」

終二「遅ぇぞ朔真!」

朔真「うるせぇ!ラッキーパンチ野郎!」

終二「偶然じゃねぇ!見えてるんだよ!」

朔真「…テメェ!ゾーンに入ったのか!?」

終二「あぁ!最高だ!」

終二が再び攻め全く同じ攻撃をする

朔真は今度はしっかりと右腕でガードする

朔真も反撃をする

攻撃手段はストレートでも、フックでも、アッパーでも、頭突きでもなく、蹴り

朔真は即時性のある痛みが望めるカーフキックを繰り出す

ずっと上半身の攻撃を刷り込ませ、突然の下半身への攻撃

終二もそれに反応するが対処が出来ない

バァン!

朔真は恐らくこの抗争初めてテクニカルな攻撃をした

終二「ぐぁあ!?」

カーフキックは諸に喰らえばクリティカルだ

朔真が先程接触した右腕を見る

朔真「タトゥーがない?何でだろう?…もしかして左手じゃできない!?」

ようやく答えにたどり着く

終二「がぁ…くぅ…」

朔真のカーフキックが相当効いたようだ

ガクガクガクガクガクガク!

朔真に蹴られた右足が痙攣している

格闘技ならレフェリーが止めるかドクターストップされるが、ここにはレフェリーも医師も存在しない

終二「フン!」

右足を思いっきり叩きダメージを麻痺させ痙攣を止める

終二「明日から足のトレーニングだな!」

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