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ゴミクズと妖怪さん  作者: 既読無視
埼玉史上最大最悪の大抗争

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54/65

防衛本能

千紗都「若葉は怪異担当でいいか?冷がかなり離れてる状況で戦いたくない」

若葉「いいよ、俺は二対一だし」

千紗都「じゃあそういうことで!」

千紗都と若葉が各々の担当の所まで走る

千紗都「行くぞゴラァ!」

呉羽「来いよ!殺人鬼!」

先手は呉羽がとった

千紗都の顔に向けたハイキック

ダメージも喰らってない状況の大振りな技は簡単に避けれる

千紗都「正直に聞くよ、お前喧嘩弱いだろ」

大技で攻めた呉羽に対して千紗都は隙の少ないジャブで少しずつダメージを稼ぐ

呉羽「グ…」

ジャブだろうが鳩尾を殴れば効く

千紗都「本当に弱いな」

一方的な喧嘩になっている

千紗都「まいっか!敵だし!弱い者いじめは大好きだし!」

呉羽「最低な野郎だな」

大振りな攻撃が空を切る

攻撃を避け目と目の間にデコピンを入れる

呉羽「わ!?」

反射的に目を閉じてしまった

呉羽「がぁ!!?」

千紗都が金玉を蹴り上げた

呉羽「すぅ!…はぁ!はぁ!」

かなり痛いようで蹴られた部分を両手で抑えている

千紗都「下に手をやってたら上を殴るよね」

口に正拳突きをする

呉羽「がはぁ!?」

…ポタ…ポタ

口から血だ滴り落ちる

歯は折れてないが口を切っているため口の中が血の味だ

呉羽「クソッタレェ!!」

すぐ立ち上がり反撃しようとするが

胸辺りを千紗都にドロップキックされる

綺麗に決まり吹き飛ぶ

千紗都「大技はこうやって入れるんだよ、分かったか?」

呉羽は足を閉じ腕で上半身と顔を守る

千紗都「じゃあこうするよね」

股間とへその間に突き蹴りをお見舞いする

呉羽「カハッ!?」

人体の反応で膝をついて反射的に蹴られた部位を押えてしまう

千紗都「王手って奴だな」

呉羽は腹を押さえてるため前かがみの姿勢になっている

そこに容赦なく頭に踵落としを喰らわす

ゴン!

勢い良くコンクリートの地面に頭を打ち付ける

もちろん額から出血している

呉羽は動かなかった

千紗都「若葉の手伝いしてやるか」

若葉の方に振り返る

呉羽「手加減するな、殲滅しろ」

千紗都「は?」

後ろを向くが同じ態勢で動いていない

呉羽の手にスマホが握られていた

そのスマホを取り確認する

千紗都「スマホに録音した音声か」

呉羽の声は声でも録音した呉羽の声だった

…なぜ今更?

呉羽が立ち上がった

スマホに気を取られて少し反応が遅れた

千紗都「もう一度寝てろ!」

アッパーを入れようとするが容易く受け止められる

先ほどの呉羽とは明らかに違う

千紗都がその場を離れる

2人の目が合う

呉羽の目は虚ろだった

千紗都「自己催眠か!?」

川崎呉羽の異能力は遠隔指示(リモートワーカー)はスマホの通話を通じて実現可能な命令を実行させる能力だ、しかしながらこの能力ならわざわざ戦場に赴かず、ブラジルの様な絶対に手出しのできない場所から指示を出せばいいなのにしない…否…出来ないのはこの能力の弱点、命令を伝達出来る範囲があるからだ、範囲外の者に命令しても異能力は発動しないのである、だから出ざる負えない

そして今の問題は圏外なのにもかかわらずスマホの()()を通して発動する遠隔指示(リモートワーカー)が発動した理由は、遠隔指示(リモートワーカー)を発現させた川崎呉羽の防衛本能が創り出したもう一つの力、それが無意識化で終わる完璧(パーフェクト)な最終防衛計画(プラン)である!条件は格闘技において正中線と言われている人体の弱点がある、金的・丹田・水月・タン中・人中・天倒この六つの弱点を攻撃された後にスマホから流れる自分の命令を聞くことでて自己催眠が可能となり、その際に無意識状態になってしまうが全自動で実現可能な命令を実行する

千紗都の正確無比な弱点への攻撃が不運にも無意識化で終わる完璧(パーフェクト)な最終防衛計画(プラン)の発動条件を満たしてしまった

呉羽が殴り掛かるが先ほどの様な大振りなパンチではなくしっかりと狙いすました的確なパンチだ

千紗都「ゴフッ!?」

腹にパンチが当たる

千紗都「なるほどな、肉体強化はないんだな!」

伊月や朔真のパンチの方が圧倒的に重い

だが、痛い物は痛い

更にパンチをもらう

千紗都「バガァ!」

指輪を取り出しはめる

千紗都「ゲート!」

ゲートからすでに伸びてる警棒を取り出す

千紗都「暴走族は取り締まらないとな!」

警棒を呉羽に向けて振り下ろす

千紗都の心もとない攻撃力を補強する

呉羽は腕でガードするがかなりの衝撃が来る

攻撃を放った千紗都も腕が痺れた

呉羽はその隙を見逃さず脇腹に蹴りを入れる

千紗都「カハッ…!?」

警棒何て普段使わないから力の加減が分からない

千紗都「クソ!」

いろいろな部位に攻撃するが全てガードされた

今度は顔に向けて警棒を振る

しっかり顔に当たった

が呉羽の表情は変わらなかった

千紗都「ゴハッ!?」

腹に重い一撃を喰らい地面に膝をついた

千紗都「俺の攻撃は…効いてないのか…?」

防御強化はあるのか!?

…逃げよう

勝てない

千紗都は精神的にかなり追い詰められていた

距離を取る

呉羽が追いかけるがコケてしまった

千紗都「転んだ?」

確かに都会に比べたら足場が悪い

だが、足がもつれた様な、足が着いてこなかったようなコケ方だった

千紗都「………体は正直だね!」

表情に出ないだけでダメージは効いている

千紗都「これならいける!必ず限界値があるはずだ!」

警棒を振るう

相変わらずガードされる

千紗都「喧嘩は向こうの方が強いな」

千紗都が少し距離を取り再び襲い掛かる

呉羽もガードの構えを取る

千紗都がとった攻撃は…

突き

呉羽も予想外の攻撃ではあったが避ける

避けた警棒は折れることなく木に()()()()

千紗都「…あ~あバレちゃった」

引っこ抜いた警棒の先のカバーが取れとても鋭利な鉄に変わっていた

千紗都「この武器の奥の手なんだけどな」

突きの構えを取る

千紗都「ラウンド2だ!」

突きを主体で戦うが、慣れない戦い方なので普通にボッコボコにされた

千紗都「はぁ…はぁ…」

大分疲れた

殴られ続けてボロボロだ

呉羽に顔に膝蹴りを入れられる

千紗都「ガハ!」

仰向けに倒れてた

そのまま呉羽が馬乗りにする

呉羽が顔を殴り続ける

千紗都「グ…ゴハッ…」

この状況は普通なら逆転の手はない

普通なら…

警棒の先を呉羽の顔に近づけた

千紗都「発射!!」

警棒の持ち手以外が射出される

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