羅愚那骸苦幹部会其の三
明王「その情報は確かか?」
隊員「はい!確証を持って言えます!」
明王「…分かった、下がっていいぞ」
隊員「はい!失礼します!」
隊員が退出する
夢神「神与那原一家と魔帝流のコラボレーション!面白くなってきたじゃん!」
炭宮「実際ヤベェだろ」
健介「今の魔帝流なら大丈夫だろ」
竜胆「頭が変わっただけで基本的なメンバーは変わってない」
新海「能ある鷹は爪を隠すってやつかもな」
昴「で、どうする総長」
明王「…デケェ戦いになる備えろ」
神与那原一家&魔帝流対羅愚那骸苦&迦楼羅天+伊月、千紗都の抗争が確定した
夢神「そう来なくっちゃな!」
電波「やっとぶちのめせるな!」
明王「日程は後々決める、じゃあ皆に伝えるか」
炭宮「おう」
朔真「俺たちも彼奴等に言うか」
伊月「デート中に目ん玉飛び出るんじゃない」
朔真「あり得る」
笑いながら言う
明王「朔真、確かお前らのチーム名は迦楼羅天だったよな」
朔真「はい」
明王「伊月と千紗都はチームに入ってるのか?」
朔真「入ってませんね」
明王「そうか…じゃあ個人として力を貸すって事になるのか?」
伊月「そうなりますかね?」
千紗都「まぁ何でもいいだろ」
明王「それもそうだな」
朔真「良いんすね」
明王「例え新座のクソガキ全員大宮に行っても、伊月、千紗都が来る時点で戦力はこっちが優勢だ」
千紗都「伊月はやはり別格だな」
明王「俺からしたら伊月もだな」
千紗都「俺と伊月では格が違いますよ?」
明王「そんなのは言われなくても分かってる、だがもしお前らと喧嘩するとなったら、伊月よりお前の方が怖い」
千紗都「やっぱり殺人鬼だから?」
明王「部分的に合ってる、伊月や俺ら羅愚那骸苦は確かに強いが、人を殺す覚悟を持ってる奴は少ない、それに比べお前は正当性があれば躊躇なく人を殺せるだろ?」
千紗都「まぁ生きるためだし」
朔真「でもお前、喧嘩の時に初手でナイフ使いそうだよな」
明王「分かる」
千紗都「前までの俺ならそうした、でも今は違う」
もっと凄い物が出るから
朔真「…」
疑いの目を向ける
明王「まぁいつ戦うかは分からないが期待してるぜ」
朔真「はい!」
羅愚那骸苦アジトを後にし迦楼羅天アジトに移動した
千紗都「冷」
冷「はいはい」
顕現する
千紗都「どうだった?」
冷「鍛えられた一般人って感じね」
朔真「明王さんか夢神さんはなんか持ってると思ったのにな」
若葉「俺ですらあるのに…大したこと無い人たちなのか?」
朔真「タイマンして来い、ボッコボコされんぞ」
冷「今警戒しなければならないのは、秩父に行くまでに出会った名前持ちの怪異と神与那原一家と怪異の接触の可能性」
千紗都「そういや今回は普通に秩父に来れたな」
冷「ん?寝てたから知らなかったけど、もしかしてあの道通った?」
朔真「当たり前じゃん?一番近いもん」
冷「バカなの?」
若葉「あの道使うって言われた時は俺もビビった」
千紗都「先頭お前だったけどな」
若葉「だってコイツスマホ使って道迷うんだぞ、俺が先導するしかないだろ」
冷「尚更別の道使えよ」
若葉「国道299号線使わない道かつ高速道路無しだとかなり遠回りになるよ」
冷「そんなに変わらないでしょ」
若葉「変わりまくる、秩父の行きづらさ舐めんな」
冷「まぁでも、今回は出合わなかったってのは良い情報ね」
朔真「だろ?」
伊月「じゃあ未だに謎だらけの神与那原について調べるのはどうですか?」
冷「そうね、雁夜も調べてくれてるけど私たちもやってみましょう」
千紗都「どうやって調べるんだ?」
冷「接触が一番楽なんだけど…」
朔真「俺はダメだろうな」
喧嘩に発展しかねない
伊月「僕も適してないでしょうね」
有名人過ぎる
千紗都「それなら俺も無理だろ」
アングラ系には少し有名人
冷「となると消去法的に…」
若葉「俺…?」
若葉しかいなかった
冷「やれる?」
若葉「無理!」
千紗都「でしょうね」
若葉「俺は一般人だぞ!」
冷「能力者と守護霊と意思疎通が出来る時点で一般人じゃないんだよ」
伊月「若葉ならできるって!」
伊月が励ます
朔真「俺様のチームにいる男だぜ?」
朔真も続く
千紗都「君に幸運を」
祈りをささげる
若葉「み…皆!」
若葉が涙ぐむ
若葉「…ただ自分で行くのがめんどくせぇだけだろ」
全員顔を背ける
若葉「しかも、もう行くみてぇな雰囲気だしてじゃねぇよ」
千紗都「行かないのか?」
若葉「せめてみんなで行こうよ」
朔真「大宮まで行くの?めんどくせぇな」
若葉「本音出てんじゃねぇか」
朔真「これが誘導尋問だな!」
若葉「誘導どころか尋問してねぇよ」
千紗都「結局行くの行かねぇの?」
朔真「行く!」
若葉「行かん!」
冷「行け」
三人同時に言う
ピロン♪
千紗都のスマホの通知音だ
雁夜からだった
内容は『今、神与那原の次男が新座に向かってる』
千紗都「マジか…」
伊月「どうしたんですか?」
千紗都「神与那原の次男が新座に向かってるってさ…」
朔真「終二か!」
冷「知ってるの?」
朔真「俺も裏社会に所属してた期間があるから知ってる」
千紗都「そんな奴だ?」
朔真「神与那原終二は人じゃない」




