怪異注意
千紗都「気絶してる奴が増えたな、伊月手伝って」
伊月「はいはい」
気絶してる若葉を運ぶ
千紗都「そういえば冷は?」
周りを見渡す
冷「アハハ!」
若葉の守護霊と攻防一体の戦いを続けてる
千紗都「おい!ピエロ!若葉が気絶しているぞ!」
若葉の守護霊はその言葉に反応して千紗都の方を向いた
冷「隙ありぃ!」
アッパーがもろに入る
若葉の守護霊が吹き飛び動かなくなる
千紗都「うい、ナイス~」
冷「はぁ、強かった」
千紗都「大丈夫か?」
冷「問題ない」
千紗都「そうか、じゃあこれもどうする?」
若葉の守護霊を指差す
冷「あ~…三人目ってことで」
千紗都「まぁそうなるよな」
冷「ちゃちゃっと朔真のとこまで運んじゃいましょう」
冷は若葉の守護霊の首を掴む
千紗都「優しさの欠片もねぇな」
冷「妖界境に置いてきたわ」
朔真の所まで運ぶ
千紗都「…なぁ、今ならピエロの仮面剥がせるんじゃねぇの?」
冷「ヤッてみなさい」
千紗都が仮面を剝がそうとする
千紗都「カッッタ!?」
冷「やっぱり?」
千紗都「冷は分かってたのか?」
冷「私と戦ってて仮面の位置を直すどころか、一度も仮面がブレなかったからね」
千紗都「伊月、お前の力でも無理か?」
伊月「ヤッてみますね」
伊月が仮面を剝がそうとする
伊月「あ、皮膚ごと剥がしそう」
千紗都「ちょっとだけペリっと」
伊月「嫌ですよ、グロい」
千紗都「何人もの人体をぶっ壊したんだから今更だろ」
伊月「流石に顔の皮膚を剝がしたことは無いですよ」
千紗都「じゃあ今日が初めての顔剝がしってことで」
朔真「うっせぇな」
朔真が起き上がる
伊月「起きた」
朔真「アレだけうるさかったら誰でも起きるわ」
朔真が周りを見る
朔真「若葉!?どうした!?」
伊月「朔真と同じだよ」
朔真「コイツが喧嘩すると思わないんだが」
伊月「本人含めみんな同意の上の喧嘩って言うと思うよ」
朔真「そうか、相手は」
千紗都「俺だ」
朔真「千紗都か…見たかったな」
伊月「でも、先輩と若葉はほぼ戦ってないよ」
朔真「あのピエロが戦ったのか、じゃあ千紗都は?」
伊月「冷さんが」
朔真「じゃあ、女を前に出させたのか?ダサくね?」
千紗都「このご時世にその発言できるのは凄いな」
ポリコレに配慮しないスタイルだ
伊月「実際、先輩より冷さんの方が圧倒的に強いですからね」
千紗都「そうだな」
プルルルルプルルルルプルルルル!
スマホの電話が鳴る
朔真「俺のだ」
朔真が電話に出る
朔真「…もしもし?」
電話相手「朔真!今どこ?」
電話相手は大分焦っているようだ
朔真「新座」
電話相手「どこだよ!すぐに来て!」
朔真「何があった?」
電話相手「暴走族が秩父に攻めて来てる」
朔真「ま?どこの?」
電話相手「俺が知るわけないだろ!それより問題なのは…一般人にも手を出してる」
朔真「…なるほどな、警察は?」
電話相手「対処しきれてない!」
朔真「羅愚那骸苦とケツ持ちのヤクザが黙ってないだろ」
電話相手「お前も来るんだよ!」
朔真「ここからじゃ一時間はかかる」
電話相手「セッター五箱」
朔真「30分で行くからまっとれいな!」
そう言って電話を切る
朔真「聞こえてたか」
伊月「うん、秩父が大変そうだね」
朔真「オラ起きろ!」
若葉を叩く
千紗都「ケガ人の起こし方じゃない」
朔真「俺はこれしか知らない」
若葉「って、何?」
若葉が目覚める
朔真「今すぐに秩父に行くぞ」
若葉「あ?…わかった、ナビゲータだな」
若葉がある程度の状況を理解した
若葉「って!俺の守護霊!」
気絶してるピエロのもとに駆け寄る
若葉「はよ起きろ」
朔真と同様に叩く
守護霊が起き上がる
若葉「戻れ」
朔真「蓮と星凪は?」
伊月「まだ道場だね」
朔真「分かった」
急いで道場に移動する
星凪「あれ?二人とも起きたの?」
朔真「あぁ!ピンピンだ!それよりも早く秩父行くぞ!緊急事態だ」
蓮「何があった」
朔真「カチコミだ」
星凪「わお」
朔真「星凪!お前は千紗都を乗っけろ」
星凪「はいよ」
朔真「伊月は俺のバイクだ!」
伊月「怖いなぁ」
全員がバイクに乗り急いで発進する
星凪「おい!早くね!?」
インカムなんて素敵なものが無いから叫んで会話する
朔真「30分で着くぞ!」
若葉「おい朔真!!俺ら金無いから国道299号線だよな!!」
朔真「当たり前だ!」
若葉「じゃあ下道で時速120km出さないと無理だぞ!」
朔真「出すんだよ!」
若葉「捕まる前に事故るわ!!」
そんなことも言いつつ平均時速80kmで走行している
国道299号線内
交通量の多い国道で何故か車が少ない
だがそのおかげで平均時速80kmを出せる
千紗都「お前ら止まれ!」
キキー!!
先頭の若葉が急ブレーキをかける
後続も急いでブレーキをかける
朔真「危ねぇだろ!!」
星凪「千紗都!大丈夫?」
千紗都「あぁ無事だ」
蓮「何かあったのか!?」
若葉に問いかける
若葉「おいお前ら…こんな標識あったか…?」
朔真「あ?」
若葉が指差す方向に目を向ける
蓮「なんだこれ?」
その標識は狐の面の標識だった
下には怪異注意の文字がある
星凪「怪異…注意…?」
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