暴走族元特攻隊員VS最強の格闘家
朔真「あは♡」
先に動いたのは勿論朔真だ
朔真が伊月との距離を詰める
伊月「朔真らしいな!」
拳を前に出す
だが朔真は身を低くする事でそれを回避した
朔真「足もらい!」
朔真が伊月の足にタックルをする
否、するはずだった
伊月は地面を蹴った
反動で足が上がり伊月の膝が朔真の顔に入る
朔真「ぐふぅ!」
朔真はガ-ドが間に合わない!
だが!
朔真「足はもらう!」
蹴られてもしっかりと足を掴んでいた
伊月「マジか、良いの入ったぞ」
この打たれ強さが能力か
伊月の足が持ち上げられ伊月が片足立ちの状態になる
朔真「ここからだ!」
伊月を壁際に追いやろうとする
伊月「ッチ!」
流石の伊月でも片足じゃ踏ん張りがきかない
伊月「なら」
もう片方の足で朔真の顔に膝を入れる
朔真「…っへ!そんなもんかよ!」
朔真はこの後の伊月の体制は崩れるだけだと考えていた
だが、朔真の考えは外れていた
朔真「んな!?」
朔真がつかんでる足だけで立っている
朔真の身体能力の高さに能力によるパワーアップが加わることにより伊月を支える事は簡単なことだ
そこに伊月の体幹の良さが合わさると、掴まれた足だけでバランスを取る事は非常に簡単な事だった
伊月「予想はできただろ」
伊月が掴まれてない方の足で踏みつけ続ける
朔真「…っけ!」
掴んでる方が不利と判断した朔真が伊月の足を離す
朔真が態勢を立て直そうとする
だが伊月は待たなかった
伊月「耐久力はどうかな」
サッカーの様な大振りな中段蹴りをする
朔真「ガ!!?」
強烈な一撃が入る
伊月の蹴りは能力による耐久面の許容範囲など超えている
怪異含め普通なら倒れこむ程の衝撃だ
朔真「ふぅ!」
朔真は決して倒れない!
朔真「久々の最強との喧嘩なのにこんな簡単に終わったらつまんねぇよなぁ」
そう言いつつも受けたダメージは高くフラついている
伊月「切り上げようか?フラついてるぞ」
朔真「問題無ぇ!」
朔真が距離を詰める
伊月は先ほどの反省を生かしアッパーで対応する
それに対して朔真は…
顔面を突き出した
ゴン!
千紗都「顔面で受けやがった…!?」
冷「いや、よく見なさい」
朔真より伊月の方が痛がっている
伊月「硬ってぇ!」
冷「顔面は顔面でも、額で受けたのよ」
朔真「頭の固さと根性じゃ敗けねぇぞ!」
朔真が伊月の顔を両手でつかむ
朔真「ほらよぉ!」
伊月の顔面に頭突きをする
ブシャ!
伊月「ゴバ!」
伊月から鼻血が出る
朔真「オラ!もう一発!」
伊月「グ…!」
また頭突きを喰らう
朔真「まだまだ!」
もう一度、もう一度と頭突きを繰り出す
朔真「もう無理だな」
伊月が朔真の腹にそっと手を当てた
その瞬間、朔真が吹っ飛んだ
朔真「グハ!?」
朔真が前のめりに倒れこむ
朔真も何が起きたか理解できてないようだ
伊月「無寸勁だよ」
ダラ…
伊月「馬鹿みたいに頭突きしやがって…
久々に鼻血出したわ」
鼻血をてで拭う
伊月「実戦で空手以外の型を使ったのも久々かも」
朔真「ペラペラペラペラうるせぇな」
朔真が立ち上がる
朔真「まだまだ終わらせねぇぞ!」
朔真が叫んでいる時に伊月は動いた
朔真「…ありゃ?」
朔真も予想していなかった
伊月がお返しと言わんばかりに拳を振るう
伊月のパンチは一瞬でも反応が遅れれば不可避となる
朔真「やべぇ」
朔真にいろんな思考が巡る
どうする!?避けろ!間に合わない!額受けは?ガード間に合うか?どうする?何をするのが良い?
考えた末朔真が出した答えは
伊月「ってぇ」
攻撃であった
朔真「ガバァ!」
伊月に攻撃を当てる代わりに伊月の攻撃がクリーンヒットした
朔真「ぁ…あぁ…」
無寸勁の時とはレベルの違う倒れ方だ
千紗都「コレはマズイ!」
千紗都が仲裁に向かう
迦楼羅天メンバーも異変を察知したようだ
冷「待ちなさい!」
冷が制止させる
千紗都「何言ってんだよ!ヤベェだろ!?」
冷「朔真を見なさい」
千紗都「は?」
朔真「あぁ…ぁ」
上半身を起こしている
懐かしいな中学の相撲大会の時もこんな感じにノックアウトされたっけな
…じゃあコレで終わるわけにはいかないな!
朔真「ガハッ!」
朔真が立ち上がる
意識が朦朧としているが伊月をしっかりと目で捉えている
朔真「ハァ…ハァ…」
伊月「最後の当たり合いになりそうだな」
朔真が動いた
伊月はいつも通りに攻撃を合わせる
意識が朦朧としている朔真が避ける
千紗都「避けた!行け!」
が、避けた先にもう一つの拳がすでにある
バン!
朔真の顔に拳がブチ当たる
朔真が膝から崩れ落ちる
バタ…!
冷「終わりね」
羅愚那骸苦元特攻隊員七星朔真VS最強の格闘家柏本伊月
柏本伊月の勝利
決まり手:殴り




