迦楼羅天
千紗都「おい?なぜ目を逸らす?答えろ、アレじゃないよな」
伊月「アレが…朔真です」
伊月が顔を抑えながら答える
千紗都「警察に追われてたぞ」
伊月「分かってますよ、そんなこと…」
数分後
3台のバイクがコンビニに入る
そのうちの一台が降りてこちらに向かってくる
???「あ~柏本伊月さんですね」
丸眼鏡青色カラ-レンズのパーマ頭に話しかけられた
伊月「えぇそうですよ」
有名人だから声かけたって感じか?
???「朔真のチーム、迦楼羅天の一員です
朔真から、迎えに行くように言われ来ました」
伊月「あぁ!朔真の友達か!話は聞いてるよ、みんな僕とタメだから敬語はいらないよ!」
若葉「よかった~俺は湊若葉だ、よろしく
おい!お前ら!来い!」
若葉が二人を呼ぶ
若葉「このデケェのが」
蓮「愛越蓮だ」
デカいな190cmは超えてるな
若葉「このホストみてえな奴が」
星凪「赤丸星凪!ヨロ~♪」
髪は襟足が長めウルフマッシュの金メッシュだ
星凪「テレビで見るよりイケメンじゃん」
伊月の顔をまじまじ見る
若葉「君は?」
若葉が千紗都の方を向く
千紗都「鑑千紗都だ、よろしく」
若葉「あぁ!貴方が!」
千紗都「知られているのか」
若葉「俺も家新座なんですよ」
あ…
伊月「や~い有名人~」
伊月が茶々を入れる
千紗都「俺には敬語は要らない、むしろ嫌いだ
それより、お前は怖がらないのか?」
若葉「別に~僕に関係ないからどうでもいいね
それに今はただの友達だしね」
良い奴かもしれない
若葉「てか、敬語嫌いって割には伊月は千紗都に対して敬語じゃね?」
伊月「うん、嫌がらせ♡」
伊月が笑顔で答える
若葉「ははっ!なるほどね!
…ここにいたなら多分知ってると思うけど、あのバカがナンバーカチ上げて爆音でスピード出したせいで警察に追われるんだよね」
伊月「アレね」
千紗都「カチ上げ?」
知らない言葉だが何となく想像がつく
若葉「知らん?こっち来て」
若葉のバイクの場所まで移動する
黒を基調としホイールと一部分は水色のバイクだ
若葉「ナンバーを」
ナンバープレートに手をかける
若葉「こう」
ナンバープレートの接続部を支点としナンバープレートの裏が見えるように180度近く捲りあげた
伊月「おぉ」
千紗都「ちょっとまて」
千紗都が何かに気付く
その何かとは
千紗都「ナンバープレートの裏に貼ってあるステッカーはなんだ?」
若葉「神風ステッカー」
黒背景で金文字の神風、神風の間に菊の花のマークのステッカーがナンバープレートの裏に貼ってあった
千紗都「縁起悪過ぎだろ」
若葉「でも、迦楼羅天全員にあるぜ
なぁ」
若葉が蓮と星凪に視線を送る
蓮「にょ」
蓮がナンバープレートを捲り上げ裏が見えるようにした
蓮のバイクのナンバープレートの裏にも若葉と同じ神風ステッカーが貼ってあった
星凪「お~け~♪」
星凪もナンバープレートを捲り上げ裏が見えるようにした
星凪のバイクのナンバープレートの裏にも当然のように若葉と同じ神風ステッカーがあった
若葉「な?」
千紗都「『な?』じゃねぇよ」
星凪「でも、俺らはましな方だぜ」
千紗都「え?」
これよりヤバいものがあるのか?
星凪「朔真は一時期小っちゃい日章旗つけてたから」
ヤバいものがあった
蓮「あったあった」
笑い話になっている
千紗都「朔真って元特攻隊なんだよな?」
伊月「そう言ってましたね」
千紗都「本当に馬鹿なの?」
若葉、星凪、蓮「馬鹿なの」
息ピッタリだ
千紗都「今から思想の化け物みたいな奴に会いに行くの?」
若葉「そうだな」
行くのが嫌になって来た
伊月「若葉のバイクはなんてバイクなの?」
伊月が時間を潰すため世間話をする
若葉「俺の単車はMT-25ってバイク
燃費もよくて結構走りやすいんだよね」
伊月「学生だし燃費は重要だよな、蓮のは?」
蓮「俺のはエリミネーター400
ハンドルがちょっと遠いのが俺の体からしたらちょうどいい」
ザ・バイクって感じの見た目だ
色はエンジンやマフラーを含めすべての部品が黒一色
伊月「バイクって言われたらこの形思いつくな、星凪のは?」
星凪「俺のはドラッグスター400ちゃん
元カノの親父さんに安く譲ってもらった♡」
シートとハンドル周りとマークは黒色、その他上部は白色、エンジンなどの部品の部分は綺麗に銀色に塗装されている
伊月「厳ついな」
星凪「俺みたいに派手だろ?」
伊月「あぁ」
派手を求めていたらしい
星凪「てかそろそろ逃げ切ったんじゃないの」
蓮「そうだな」
ピロン!
若葉「噂をすれば…
影森駅にいるらしいぜ
アジト集合でいいか」
蓮「おう」
若葉「言っておく」
千紗都「巻けたのか」
星凪「アイツは運転が一番上手いからな」
若葉「俺ケツに人乗せたことあんまりないから、お前ら頼むわ」
星凪「じゃあ近いし千紗都乗りな」
千紗都にヘルメットを渡す
千紗都「ありがと」
千紗都が星凪のバイクに乗る
蓮「じゃあ伊月は俺のか」
伊月にヘルメットを渡す
伊月「よろしく」
伊月が蓮のバイクに乗る
若葉「じゃあ行くか」
ブルゥン!
迦楼羅天アジトに向かう




