七星朔真
迦楼羅天アジトに着く
朔真はまだいないらしい
星凪「着いたよ」
千紗都「ここが?雀荘じゃないのか?」
迦楼羅天のアジトは雀荘だった
星凪「元ね」
千紗都「潰れたのか?」
そんな場所に入ったら住居侵入罪になってしまいそうだ
今更だけど
星凪「ヤクザの管轄だったのと賭け麻雀と集団薬物乱用がバレて営業禁止」
想像以上にヤバい場所だった
千紗都「そんな場所に入っていいのか?」
屯ってるバレて指詰めないといけないとかは勘弁だ
星凪「朔真の父親の知り合いが経営してた場所だから問題ないらしいよ」
千紗都「へぇ~…」
若葉「お前ら入らねぇの?」
若葉が入り口で星凪と千紗都を呼びかける
俺ら以外は全員中に入ってたらしい
星凪「入るよ!行こ」
千紗都「おう」
中に入る
中は奇麗なわけがなかった
千紗都「不良どもが掃除なんてするわけないか」
若葉「俺らは走り屋だぞ、不良じゃないぞ」
正直一般人からしたら見分けがつかないし、こんな場所に屯ってる奴等は不良だと思うが言わないでおこう
蓮「伊月に千紗都!お前らは何飲む?」
伊月「何があるの?」
蓮「ウイスキーにウォッカ、日本酒…」
千紗都「酒しかないのか?」
蓮「ヤクザの溜まり場だからな」
千紗都「確かに」
ちょっと納得してしまった
蓮「流石に冗談だ、みりんと料理酒とかもあるぞ」
千紗都「結局酒じゃねぇか」
料理でもするのか?
蓮「あと、これが…」
そういって取り出したのは
蓮「スピリタス」
化け物の酒
スピリタスの度数は驚異の96%
アルコール消毒液より度数が高い
一般人がそのまま飲んだら普通に死ぬ
千紗都「間接的に死ねって言ってるだろ」
蓮「本当はコーラとかエナドリがあるよ」
そう言い冷蔵庫から取り出す
千紗都「最初から言えよ、エナドリで」
伊月「僕はコーラで」
蓮「にょ」
蓮が二人に注文の飲み物を渡す
若葉「俺はウイスキー」
若葉がウイスキーを注文する
蓮「お前ただでさえ運転下手なのに飲酒までしたらヤバいだろ」
千紗都「それ以前の問題だろ」
未成年飲酒だ
若葉「じゃあエナドリ」
星凪「俺レモンチ~」
蓮「ほらよ」
星凪「さんきゅ~」
バァァーーン!!
何処かで聞き覚えのあるクソうるさいバイクの排気音がする
若葉「この排気音…来たな」
バァルン!バァァーーン!
音が大きくなってくる
そして店の前で音が止まる
入口が開く
入ってきたのは
七星朔真
身長は165ちょいの茶髪男、そんなに厳つくない
想像と違った
もっとデカくてゴリラみたいな化け物だと思ってた
朔真「おまたせ~」
伊月「久しぶりだね朔真」
朔真「伊月!ちょいと表出て一対一の模擬喧嘩しようぜ!」
血気盛んだ
朔真「俺、勝つまでやるからな」
伊月「後でな
ほら、この人が言ってた千紗都先輩」
朔真「え?あんたが?ただのヒョロガリじゃね?」
そういいながら千紗都を指差す
クソ失礼な奴だな
事実だが
伊月「本当だよ
先輩は僕が一目置いてる人だよ」
朔真「お前が?」
朔真が千紗都をのぞき込む
朔真「………」
朔真が何かに気付く
朔真「…お前さ、人殺したことあるだろ」
千紗都の殺人を当てる
若葉「鑑千紗都は秩父にもしっかり噂になってるんだね」
朔真「ん?それは知らないな?」
若葉「じゃあどうやって…」
朔真「目がおかしい」
目が?
星凪「そうか?」
星凪も千紗都をのぞき込む
星凪「分からんな」
星凪が首をかしげる
朔真「俺はいろんな奴を見てきた、凶悪犯罪者も薬物依存者もそれこそ殺人者も見たことはある
ソイツ等は全員共通して目が腐ってた」
蓮「流石だな」
朔真「お前、何人殺した?一人じゃそんな汚ねぇ目は出来ない」
千紗都を詰める
千紗都「…21人は殺した」
正直に答える
朔真が少し残念そうな顔をする
そして朔真が机に置いてあったアイスピックを手に取り、先端を千紗都の眼球目前に突き出し、いつでも目をさせるようにしている
朔真「今死ぬか、自首するか選べ」
朔真が千紗都を脅す
千紗都「裁判はもう終わった、すべての正当性を認められた」
朔真「本当か?」
伊月「本当だよ」
伊月が助け舟を出す
若葉「俺からも言っとく、本当だよ」
若葉も続く
千紗都「な」
千紗都が目前のアイスピックをどかす
朔真「正当性が認められたならいいや、悪いな」
千紗都「殺人のことは言われ慣れてる、ここまでされたのは初めてだがな」
伊月「でも、僕が気にいった理由が何となく分かったでしょ?」
伊月が佐久間に問いかける
朔真「確かに面白い奴だ
なぁ千紗都、ちょっと一対一の模擬喧嘩しね?」
千紗都「なんでだよ」
朔真「正当防衛ってことは命にかかわる攻撃を受けてから殺したんだろ?」
千紗都「そうなるな」
朔真「強いなら戦いたい」
何だこの戦闘狂
千紗都「伊月とやっとけよ
一番強いぞ」
朔真「確かに!」
伊月「急に飛び火しましたね」
朔真と伊月が話してる
その間に…
千紗都(冷、そろそろ起きろ)
心の中で呼びかける
冷「着いたの?」
千紗都(大分前からな)
どんだけ寝てんだよ
千紗都(ほら朔真だ
どうせオーラが厳つい奴だ、見ればわかるだろ)
冷が霊体で出てくる
冷「ドイツよ…」
千紗都(あ?だからオーラがヤベェやつだよ)
冷「だからドイツよ…」
冷が戸惑っている
冷「全員…異常なオーラよ」




