河北社長
人間界に戻る
現在時刻約午前4時
戻った場所は…
東京
それも東京タワーの頂上
冷「…………嫌がらせかな?」
まぁいい
早く戻ろう
時間が経ち
現時刻午前7時
冷「千紗都!起きなさい!」
千紗都「…ん…何?」
冷「学校でしょ
ほら起きなさい」
そう言い布団を引っぺがす
千紗都「寒っ…」
目を擦りながらデジタル時計を見る
千紗都「今日土曜日じゃねえか!」
冷「だから?」
千紗都「今日学校無えよ」
冷「…早寝早起きしなさい」
千紗都「お前は母親か?」
そんなやり取りをしていたら目がどんどん冴えてしまった
千紗都「まぁいい予定があるから起きるよ」
冷「予定?」
千紗都「毎週土曜日は梶原さんと会わないといけないんだよ」
冷「梶原?だれ?」
千紗都「警察官」
冷「へぇ~…なんで?」
千紗都「全て無罪だとしても大量殺人犯だからな
放置とはいかないんだろ」
冷「そっかぁ」
興味なさそうに答える
千紗都「そうだアレ注文しようと思ってたんだ」
冷「アレ?」
千紗都「怪異は物理攻撃が有効なんだろ?」
冷「そうね」
千紗都「じゃあ武器使うのも普通のことだろ
問題はあるのかと決戦期限内に届くかだな」
冷「…それならどうにかなると思う」
千紗都「お前に何ができるんだよ?」
冷「やるのは私じゃないわ」
千紗都「じゃあ信用できるな」
千紗都が手を組みながら頷く
冷「ぶっ飛ばすわよ」
千紗都「出来ないでしょ?」
コイツ自分の立場を最大限に利用している!
冷「まぁいいわ、じゃあ今日東京に行くわよ」
千紗都「はいはい」
そして時間が経ち
現時刻11時
現在地警察署取調室
千紗都「どうも」
相手は梶原さん
少し小汚い20後半の男
目の下にはクマがあり髪も整ってない
警察官という割には不真面目すぎるっていうか…どうやって警察学校卒業できた?って感じの人だ
梶原「どうだ日常生活は?また巻き込まれてねぇか?」
現在進行形でめちゃめちゃ巻き込まれてる
千紗都「今のところは問題ないです」
梶原「そうか、千紗都は腹減ってるか?」
千紗都「はい」
梶原「牛丼でいいか?ってか俺が牛丼の気分」
千紗都「何でも大丈夫です」
梶原さんがスマホをいじる
梶原「大盛りにしてトッピングも注文しちゃお、この場合経費で落ちるし」
こういう性格の人だ
梶原「お前はなんかやるか?」
千紗都「卵トッピングで」
梶原「はいよ~」
梶原さんがスマホで注文を終わらす
橿原「学校は行ってる?」
千紗都「最近行ってます」
口うるさい奴のせいで
橿原「へぇ~…お前何ヤッた?いや、誰ヤッた?」
千紗都「今回はなんもヤッてない」
梶原「みんな最初はそう言うんだよ」
千紗都「俺の信頼は何処へ」
梶原「本当にヤッてないんだな」
千紗都「ヤッてないです」
梶原さんがため息をつく
梶原「ヤッてた時は毎回自白してるもんな」
千紗都「でしょ?」
梶原「でしょ?って…精神病棟に行かなかった理由が分からねぇな」
あまりにも精神が図太すぎる
千紗都「普通に日常生活を送れるような精神状態だからでは?」
梶原「よく生活できるよな…
あ、いや…すまん、忘れてくれ」
言ってはいけないことを言ってしまった
千紗都「別に気にしてないですよ
俺に危害を加える人を殺そうが興味ないですね
その証拠に普通に暮らしてるしね、何もない普通の男子高校生みたいにね」
梶原「すごいなお前」
こんな感じで毎週土曜日に取調室で面談をすることになっている
少し時間がたち飯も食い終わった
梶原「お前これからどうするんだ?」
千紗都「東京に行きます」
梶原「…そうか、やらかすなよ」
千紗都「巻き込まれないなら良いんだけどね」
梶原「願っとくよ」
千紗都「どうしたんですか?柄にもないことを」
梶原「お前がやらかすと俺に仕事が来るんだよ!」
千紗都「いつもお疲れ様です」
梶原「誰のせいだ」
梶原さんとの警察署を後にする
千紗都「冷、東京のどこに行けばいい?」
冷「千代田区って言ってたね」
千紗都「千代田区のどこだよ」
冷「行けば分かるわ」
千紗都「千代田区の広さナメんなよ」
冷「大丈夫」
言われるがまま東京駅に移動する
千紗都「とりあえず東京駅でいいか?」
冷「それは良いんだけど…何ここ迷路」
冷が霊体で駅地図の前に居る
千紗都「そういうものだ」
外に出る
千紗都「で?」
冷「株式会社河北ってとこに行って」
千紗都「は?」
一代で上場企業まで上り詰めた超化け物企業だ
千紗都「俺が行っても突っぱねられるわ」
冷「その社長が知り合いだからね」
千紗都「………誰の…?」
冷「私の」
千紗都「何でぇ?」
冷「その社長も縁妖會最高幹部だからね」
千紗都「最初から言いやがれ」
株式会社河北の前まで行く
千紗都「ここだな…どうすればいい?」
冷「ちょっと待ってて今から会ってくる」
千紗都から離れ
飛んだ
いや、跳んだ
跳躍で最上階付近までいった
千紗都「わーお」
数分後
雁夜「あ~君が千紗都くんですね
社長室にご案内しますね」
河北社長室だ
見た目は20代後半か?
身長が170cmぐらいかな
典型的なキャリアウーマンだ
千紗都「あはい」
社長室に行く
冷「遅いね」
雁夜「お前こいつの守護霊代理だろ
しっかりと憑いとけよ」
口調が変わっている
冷「はいはい
それよりその姿慣れないんだけど」
雁夜「分かったよ」
気がついたら目の前に河北社長は居なかった
その代わりに…
子供がいた
雁夜「これで満足か?」
冷「うん見慣れた姿」
千紗都「もしかしてアンタの能力か?」
差し詰め変装っていったところか
雁夜「ああこれが私の異能力だ」
千紗都「へぇ…」
雁夜「それでいきなり何しに来た?」




