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スタンピードのあとしまつ


魔物の大群を『地引き網』なるスキルで網のなかに捕獲した私たち。


魔物は網の中でもがいていたが、外に逃げ出すことは出来ないでいたようだった。


すると。


「えええええーっ!?」


と声が聞こえた。

下の方で何やら騒がしい。

誰かが叫んでいるようだ。


私は周りにたくさん浮かんでいる魔物がたくさん詰まった網をひとまとめにして、下に降りていった。


騎士の二人と、バズーカおばあちゃん。三人とも目ん玉をまん丸にして、口をあんぐり開けている。



「三人とも、どうしたの?」


「どうしたもこうしたも...」


「スタンピードから王国を守ろうと思ってだな」


「急いで駆けつけたのに、もう片付いている...」


相変わらず口をあんぐり開けたまま、騎士の二人は話していた。



「おばあちゃんも?」


「あ、ああ...」


「そういえば魔物の調査しに行ってたもんな」


バズーカおばあちゃんは両手にバズーカを抱えたまま、あんぐりと口を開けていた。


結構、バズーカ大きいのに、これ抱えて走ってくるなんて元気だなあ。



「これ、どうしたんだ」


金髪騎士は網の中に入っている魔物を指さしていった。


「捕まえたの!」


私はえっへん!と胸を張った。


「「「捕まえた!?!?」」」


「えへへ、すごいでしょ」


私は頬をぽりぽりとかいて照れた。

いやあ、私がすごすぎるせいで三人をびっくりさせてしまったなあ。



「し、信じられん」


「私たち、死ぬ覚悟でここまで走ってきたのに...」


女性騎士はがっくりと肩を落とした。


「まあこれで王国の危機は逃れたんだ、良しとしようじゃないか」


それを金髪騎士がなぐさめている。



「それにしても....」


私は宙に浮かぶ網をじーっと見つめた。

これ、どうしよう?


こんなに大量のモンスター、どうやって倒そう?

それに、ドロップ品も大変なことになりそうである。


何か効率的な方法は.....


うーん.....と頭を悩ませていると、リコのベビーカーがシャッと開いた。


「り、リコ!?」


「んだあああああああああ!」


光を手に集めだすリコ。


「こっ、これは...」


「ま、また何か作るのか!?」


私達は固唾を飲んでそれを見守った。


光が消え、目の前にあったのは、何やら巨大な機械だった。


「『魔眼』!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【モンスター処理器】


機械にモンスターを入れると、内部にあるカッターが回転する事でモンスターを処理し、ドロップ品を排出する。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「おおおおおおおお」


「なんだ、すごいのか?」


「とりあえずやってみよう!」


私は網の一つを機械の中に入るように少しずつ下ろしていった。

すると、【モンスター処理器】はごごご、と音をたてながら動きだした。



【レベルアップしました!】

【レベルアップしました!】

【レベルアップしました!】



通知が鳴り響く。どうやらうまくモンスターを倒せているみたいだ。

でもなんか、こんなに無機質に処理されるなんて、モンスターがちょっとかわいそうだ。


そして、【モンスター処理器】の下部に取り付けられている排出口から、ドロップ品が滑り落ちてきた。



「おおお!すごいな!」



ぽんっと出てきたのは、剣?

ドロップ品の排出は徐々に多くなり、次第に勢いよくどどど、とアイテムが出てくるようになった。



「お、お父さん、リュック出して!?」


「お、おう!」



父はリュックを開いて、【モンスター処理器】の排出口を覆うように取り付けた。


「おおお」



どんどんアイテムがリュックの中に入っていく。

これならいちいちアイテムをリュックに入れなくてもいいから楽ちんだ。



外に排出されてしまったアイテムは、ゴーちゃんがせっせと『転移布』の上に乗せて、リュック内部に転移させてくれていた。



「し、信じられん、夢を見ているようだ」


三人は相変わらず呆然としたまま、立ち尽くしていた。



私はたくさんある網をどんどん【モンスター処理器】に入れて、そして、全ての魔物を倒すことに成功したのだった。


もしよかったら、

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