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私の作戦


『浮遊』スキルを使って、私たちは魔物の大群に向かっていった。


どどどどど、と大きな音が段々と近づいて来る。



砂塵を撒き散らしながら、魔物の大群はものすごい勢いで移動しているのが見えた。


私たちは騎士の二人と、バズーカおばあちゃんをとっくに追い越して、3人から遥か遠くの場所まで来ていた。



「どうするんだ、カエデ?」


「どうしようかなあ」


私は呑気にそう言った。


「ま、まだ何も浮かんでないの...」


心配そうに母は私の顔を見つめている。


「なんかいい案、あるか?」


「うーん」


私たちは頭を唸らせた。なんせ、100体200体どころか、万はいきそうな程の大群なのだ。



大量に倒す.....大量に.....

大量、たいりょう.......大漁??


そうか!


私はぽんっと手を叩いた。


「大漁だ!!!」


「たいりょう?」


「どうしたの、カエデ、何か浮かんだの?」


「うん、浮かんだ!行くよ!!!」


魔物の大群にぐーっと近づいていく。

私は狙いを定めて、魔法を唱えた。


「『地引き網』!!!!」



私は魔法で巨大な網を作り出し、魔物に向けて放った。


魚の漁の一種である『地引き網」から発想を得て、作った魔法である。


昔テレビで見たことがあったのだ。



「おおお!すごいな!!!」



正確な地引き網の手法はよくわからなかったけど、要は網で大量の敵をすくいとればいい。たぶん。


私が作り出した巨大な網の中に、魔物の大群がどんどん入っていく。



網は半透明になっているので、敵には見えないようになっていた。



私は網をぐーーっと移動させていく。

網の大きさは自在に変えられるので、網で敵をすくう、と言うよりは大きなシャボン玉で敵をぐるーっと囲んでいる様に見えた。



「ど、どこまで続くんだ、これ!?」


「まだまだ先が見えないわ〜」


「一回引き上げよう!」



私は網を上に掬い上げた。

大量のモンスターたちが網の中に捕まっている。


こ、これ、どうしよう...

まあ、そんなことは後で考えればいいよね!



私は別の網を作り出し、この作業を何回か繰り返してモンスターを網の中に何度も閉じ込めていった。


「大漁だ.....!!!」


何匹か取り逃がしてしまったけど、殆どのモンスターを捕まえることに成功した。


私たちの周りには10数個もの網がぶら下がっている。



「やったー!!!」


「成功だ!!!」



網の中でモンスターたちは、手を出したり武器を出したりして暴れていた。しかし、網の強度はとても強いのでびくともしない。


「これ、どうしよう?」


ぐぎゃーっと声が聞こえる。モンスターは身動きが取れなくて怒っているみたいだ。


「どうしようかねえ」


「どうしましょう....」


「んだあ...」



うーん。と私が頭を唸らせていると、下の方で何やら声が聞こえた。


「な、なんだこれ!?」


「スタンピードは、どこにいっちゃったの!?」


そこにいたのは、騎士の二人とバズーカおばあちゃんだった。


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