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美味しいお肉


「この神聖なダンジョンで火を起こすなんて人の為すこととは思えないな」


金髪騎士は真面目な顔をして話し始めた。



「そもそも警戒心がなさすぎる。そんな肉厚でジューシーなお肉をじゅうじゅう焼いていたらそこら中に匂いが充満するじゃないか」


じゅうじゅう。

脂が乗って美味しいお肉を口いっぱいに頬張りながら、私は話を聞いていた。


「食べたいの?」


「いらん!そんなもん、騎士団専属料理人の飯の方が旨いに決まって...」



ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる.......


金髪騎士のお腹の音が大きく鳴り響いた。


「食べたいんだ....」


「食べたいんだな....」


「お肉はいっぱいありますよー(にこにこ」


「き、騎士団長......」


金髪騎士は顔を真っ赤に染めていた。



「もう、素直にいい匂いに誘われてここまでたどり着いた、って言えばいいのでは?」


女性騎士は冷静に金髪騎士に対して言った。


「え、そうなの?」


「はやく言ってよ!」


それを聞いた母はてきぱきとお皿を取り分けて行く。



「いっぱい食べてくださいね〜(にこにこ」


そして網の上に、追加でお肉や野菜を置いていった。

みるみるうちに美味しそうに焼けていく。


「う、うぐぐ.....」


金髪騎士は悔しそうに嘆いていた。


「食べないんですか?美味しいですよ」


「って、お前、なんで食ってんだよ!」


女性騎士は躊躇なくお肉をばくばく食べていた。」


「え?だって、美味しいし」


「美味しいよねー」


「美味しいなあ!」


「まあ、ありがとう〜(にこにこ」


ぷるぷると震え始める金髪騎士。

悔しそうな表情を浮かべている。



「ああああ!!!もう、食べる!食べてやる!

 お前達がどーーしても食べてほしいって言うから?

 ほんのちょーっとだけ食べてやる。

 それだけの話だからな!!!!」



そう言って金髪騎士はがつがつとお肉を口に頬張っていった。


「んっ、うぐっ、悪くないなっ、ごくっ......」


「おお.....」


「美味しそうに食べてくれて嬉しいわ〜」


そうして、私たちはダンジョンの中でバーベキューを楽しんだのだった。

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