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フルーチカ王国


「わあ...!」



そこはありとあらゆるものがカラフルな場所だった。


門から入ると、道路の右側はりんご区、左側はぶどう区になっているようで、

左右の屋根や壁、看板などは全て果物の柄になっていた。



門からまっすぐと続く石畳は赤や紫、緑など、カラフルな色が散りばめられている。



「すごい、果物だらけだ」



そして、その道を真っ直ぐ進んだ先に、


雲を貫くほど巨大な、一本の大木があった。



その大きな木に実っているのは.....いちご?



「いちごってあんなでかい木に実るもんだっけか」


「まあまあ、いいじゃないの〜」


「きっとそういう種類のいちごなんだよ」



どうやら中央区にあたるのが「ストロベリー区」らしい。



りんご区、ぶどう区、みかん区、なし区、


そしてストロベリー区。


なんともメルヘンである。



王国の中央にそびえ立つ巨大ないちごの木の下に、


この国の王族は住んでいるらしい。


そんなところに住んでいたら、いつでもいちごを食べられるんだろうなあ、と私は思った。


じゅるり。思わず涎が垂れる。



ひとまず宿をとってから、王国を探索することにした私たち。



宿は一泊3銀貨で朝食付き。


チェックインを済ませ部屋に入ると、そこには果物だらけの部屋が広がっていた。



ベッドシーツ、枕、カーテン、タオル、テーブル、イスに至るまで。


りんご、ぶどう、みかん、なし、いちごの柄が所狭しと並んでいる。



「め、目がちかちかする」


「可愛いわね〜」


「んだっ!んだー!」



リコは嬉しそうだ。可愛いのがお好みらしい。


「俺はもう少しシンプルな部屋の方がいいなあ」


「まあ、いいじゃないの〜」


少し目が疲れやすそうな点を除けば、

清潔感があって、いい部屋だと思った。


ベッドもふかふかだし。



「これからどうしようかー?」


「とりあえず市場で食料を買って、あとはギルドだな」


「この国のことを調査しないとね〜(にこにこ」



調査というよりは、ただの観光である。



部屋を出た私たちはひとまず王国を見てまわることにした。


市場まで歩いていくと、そこにはありとあらゆる果物がならんでいた。



いちご、ぶどうなどのメジャーなメンツから、


ドラゴンフルーツ、びわ、ザクロ等のちょっとマイナーなものまで。



屋台の屋根もカラフルで、自然と気分が明るくなる気がした。


「すごいねー!」


「あれもこれも、全部買い込まないと...!」


母はせっせといろんな果物を買い込んでは父のリュックに入れている。



調理器具のコーナーには、

自動で果物の皮を剥いてくれる包丁や、糖度を一瞬で測る装置、


ワンタッチで果物を絞ってジュースを作れる器具等が置かれていた。



本屋には果物図鑑やレシピ本。


さらには栽培方法の本まで。


私は何冊か買って、父のリュックに入れた。


きっと買っただけで終わってしまうような気がする。




そしてアクセサリー店。


いちごやりんごモチーフのネックレスや指輪が売られている。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【いちごのネックレス】


効果: 糖度の高いいちごを指し示す



【りんごの指輪】


効果: りんごの皮むきがちょっと上手になる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ど、どこまでも果物ファーストだな...」



そんなことを思いながら歩いていると、冒険者ギルドにたどり着いた。


王国の冒険者ギルドではクエスト受注ができるらしい。


私たちは扉を開けて、中に入った。

私たちは中に入ってみることにした。

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