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『宝箱を探して』②


私たちの周りに現れたのは、大量のゴブリンだった。

数にして15体ほど。


ゴブリンなら一度戦ったことがある。それだけで少し安心した。


ただ、この前の戦闘と違うのは、ここが閉鎖的な空間だということ、場所が狭いと言う事だった。



私が前回の戦闘で使用し、環境を破壊しまくった「ファイヤーボール」は使えない。

再びダンジョンを壊すどころか、家族に危害を与える可能性さえあったからだ。



両親は落ち着きながら的確に一体ずつゴブリンを倒していく。一撃当てただけで倒れるゴブリンたち。


特訓の成果もあって、動きが機敏になり、効率が上がっていた。



「『ループ』!」



私は光の輪を3つほど出し、ゴブリンを2体ずつまとめて縛りつけた。


丸太で練習した時はもう少しうまく光の輪を扱えたのだが、動く標的相手にスキルを使うのはまだ難しい。



光の輪で身動きが取れなくなったゴブリンたちは地面に倒れ、苦しそうにじたばたもがいていた。


それを父は剣で、母は弓でサクサクと倒していく。



私は周囲のモンスターの身動きを奪い、父と母が仕留める。その連携プレーのお陰で効率よくモンスターを倒していった。



そして、2度目の戦闘はあっという間に勝利という結末を迎えた。

坂上家は無事に勝利を収めたのだ...!



「やったー!」


「今回は完全勝利、だな!」


「みんなお疲れさまでした〜(にこにこ)」



なんとかひと段落、ほっと一息つく私たち。



「それにしても、こんな罠だらけの床で闘うだなんて、考えた奴は鬼畜だなあ」



この部屋の床には至る所に、踏むとトラップが作動する罠が仕掛けられていた。



罠が作動する床を避けながらゴブリンと戦うのは至難の業である。



「カエデの魔法のおかげで楽に倒せたわ〜」



そう、スキル『ちょっと浮く』のおかげでちょっと浮いていた私たちは、どんなに激しく動き回っても罠を作動することはなかったのである。


このスキルがなかったらきっと、トラップに引っかかりまくって大変なことになっていただろう。



とりあえず戦闘を終えた私たち。

ドロップアイテムを収納し、お互い傷を負ってないか確認した後、先にある小部屋に向かった。



そこには一つの宝箱があり、その先にまた道が続いていた。

大きさは横幅30センチほど、まあまあの大きさである。



「宝箱...?」



しかし、私の魔眼で見ると、『ミミック』と表示されている。



「違うよ、これ、モンスターだ。ミミックだよ」


「ミミック?」


首をかしげる母。



「宝箱に擬態するモンスターだよ」


私は母に説明した。


「擬態?どうして?」


「中にお宝が入ってると思って浮かれてる冒険者の隙を突いて襲うんだよ」


「へえ〜いろんなのがいるのねー」



「どうする?倒してく?」


「そうだなあ、何か固有のドロップアイテムが落ちるかもしれないからなあ」


さすがゲーム脳の父。勘が冴えている。



「そうだね〜倒そっか〜」



と私が言うと、父は剣を取り出し、ミミックに近づいた。



「えい。」



上からザクッとミミックを刺した。

そのまま固まる父。



すると程なくして、ミミックは跡形もなく消えていった。

この一撃でミミックを倒すことができたようである。



「あ、あっけないね...」


「なんだかミミックがかわいそうだわ...」



父はなんてことない様子で、ミミックのドロップアイテムを収納していった。


実にあっさりしている。



ま、まあひとまずモンスターも倒したことだし!


先に進むぞー!

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