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『宝箱を探して』①


「こ、これがダンジョンか。」


私たちはダンジョンの前に来ていた。

どでかい文字でダンジョン名である『宝箱を探して』と書かれている。


アメコミみたいな、ポップな文字からは死の危険をあまり感じない。

むしろサーカスみたいだ、と私は思った。



そんなに遠い距離ではなさそうだったので、『浮遊』スキルを使って飛んできたのだ。



マップにはちゃんと『宝箱を探して』とダンジョンの記載がされていた。

『ゴブリンの巣』はマップに表示されていなかったのに。不思議である。



私はマップを表示し、『ちょっと浮く』を使用した。

リコが作ったアミュレットの効果『MP自動回復』によって、

『浮遊』で消費したMPはもう殆ど回復している。



「いいか、入る前に伝えたいことがある」



父はたまにキリッとした顔をする。

私と母も真剣な顔で向き合った。



「決して無理はしないこと。もし危険を感じたら、必ず引き返そう。」


「うん、わかった!」


「少しでも何かあったら、すぐに言うんだぞ!」


「わかったわ〜パパ」


「んだあっ!」



私たちは決意を固め、ダンジョンの中に一歩踏み入れることにしたのだった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ダンジョンの中に一歩踏み込んだ私たち。

サーチでトラップの位置を確認し、魔眼で確認しつつ歩いていこう。


少し歩くと、道が二つに分かれている事に気付いた。



私はすかさずマップを確認し、トラップと宝箱を『サーチ』した。

ダンジョン内は「マップ」を表示しても、地図が全て表示されるわけではないようだ。

未解放のエリアがあることが見て取れた。


右の道は進んでいくと小部屋にたどり着くようだった。

床一面にトラップが仕掛けられている。

その先には、赤い点。これはなんだろう?でも、宝箱ではなさそうだ。



「右にいっても、何もないみたい。」


画面を見つめながら策を練るのは、頭が良くなったみたいでなんだかかっこいい。




「左の道は、トラップはあるけど、道は続いてるよ」


「じゃあ、左にいきましょうか〜」


私の綿密で正確な分析により(キリッ)左の道に進む事にした私たち。




「なんだか薄暗くてこわいわ〜」


「ママ、俺がついてるから大丈夫だぞ!」




リコはお手製のベビーカーの中で眠っているのだろうか。

声どころか物音も聞こえなかった。

母がゆっくりベビーカーを押している。


ダンジョンで、ベビーカー。

よく考えたらおかしいことこの上ないのだが、まあ仕方がない。



すると、床一面にトラップが仕掛けられている部屋にたどり着いた。

ところどころなんの仕掛けもない床が点在している。

部屋の奥には別の小部屋、そしてその先には道が続いていた。



壁にはトラップがないようだ。

私たちは『ちょっと浮く』の効果で床のトラップに引っかかる心配はなかったが、

それでも慎重に部屋の中に入っていった。



中程まで進んだところで、私たちを取り囲むように何かが光りだした。



「んなっ!?」



モンスターが光と共に現れた。

完全に囲まれている。


「カエデ!ママ!無理はするなよ!」


リコの周りに結界が張られ、私たちは戦闘態勢に入った。


「いくぞー!!!」

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