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家族で特訓①


「それでは!坂上家の特訓をはじめます!」


それっぽく敬礼する父。


私たちは村の門を出て少し歩いた所に来ていた。

その辺ならあまり強いモンスターは出ないよ、と宿のお姉さんから教えてもらったのだ。


「「はいっ!」」


それに応えて敬礼し返す母と私。



「んだあっ!」


リコも真似してポーズを取る。


敬礼できるなんてリコは賢いね〜とよしよしする私。

リコは満足そうにきゃっきゃしている。



本日の目標は

①モンスターとの戦いの対策

②トラップ対策

③転落対策


以上3つである!



「まずはモンスター対策訓練だ!」


父はそう言うと、物質創造で丸太のようなものを大量に作り出した。これを標的にしろと言うことらしい。



父ははがねの剣を取り出し、目にも止まらぬ速さで次々と丸太に切りかかっていく。

剣を振った途端、丸太は真っ二つに割れていった。



「は....早い!?」



リコが作ってくれた魔導具の効果『スピードアップLv.99』のお陰で、動き回るスピードが速くなっているらしい。



「か、体が早く動きすぎて目がまわりそうだー!!」



そう言いながら動くのをやめない父。特訓モードに入っているようである。



一方母は、弓を構え、次々と丸太に矢を当てていく。

照準レーザーのおかげで、構えてから発射までの時間が以前よりも短くなっていた。



矢は丸太を貫通して、後ろの地面に刺さり、その直後丸太は真っ二つに割れて倒れた。すごい威力である。



「打ちやすくていいわね〜どんどんいくわよー!」


「だあー!」


母の背中のリコが応援する。



一方、魔法制御の指輪を神さまから貰い、「これ以上破壊するなよ」と釘を刺されている私。



緊張の面持ちである。



心の中でイメージを膨らませて、腕を構える。

私から大体2、30メートルの所に丸太があった。



「ファイヤーボール!」



すると、大きさ30cm程の火球が丸太に 向かって飛んでいった。


火球は丸太を破壊したあと1mほど飛距離を伸ばし、消失していった。



「よし!成功だー!」



私はほっと一安心した。

これでこれ以上この世界を壊さずに済む。



後は練習を重ねて使いこなせるようにしよう!



こうして私が何発か魔法を放っていると、なにやら遠くの方で母の背中にいるリコが騒ぎ出したのが聞こえた。



「だあああああ.....!!!」



んんっ、なんかしようとしてる!?



「だあっ!だあっ!だあーーーーっ!!!」



するとリコの小さな手のひらから10メートル程の大きさの火球が何個も飛び出し、地面へと直進していった。



ずどーーーーん。


という凄まじい衝撃音と共に砂塵が舞い上がる。

ものの見事にとんでもない大きさの穴が何個も地面にあいているのが見えた。



「「「リコーーーーーー!?!!!?」」」



そっそうだ、この子ファイヤーボール使えるようになったの忘れてたー!!!


きっと私が使ったのを見てマネしたんだ....


リコは母の背中で楽しそうにきゃっきゃっと笑っている。



まっ、また神さまに怒られてしまう.....


私はひとり頭を抱えたのだった。

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