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神さまからのお手紙


宿の食堂でご飯を食べながらお姉さんに聞き込み調査をしている私たち。


「ダンジョンでの死因って、何が一番多いの?」


「一番はモンスターだ。次にトラップ。あとは、高いところからの転落、かな」


高いところから落ちがちな私である。

ごくり、と生唾を飲み込んだ。



「まあ入り口に近い安全なところで素材集めだけする奴らも多いから、冒険者だから危険が多いとは一概には言えないけどな」


「そういう人もいるのかあ」


ふむふむと熱心に話を聞く私たち。



モンスター対策、トラップ対策、転落対策!

以上3つを明日の特訓の目標にしよう。

お姉さんのおかげで色々方向性が定まってきたぞ。



すると、外から帰ってきたお客さんが食堂のテーブルにつくのが見えた。

どうやら話し込むのはこの辺でおしまいのようだ。



「お姉さんありがとう!」


おう、と言ってお姉さんはお客さんの対応へと移っていった。


「いっぱい食べたし、そろそろ寝るかあー」


「食べたら眠くなってきたわ〜」


こうして私たちは自分たちの部屋に戻ることにしたのだった。

ごちそうさまでした!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



部屋に着き、『浄化』スキルをみんなにかけた途端、両親はすやすやと眠りだした。


「は、早い.....」


私もベッドに横たわった。

すぐそばには魔力で発光するデスクライトのようなものがあり、優しく部屋を照らしていた。



私はダンジョン攻略証明書と一緒に入っていた封筒を取り出した。

おそらく、真っ白い部屋にいった時に神さまがくれたものだろう。


高級感のある紙で出来た封筒で、金箔でリーフの模様がワンポイントで描かれていた。

私は封筒を開けて、中身を取り出した。


中には、一枚の手紙と指輪が入っていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


カエデ


この世界では珍しいものではないけれど

きっと君の役に立つはずだよ


         シャル・コルトレーン


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「シャル・コルトレーン......」


私はひとりでそう呟いた。


神さま、シャルって名前なんだ。

手紙をまじまじと見つめた後、入っていた指輪に目をやる。


金で出来た華奢な指輪で、細い線が幾重にも連なった模様が描かれており、中心に赤い宝石が埋め込まれていた。


私は右手の中指に指輪をはめ、手のひらを灯りにかざした。


「きれい...」


それはデスクライトのほのかな灯りの中、美しく光り輝いた。

私は嬉しいな、と素直に思った。


指輪を観察した後、魔眼で指輪の能力を確認しようとスキルを発動した。


「魔眼!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【魔法制御の指輪】


効果: 魔法制御 Lv.99


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


わお.......。


つまりこれ以上世界を破壊するなと、伝えたいのですね神さま......。


明日は家族みんなで特訓だ。

この指輪を使って練習するぞー!

もしよかったら、

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