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生活魔法を試してみよう



「「「おおおおお...!!!!」」」



宿に入ると、ふかふかのベッドがそこにはあった。

小綺麗で、清潔感があるベッドが二つ、少し離れた位置に置かれている。


一つ一つが大きめのベッドなので、4人が充分に寝られる広さだった。

お風呂はないようだが、ここは異世界。贅沢なことは言っていられない。


思ったよりも綺麗な部屋で、私はほっと一安心した。



「も、もうだめだ、早く寝たい...」



私はのろのろとベッドの上に上がった。

もう目が半開きである。少しでも早く横になりたかった。


父もリュックを置き、私に続いて横たわる。



「ち、ちょっと、そんな汚れた格好でこんな綺麗なベッドに...!」



嘆く母。そういえば母は綺麗好きだった。


しかし私は言うことを聞かない女なのだ。

ごろごろ。ごろんちょ...



父はもういびきをかいて寝ている。寝るのが早い。

私はごろごろしながら母に話しかけた。




「そういえばさあ、生活魔法とか使えないのかな?」


「生活魔法?」


「お風呂に入れなくても、一瞬で体と洋服を綺麗にしたり、掃除してくれる魔法。」


私は昔どこかで見た魔法の知識を母に話した。


「そんな便利なものがあるのね...!」


母の目が輝き出した。さすが綺麗好きである。




「ちょっとやってみるか!」


私はベッドから飛び上がり、魔法を唱えた。


「浄化!」


すると、私の体の周りをくるくるっと光が流れて、やがて収まった。



「お、おお...!!」


私は思わず声をあげる。


「どう、カエデ?」


それを伺うように、母は私に尋ねた。



汗ばんだ体と髪の毛がさっぱりしているのを感じる。


地下を転げ落ちた時に泥だらけになったパジャマは新品同様になったどころか、せっけんのいい匂いがした。



「すごく気持ちいい...!!!」


それを聞いて、母の顔がぱあっと明るくなった。



「ねえ、おっお母さんにも!お母さんにもやってカエデ!」



興奮する母。

私は母にせがまれて、母に魔法をかけた。母の背中にいるリコも一緒に。

すると....



「まあ...!」


母の体がきれいになっていく。


「お気に入りのパジャマがこんなに綺麗に!!お肌もぷるぷるだわ...!」


さらに興奮する母。


「髪の毛もこんなにサラサラで...すごくいい匂いがする...!」



興奮が冷めやらぬ母。お気に召した様でなによりである。



私は、父にも魔法をかけた後、ベッドに横たわった。


やっと休めそうだ.....。


母もベッドに横になった。



今日は1日、いろんなことがあったな...

転移してゴブリンと戦って神様に出会って...



よく頑張った私。えらいぞ私。



そんなことを考えていたら、私はいつの間にか眠っていたのだった。



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