宿に泊まろう!
宿屋に入ると、受付に若い女性が座っていた。
足を組み、めんどくさそうな顔をしている。
女性は読んでいた本から目線を外し、私達の方を見た。
「四人?じゃあ一泊2銀貨。」
ぶっきらぼうに言い放つ女性に、ぽかーんとする私たち。
日本という平和な国では、こんなに態度の悪い接客を受ける機会もあまりない。
「先払い。」
早くして、と言わんばかりに手のひらをこちらに向けてきた。
「お父さん、早くだして」
「お、おう...」
父は神様から貰った皮袋から銀貨2枚を出し、女性に渡す。
すると、女性は無言でルームキーの様な物を差し出してきた。
「二階」
受付の女性はそう言ってすぐに目線を本に戻した。
私は心配になった。部屋が蜘蛛の巣だらけだったら...?
ベッドがほこりまみれだったら...?
二階への階段を上がりながらぐるぐる考える。
「だ、だいじょうぶかなあこの宿。」
そう考え出すと、階段の手すりも年季が入っているように見える。
「まあ大丈夫だろ」
楽観的な父。
「201、ここだな」
ごくり、と私はひとり唾をのみこむ。
いやっしかしまだ宿ガチャは終わってはいない!
きっときっと大丈夫...!
ふかふかのベッドはきっとあるはず...!
っていうか、あってくれー!!!
もしよかったら、
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