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「カーテン開けると異世界トリップで大儲け」  作者: 碧凛睡
第2章 新しい異世界カーテンの向こうで大商売!
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第4話 星実が示した二つの座標

「星実を……二つ?」

蓮は手のひらに乗せた二つの星実を見つめた。

「これを合わせるんですか?」

リナが尋ねる。

「ああ。スマホにそう表示されてる」

蓮は二つの星実をそっと近づけた。

すると――。

パァァァ……。

二つの星実が青白く輝き始めた。

「うわっ!」

光が広がる。

そして、二つの星実がゆっくりと重なった。

――カチッ。

まるで鍵が合わさったような音。

スマホの画面が切り替わる。

【星実融合を確認】

【異世界座標を生成】

蓮は息を呑んだ。

「座標……?」

画面には二つの光点が表示されていた。

【座標A】

【座標B】

「二つある……」

ガルドが覗き込む。

「一つの世界へ行くためなのか?」

「わからない」

蓮が画面を確認する。

さらに文字が浮かんだ。

【注意】

【座標のみでは接続できません】

【各座標に対応する必須アイテムが存在します】

【現在:未取得】

蓮は目を丸くした。

「やっぱり、まだ何か必要なんだ」

クロウが笑う。

「簡単には行かせてくれないらしいな」

「でも、場所はわかった」

リナが地図を見る。

すると、魔法の地図にも二つの場所が表示された。

一つ目。

月影の森。

二つ目。

大地の湖。

「この二つが座標なんですね」

ミリアが尋ねる。

蓮は頷いた。

「たぶん」

「では、そこへ行けば?」

スマホに新しい表示。

【座標A:月影の森】

【必須アイテム:未確認】

【座標B:大地の湖】

【必須アイテム:未確認】

「アイテムの名前すら、まだわからないのか」

ガルドが苦笑する。

「つまり、現地に行って探すしかない」

「それなら商人の出番だな」

蓮は笑った。

「未知の商品を探す」

セレナが拳を握る。

「冒険ですね!」

「商売だよ」

「冒険する商売ですね!」

「……まあ、それでいいか」

そのとき。

モモが二つの星実の周りを飛び回った。

「二つの場所……」

「モモ、何かわかる?」

「うん」

「何?」

モモは月影の森を指した。

「こっちは夜の場所」

そして大地の湖を指す。

「こっちは地面の下」

「そのままだな」

「でも、そこに必要なものがある」

蓮は頷いた。

「じゃあ、まず月影の森」

「その次に大地の湖」

クロウが腕を組む。

「そして二つのアイテムが揃ったとき――」

蓮がスマホを見る。

そこには最後の表示が出ていた。

【必須アイテムを2つ取得してください】

【取得後、異世界接続が可能になります】

蓮は星実を見つめた。

「……新しい異世界」

まだ誰も行ったことのない場所。

どんな世界なのか。

どんな人がいるのか。

どんな商品があるのか。

蓮は思わず笑った。

「楽しみだな」

ガルドが笑う。

「お前、本当に商売が好きになったな」

「だって――」

蓮は荷物を背負う。

「知らない世界には、知らない商品があるだろ?」

「なるほどな」

クロウも歩き出す。

「なら、俺も付き合おう」

「クロウも?」

「ああ」

黒い商人は笑った。

「その新しい世界が、どんな市場なのか――」

「俺も見てみたい」

モモが蓮の肩に止まる。

「プリンのある世界?」

「まだわからない」

「じゃあ探す」

「結局それか……」

一行は笑いながら歩き始めた。

まず目指すのは――。

二つの座標の一つ。

月影の森。

そして、その先には――。

まだ名前すら分からない、

二つの必須アイテムが待っている。

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