76話 ガイア帝国 その6
こんばんは!働こ。投稿します。よろしくです。
真夜中、レジスタンスの全戦力が、教会を抜け出して帝城に向かって歩いて進んでいる。途中、何組か合流して100名程度の完全武装集団である。こちらに気付いた帝国軍人もいたが、襲いかかってくることはなかった。
襲いかかれば、確実な死が待っているのだから。門にたどり着き、ミスリルナイフで壊してから中に入った。後で直せばいいだろう。中に入り、それからクラリスの案内で帝城を進む事にした。
城内で襲いかかってくる軍人がいたが、俺やシエルの敵ではなかった。死体が増えるだけである。皇帝の休んでいる部屋まできた。女の喘ぎ声が聞こえる。扉を開けるとブタが1匹と美しい裸の女性3人が楽しいことをしている最中だった。
「何者だ。貴様ら、わしが誰だかわかっているのか?この国の皇帝だぞ。」と言っていたが、裸のブタなので説得力に欠ける。いや、ブタは服を着ないのでいいのか。
「お兄様。あなたは、ここで終わりです。これで自害を。」と言いナイフを投げた。
ナイフを受け取り自害をするかと思ったが、案の定そんなことなくクラリスに襲いかかってきた。あまりの間抜けな姿なのでリンが一閃して呆気なく死んだ。
これで終わりだ。帝国軍人もこれ以上逆らう者はいない。今をもってクラリスがこの帝国の女王である。翌日、全帝国民に対して皇帝は病死して、新しい女王にクラリスが就任したことを報告した。
「これで俺達の仕事は終わりだ。シエル帰るぞ!」と声をかけた。クラリスとリンにも挨拶したとき、「帝国はこれから変わるから見ていてほしい」と言われた。ロマネ王国と国交が正常化すればいいな。とても忙しいらしく、一言交わすのが精一杯だった。帝城を後にした後、フローラの墓に向かった。
「この墓、持って帰るか?俺の先祖であり、おばあちゃんなわけだから、怒らないだろう。ノアの墓の横に持っていきたい。」と言うと、シエルが「えっ」という顔をしていたが、「好きにすれば。」というので持って帰る事にした。土葬なので潰さないように気をつけて、アイテムボックスにしまった。石碑も頂いておいた。あとは適当に平らにしておいた。
「さぁ、帰るぞ!」と声をかけてシエルと歩いた。徒歩で10日程かけて、レームに到着した。門番はいたが、簡単に入れた。1番いい宿で休んでから、町の人達の皇帝が代わって第3王女クラリスが皇帝に就任したことを噂しておいた。
これから国が変わる可能性を伝えた。シエルをしっかりと抱いてから、翌日昼頃にマベに向かって進んだ。
マベでは、相変わらず石材を積み込みしていたが、軍人の姿はなかった。なんか見ていてイライラしてきた。「強制労働は終わりだ!あんた達は自由だ。新しく就任した皇帝クラリスが国を変える。今すぐに自分の住んでいた所に帰れ。」と言い30人に1人金貨3枚ずつ配り、食料を大量に持たせて解散させた。
「じゃあな!」と大きな声で叫んだ。ホントに嫌いだ。無理矢理に働かせるな!てめーがやれ。やりたい奴が1人でやれ。アデュー。
しばらく歩いてから、壁にたどり着き、以前、穴を開けたところから外に出た。それからひたすら西に向かい、歩くこと数日、ロマネ王国の王都が見えてきた。王都に着いたら、1番いい宿を借りて休んだ。3日は何もしないと決めた。疲れた。もう寝る。数日は、シエルとハッスルしたり観光したりした。美味しい食事をとり、一度冒険者ギルドにも顔を出した。
「サリーさん、お久しぶりです。これお土産です。」と言い王都の高級菓子を渡した。サリーさんにクリスとエリスの事を聞いた所、龍の爪にいると思うと教えてもらえた。行くのが嫌なので、「俺達は、ノアの村に帰ります。3英雄の1人フローラの装備していた賢者の石のブローチを手に入れた。」と伝えてくれる様に頼んだ。金貨1枚渡しておいた。
サリーさんの顎が外れていたがスルーした。たぶん、その価値に気付いたのだろう。冒険者ギルドを出てから、スラムに軽く顔を出して、その後馬車に乗り、伯爵領リガンを目指した。
いつもの事なので、慣れたものである。高級宿に泊まり、お土産を買い、スラムに行き、シエルとプロレスするルーティンだ。だってやる事はある程度決まっているし、賢者の石のブローチも手に入ったし。
馬車で領都リアンプールに向かい、軽く学園でサイスとマリーの様子を見てから宿で休んだ。以前よりだいぶ様になっている感じがした。2人はどうやら結婚を前提に付き合っているようだ。良かった。
その後馬車に乗り、ルーンを目指した。ルーンではいつもの事だが、パンを大量に購入して、綺麗なお姉さんに挨拶しておいた。綺麗な人はずるいよね。見て話すだけで、心が幸せになる。「そういえば、移住者募集の貼り紙を見ている人が案外いたわよ。」と教えてもらった。これは、期待できる。
ルーンから徒歩で2日、のんびりと歩いた。色々と旅を2人でしてきたなぁと思った。「シエル、もしあいつらがドラゴンソードを手に入れて俺に会いに来たら、次の旅を俺は最後にする。1年以内に戻るつもりだから、もし俺が戻らなくてもお前には自分の人生があるから好きなように生きればいい。」と伝えた。
道から外れた所で、丸太風呂を用意して、二人でしっかりと入った。まわりには誰もいない事は確認済みだ。今日はいつもよりシエルの方が激しかった様な気がする。結界のテントを出して休んでから、翌日の夕方にはノアの村に到着した。
たくさんの方に読んで頂きありがとうです。
本日、最後の投稿予定です。
良い週末をお過ごし下さい。




