75話 ガイア帝国 その5
こんにちは!昼寝して1日を無駄に過ごした。投稿します。よろしくです。
俺達が泊まっている宿をさらに1ヶ月程延長した。いつまでいるかわからないが、俺達の誰にも邪魔されない城である。2人でイチャイチャ出来るし最高だ。風呂もあるので、だいたい一緒に入る。しかし、前払いを頂いたので、仕事をしなくては……。
シエルと相談して、夕食後に飲み屋などに顔を出して、情報収集と悪そうな帝国軍人の暗殺をする事にした。暗殺の方が正面からの戦闘より安全だからだ。帝国軍人の中にもおそらく俺達より力が上の奴もいるかもしれない。正面からやれば、俺かシエルのどちらかが死ぬ可能性もある。暗殺なら死ぬ確率が大幅に下がるという話だ。
装備を万全にして、コートを着て宿を夜中に抜け出した。宿主に見られたくないので、窓から出入りした。屋根づたいに繁華街に出てから、適当に飲み屋に2人で入った。初日だけ2人とも飲み過ぎてしまい、宿に戻り1日無駄にした。危うく屋根から足を滑らせるところだった。宿に戻り、眠いがシエルと抱き合い、そのまま寝る事になった。
レジスタンスの話や帝国軍人の話などは、酔っぱらいの話し声で少し聞けた。大した情報ではなかったが。何回か別の店でも同じ様にしていると平民が真っ二つにされて放置された話を聞くことが出来た。裏通りらしく、人気の少ない所での犯行で、何件かあるらしい。
帝国軍人は犯人をろくに調べずに片付けて終わりらしい。何か知っていて、調べられると困る後ろめたい事があるのかもしれない。オレとシエルの2人で勝てるかわからないが、レジスタンスには邪魔な存在なのでやるしかないな。必ず帝国軍団長のベクターを仕留めてやる。
夜中に何日か噂のあった通りをシエルと散歩する事にした。未だに遭遇は出来ていない。暗闇をシエルと歩いていると、「ギャー」という断末魔の声が聞こえた。シエルと声のした方に向かうことにした。
地面に2つに分かれた死体が転がっており、コートを着た1人の男?がサーベルを片手に立ち尽くしていた。俺達に気付くと、そいつは走って帝城の方角に走り出した。「やるぞ!」と言い、スキル身体強化と投擲を使い、ナイフを思いっきり投げた。背中に当たったように見えたが、距離と相手の装備品のせいかあまり深く刺さらなかったようだ。
シエルのスキル超集中による連射も角を曲がるなどして、すり抜けられた。かすり傷程度である。足が速いので、オレが先に行き、行き止まりに追い詰めた。「散々、人を殺しておいて、お前も死ぬ覚悟はあるんだろう。ここで死んでもらうぞ!」と俺が言った。
「レジスタンスの一味か。ゴミ虫が。貴様らや平民は人ではない。帝国軍人こそ人であり、ゴミ共は、俺に斬られてありがたいだろう。俺があの世に送ってやる!」と意味不明な事を言い出した。
人を真っ二つにするスキルはおそらくクリスの使うスキル一刀両断に近いものだろう。油断はしない。確実に今日この場で殺す。今日を逃せば、明日、明後日と人が死ぬだろう。もう2度とチャンスがない事もある。
相手の武器は、サーベルでリーチで不利なので、ミスリルナイフで仕留めてやる。シエルが後ろにきたので、援護するように伝えた。走って前に出た。俺より先に矢が飛んでいき、サーベルで防いでいた。お互いにここだと思うタイミングで相手はスキル一刀両断を俺はミスリルナイフで斬りつけた。それこそ一瞬の決着だった。
俺の方がほんの少し速く、武器の性能が良かった。それだけの差である。先に相手の胴に当たり、振り抜いて血を吹き出して倒れた。終わりだ。死んで償えと思い、念のためもう一度刺しておいた。死体を片付けてから、宿に戻り風呂に入った。血の匂いが少ししたかもしれない。
夜は、久々の強敵に興奮していたので、いつもよりシエルを激しく抱いてしまった。何度も出し入れをしたので、痛かったかもしれない。完全に夜中なのに、寝かせなくて、ごめんね。シエルも気持ちよさそうに声を出していたから大丈夫だと思う。俺は、後で少し痛かったよ。とても気持ちよかったけど。
翌日、昼過ぎまで休んでからレジスタンスのアジトに向かい、クラリスとリンに昨日の死体を見てもらった。間違いなく帝国軍団長ベクターとのこと。暗殺に成功した。残りは、数の問題だけになった。秘密裏に軍人を少しずつ削り、中央突破して現皇帝を倒す事になった。期間が予定より早まり、およそ3ヶ月後に実行となった。
それからしばらくは悪そうな帝国軍人の後をつけて暗殺稼業に精を出した。帝城の城下は恐怖の渦につつまれていた。帝国軍人も夜はあまり出歩く事もなくなり、3人以上で行動するようになった。死神に連れ去られる噂が広まっているようだ。人間は説明できない、わからない事に恐怖を抱くものだ。死体も残らず消えるので不安だろう。そろそろ帝城に攻め時だ。
レジスタンスのアジトに向かい決戦の日と作戦を確認した。1週間後の夜、全員で攻め込むことが確定した。帝城は、扉で閉められているが、俺が壊して入る事になった。その後は、全員で皇帝の下へ最短経路で向かい討つ作戦だ。道はクラリスがわかっているので問題ないだろう。逃げられる前にさっさと倒して、ノアの村に帰りたいな。
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