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ノアの冒険者~スローライフを目指して、冒険者になります。ヒロインや学園、盗賊討伐、ダンジョン攻略もあるよ!  作者: 社畜チョコ


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36話 ノアの村 その3

こんにちは。投稿します。よろしくです。

約1ヶ月の長旅から戻り、夕食の時に墓参りをしっかりとしてきた事を両親に伝えた。墓が汚れていたので掃除したこと、花を供えたこと、「3英雄の1人、ノアがここに眠る」と書いてあったこと、墓の中にナイフが置いてあり、持って帰ってきた事を伝えてから、実際にアイテムボックスから取り出してナイフを2人に見せた。


白金に輝くナイフを見て両親は唖然としていた。「このナイフは明らかに普通ではないぞ!昔、話に聞いた事があるが、伝説のミスリル鉱石から作られているんじゃないか?王都のダンジョンの深層で、わずかな鉱石が発見されたという話を聞いた事がある。俺も実際には見たことはないが、可能性は高いと思うぞ!」と父親のマイクが推測を語っていた。


3人とも黙ってしまい、いずれにせよ他人には絶対に見せるなと言われた。どれだけの価値があるかわからないので、嫉妬を買う可能性が高いとのこと。見られたら命を狙われる可能性があると言われた。ご先祖様の物だからロイが使っても問題ないだろうという話になった。持ってきて失敗したかもと思った。


また両親は、ご先祖様がそんな偉大な功績を残した人とは知らなかった様だ。後で村長やリュークおじさんに話をするので、ナイフの件だけは言わない様にと念を押された。


翌日、父親がリュークおじさんの家に行き、その後、村長宅に向かって行った。俺は、午前中は家事を手伝い、午後にシエルに会いに行った。帰還報告、もとい寂しかったので、顔が見たくなっただけだ。


「こんにちは!」と挨拶するとシエルが家から顔を出した。一ヶ月振りだ。外に出て、歩きながら魔の森の方に向かった。2人で散歩している。墓参りに問題なく行って来たこと、丸太の風呂を作った事、ミスリルのナイフを拾って来たことを伝えた。


ナイフの件はシエルだけなら伝えても問題ないだろう。実際にミスリルナイフを見せてあげたら、目を輝かせていた。気持ちはわかる。何というか魅了される美しさがある。後で切れ味とか調べないとな。


「そんな偉大な人が村を作ったとは驚いた。それより、丸太のお風呂を貸して!完成したんでしょ。」と言われたので、「いいよ」と伝えた。すでにナイフには、あまり興味がなくなったようだ。魔の森で風呂を取り出して、しっかりと掃除してから、シエルの家に向かい、覗かれない様に外から見えにくい裏庭に設置した。


2人で生活魔法で湯を出してためて、湯が貯まったら俺だけ帰る事になった。「なぁ、一緒に入らないか?」と冗談で伝えたら、顔に熱湯をかけられた。「あっつ!冗談だって。明日、とりに来るから」と伝えておいた。


残りの冬の間、特に問題なく気楽に楽しく村で過ごすことが出来た。シエルもたまに俺の家に来て、母親のフレアから弓を習っていた。ノアの村のご先祖様の墓の件は、村長も初耳だったらしく、村の他の人にも共有されたようだ。田舎は、噂だけは広まるのが早いな。


冬も終わりに近づき、納税の時期が近づいてきた。俺とシエルは、冒険者ギルドに登録しているので、そちらから支払われる。以前、父親が言っていた「村人全員分のお金を持って納税してこないか?」という話を実行しようと思う。そのまま領都リアンプールで依頼を受ければいいだけだし。


シエルにその話をすると「いいんじゃない!やろうよ!」と言っていた。「アイテムボックスにしまって、ルーンまで行けば、そこから領都まで馬車に乗ればいいだけだし。簡単じゃん。」とシエルが言うので、その話を父親にした。


父親のマイクは賛成だったが、母親のフレアは心配していた。確かに金貨が100枚近くあると心配だわ。「E級冒険者ならお金の運搬の仕事もあるから大丈夫だ。最悪、あのナイフを売ればどうにかなるよ!」と父親のマイクが言っていた。


「スキル気配察知があるので、盗賊などの人の気配があれば気づくから大丈夫だよ。」と俺が伝えて安心させた。とりあえず今回だけという話で引き受けた。


納税が終わったら、村に冒険者ギルドから納税証明書と手紙を送る様に言われた。明日、お金の準備をするから、明後日の朝、出発する事になった。食料も十分あるし、丸太の風呂もあるので全く問題ない。向こうで依頼を受けるから、シエルと次の冬までには戻ると伝えておいた。


ノアの村を出発する日になった。まだ、冬なので魔物はあまりいないと思うが、盗賊には十分注意するように何度も言われた。「まったく、心配し過ぎだよ。」とシエルが言っていたが、俺が親なら同じだろう。


万が一、盗賊に捕まれば俺自身は、最悪拷問されて殺されるだろうし、シエルにいたっては生き地獄を味わう事になりかねない。生まれてきたことを後悔したくないので、盗賊と遭遇した場合、こちら側が有利な場合以外は、一度ひいてから仲間を呼ぶなり考えた方がいいだろう。


常在戦場の気持ちで、かつ、石橋を叩く様な慎重さ、時には大胆な判断が必要な時もあるかもしれない。冒険者は、その時々で柔軟な考えが求められる大変な仕事だ。誰でもなれる間口の広さはあるが、本物のプロと呼べる程の冒険者は一握りだろう。


父親のマイクは、プロの冒険者の領域に到達した1人だろう。話に説得力を感じる。あとは俺が知っている人でウエスト先生もそうだ。ちなみに父親にウエスト先生を知っているか聞いたが、残念ながら知らなかった。


活動時期や場所のずれがあるかもと言っていた。でもB級冒険者は相当な実力者だから、王都あたりで有名な冒険者パーティーにいたかもなと言っていた。俺もいつか2人の領域に到達したいと思う。


朝早く出発して、ルーンに向かった。スキル気配察知を使い、1日目は問題なく進む事が出来た。夜に街道から外れて、丸太の風呂に交代で入った。シエルの風呂が長かったので、心配になり声をかけに行ったら、湯をかけられた。本当に心配したんだからね。本当だからね。結界のテントもあったので、よく眠る事が出来た。


2日目も問題なく、魔物や盗賊にも出会わずにルーンの町に到着した。問題があるとすれば、少し夜が寒かった程度だ。街で1泊して、パンの補充や、武器と防具のメンテナンスを武器屋と防具屋にお願いした。


また、3人組のアル、ケイラ、レグルスはいなかったので、学園に既に向かっているのだろう。あいつらにはあいつらの人生があり、考えや目的がある。俺やシエルもそうだ。


人生は、自己満足出来ればベストだと思う。あいつらの選択が間違っている事もないし、俺達2人もそうだ。死ぬときに後悔する生き方じゃなければいいや。また、時間があると、下らない事を考えてしまう。昼過ぎに馬車に乗り、ルーンから領都に向かった。あと2日位で到着予定だ。

読んで頂けて嬉しいです。小説を書くのが、こんなに厳しいとは……。よろしくです。

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