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一つの世界  作者: ライジール
第肆章 もう一つの世界 後半
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第四「大罪使徒の目的」

ダラケ「『大罪使徒』ってなんだ、か・・・まぁそれは、俺達にもよく分かってないけどざっくり言うと感情や欲で強くなった俺達モンスターの事を指してるみたいだぜ?」

ジールライ「なんで、疑問形なんだ?」

ダラケ「だって称号でそう書いてあるんだから仕方ねぇだろ・・・」

ジールライ「称号をそのまま名乗ってたんだ・・・」

ダラケ「まぁ、正確に言えば『大罪使徒・怠惰』って書いてあるけど」

ジールライ「それ、他の奴は違ったりするのか?」

ダラケ「ん?あぁ、そうだよ?ブラスは『憤怒』が付いてるし

この称号は7人まで貰えるみたいだ」

ジールライ「称号の効果はなんだ?」

ダラケ「効果ってより使命みたいな物が出てきたよ」

ジールライ「それは、どんな使命なんだ?」

ダラケ「魔王を生み出すなと言う使命だよ」

ジールライ「それって、まさかルターはまだ魔王になっていないって事か!」

ダラケ「そういう事だな」

ジールライ「良かった・・・本当に良かった・・・」と俺は思わず涙を流してしまう

ダラケ「俺達を手伝いをお願いしても良いか?」とその誘いに「良いか?」と聞く

ダラケ「元々あんたを誘うつもりで、計画を立ててたんだよ」

ジールライ「じゃあ、なんですぐに・・・あ、ブラスか」と何となく察してダラケは「そうだよ」と少しため息をついた

ジールライ「そんじゃ、俺達は仲間って事でいいんだな!」と聞くとダラケは「そうだ」と答え俺はダラケと握手しペイン達の所に行く

そして、俺はいや俺とダラケは、カタハとブラスに説教を食らっていた

カタハ「ジールライさん?また、ハチの裸を見たみたいね?」とギラッと鋭い目で俺を睨みつける

ジールライ「いや、その・・・アレは、事故そう!事故なんです!仕方なかったんですよ!」

ブラス「でも、じっくりとその目に焼き付けたんだろ?」とブラスは足を地面に思いっきり踏み爆発を起こす

ダラケ「いや、一瞬だったしそれに俺にはお前が・・・」とダラケが言い掛けてる時に尻尾で地面を叩いた所から大きな爆発が「ドガァン」と起きる

ダラケ「すいません、マジすんませんでした!許してください」とすぐ土下座した

ジールライ「申し訳ありませんでした」と俺も土下座した

カタハ「謝罪ってのはね?ちゃんと誠意を見せないといけないの」と「ガラガラ」とデントが怯えたような顔をしてデカイ鉄板らしき物を運んできた

デント「な、なぁ・・・これは、流石に事故みたいだしやめてあげた方が良いのではないか?」とデントが俺らを庇うように説得するがカタハとブラスが「あぁ?」とデントを睨みつけ「何でもありません!」とデントは、すぐ逃げた

ジールライ「なぁ、一つ聞いていいか?」と聞くとカタハは「何?」と笑顔で聞き返して来て俺は恐る恐る訪ねた「それは、何に使うつもりですか?」と聞く

カタハ「何って、誠意を見せてもらう為の物よ?」

ダラケ「嫌な予感しかないのだが・・・特に鉄板の後ろについているその十字架の棒が・・・」

カタハ「それは、やって見てからのお楽しみ」と嫌な笑みを見せ俺達は、鉄板の上に正座をさせられる

カタハ「ブラスちゃん・・・」とブラスは鉄板の下に網を敷いて「着火」と嫌な言葉が聞こえ「ボッ」と火がつく音がした

そして、デントとペインが俺達が座っている鉄板を持って思いっ切り引いた

俺達が座っていた鉄板は、横にズレ俺達はそのまま下に落ち火がついた網の上に乗り「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」と悲痛な叫びを出す

カタハ「ほら、さっさと土下座しなさいよ!」

ジールライ「熱い!の状態で土下座は無理だ!」と拒否ると「なら、手伝ってあげる」と言って「パチン」と指を鳴らす

すると後ろにあった十字架の棒が俺達の背中を押して強制的に土下座をさせられた

カタハ「どう?私が考えた『焼き土下座』のお味は・・・これなら、二度としないと思えるでしょう?」と笑っているが、目が全然笑っていなかった

ジールライ「す、すいません、でしたぁ!!」と何とか声を振り絞って謝る

ダラケも俺に続いて謝り何とか解放された

カタハ「これに懲りたら二度としない事を勧めるわね?」と聞かれ俺達は「はい」と答えるしかなかった

火傷は、アルノの回復魔法で治してもらった

ジールライ「ルターを助ける為の作戦会議をしたいところだけど、場所はどこにする?」

ダラケ「そうだな・・・俺達の基地はどうだ?

あそこなら、俺の仲間も居るし」

ジールライ「分かった、あんたらの拠点に行こう」とそして俺達は、ダラケ達の拠点で作戦会議を始めようとしていたのだが、ハチの様子がおかしいことに気づいた

最初に気づいたのはアルノで、心配だから何度か寝室でハチの様子を見てると急に苦しそうな顔をし始めた様だ

ジールライ「ハチ!大丈夫だ!」とハチの手を握り少しでも和らげようとするが、ハチの顔色は一向に変わる気配が無かった

ペイン達も俺と同じように手を握るが、それでも変わる気配が無かった

マグ「どうしたの?」と俺達の様子が気になったのかマグが、近づいてきた

俺は、マグに事情を説明するとマグが「それなら、彼女の『夢』に入ってみる?」と言ってきた

ジールライ「夢に入ると何か分かるのか?」と聞くとマグは「分かるかもしれないし分からないかもしれないよ?」と曖昧な答えを出してきた

ジールライ「分かった、お願いしてもいいか?」

マグ「うん!いいよ!」と即答で了承してくれた

ジールライ「それで、どうやって夢に入るんだ?」

マグ「それは、僕の魔法『幻想ドリーム』で彼女の夢の中に入るのさ!」

ペイン「え?『幻想ドリーム』は、幻を見せる魔法なのでは?」とペインはマグにそう聞くとマグは「それは、君達の解釈違いだよ」と答え自分の魔法を教えてくれた

幻想ドリーム』とは、相手に幻を見せるだけの魔法では無く本当は、相手の『夢』や自分が望んでいる物を幻で現したり、夢の中に入ったりする事ができる

本気を出せば、現実に取り出すことも可能な力という訳らしい

ペイン「なるほど・・・なら、早速ハチの夢に入ってハチの苦しみから助けてあげましょう!」と意気込んでいるとマグが「まって!」と静止を掛けた

マグ「一つだけ忠告して置く」と言って俺達はマグの忠告に耳を傾けた

マグ「夢の世界で、ダメージを食らうと現実でも同じ現象が起きるから気おつけて

死ぬと現実でも死ぬ事になるから、覚悟を持って入ってね」

ペイン「分かりました!死なないよう気おつけます!」

デント「我が、皆を護って見せよう!」

カタハ「どんな敵が来ようと私の魔法で倒してやるわ!」

アルノ「皆が怪我しても、何度でも私が回復させるから大丈夫ですよ!」と全員行く気満々で、準備を終えていた

ジールライ「ハハハ・・・頼もしい限りだよ」

マグ「準備はいいね?それじゃ・・・僕の目を見つめててね」と俺達は、マグの目をじっと見つめた

するとマグの赤い瞳が縦に割れもう一つの青い瞳が見え俺達の意識はだんだんと薄れていきそして気がつくとま知らぬ場所にいた

マグ「どうやら入り込めたようだね」

ジールライ「ここが、ハチが見ている夢か?」と周りを見渡すと森の中のようだった

俺達は、辺りを歩き回っていると森の奥の方から金属音のする戦闘音が、聞こえた

俺達は、戦闘音がする方に向かうとそこには黄色い目をした少年と仮面をつけた女性2人が戦っていた

そして、カラスの仮面をつけ息絶えていた黒い影があった

俺は黒い影の所に近寄り仮面を取ろうとしたその時後ろから強烈な光が出て来た

俺は、嫌な予感がしたので魔法で耐えようとした

ペイン達も嫌な予感がしたのか、デントの大盾でガードしていた

パッと眩しい光が着いたと思ったらそこに居たのは黄色い目をした少年が立っていた

俺は、激しい痛みが全身を襲っていたデントの盾は少し溶けていた

周りの木も小さな穴がいていた

黄色い目をの少年は、一人の少女に近寄りなにかを話していた

そして、いつの間にかカラスの仮面をつけた奴が少年の近くにいて、少年と少女は驚き謎の人物は自分が倒れていた方を見てなにかを話していた

少年と少女は、ホッとした表情をしたその時、まるで時間が止まったかのように全員動かなくなった

俺とペイン達以外は、全て止まっていた

ジールライ「これは、お前がやったのか?マグ?」

マグ「いや、僕は何もやってないよ

こんなことは、初めて出し何が起きてるかなんて・・・!?

みんな!早く夢から出るんだ!」といきなり夢から出そうとしてくるマグに俺は「どうしたんだ!何があった!」

マグ「夢が崩壊し始めてるんだ!」とそういったそばからあちこちに紫色のヒビが入っていた

俺達は、急いで夢の世界から出た

ジールライ「はぁ・・・はぁ・・・一体何が起きたんだ?

マグ説明出来るか?」とマグの方を見るとマグは今にでも吐きそうな顔をしていた

ジールライ「おい、マグ!大丈夫か!」とマグに近寄り背中を摩りながら聞くが「大丈夫じゃないかも・・・うっ!おえぇ!」と吐いた

ハチの様子も見ると起き上がっている姿があった

ジールライ「ハチ!目が覚めたんだな!」とハチが俺の方を見た瞬間俺は、固まってしまった

なぜなら、ハチの顔の一部右目辺りから黒いヒビのような物が割れていたから

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