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一つの世界  作者: ライジール
第肆章 もう一つの世界 後半
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第三「異常と誤解」

バグ「ちっ!大罪使徒が来やがった・・・」

ダラケ「来て悪かったな?まぁ、この程度であんたらが死ぬわけ無いだろ?」

バグ「ケヒヒ!その通りだけど、今はすっごく逃げたい気分なんだ」

ダラケ「それって・・・あいつが原因か?」とわたしの方を見てバグは「そうそいつ」と肯定した

ダラケ「あいつは、お前らの仲間じゃないのか?」

バグ「なわけあるか・・・いたらとっくに魔王を生み出してるよ!」

ダラケ「なるほどなるほど・・・いい事聞いた」

バグ「それで?僕をどう倒すんだい?」

ダラケ「そんなの、ハンリがお前を食べればいいだけの話だろ?」

バグ「腹壊しても知らねぇぞ?それに、敵は僕一人だけだと思ってるの?」とダラケの後ろからもう一つの手がダラケの横腹を突き刺されダラケは「かはっ」と吐血し後ろを見るとそこには、半分だけ黒く染まったジールライのすごたがあった

バグ「少しずつ染まっていってるな・・・なぁ『異常カートゥーン

アッハハハハハ!」と愉快そうに笑うバグにわたしは、苛立ち『狂った武器庫』から剣を取り出しバグの首を目掛けて振り下ろそうとしたその時剣がわたしと繋がった感覚がしそして、剣は生き物の様な大きな口へと変化しそして、ダラケごとバグを食らった

剣が元の形に戻ったときそこには、横腹に血が出て倒れているダラケの姿だけがあった

ブラス「ダラケ!!大丈夫か!」とすぐにダラケの所に走って無事を確認する

ダラケ「うるせぇな・・・折角いい夢見れてたのに・・・」と眠そうな顔で起き上がりブラスの顔を見て「なんてひでぇ顔してやがるんだ・・・お前らしくない・・・」

ブラス「うるさい・・・うるさい!うるさい!うるさい!!

仲間が心配で泣いちゃダメなのかよ!」

ダラケ「いや、嬉しいよ・・・けどな、お前はな泣いてる顔より無茶すんなって怒ってくれたほうが、俺的には何故かそっちのほうが、嬉しいな・・・」と言ってブラスから出てる涙をダラケは手で拭う

ダラケ「ほら、叱ってくれないか?そうしてくれないとお前を置いて行ってしまうような感じがするからよ・・・」

ブラス「分かった・・・今からたっぷり怒ってやる・・・お前が、まだ生きてるって感じているほどにな!」と地面を拳で叩き大きな爆発が出る

ブラス「ダラケ!お前は、いつもいつもだらしなくて、やる気もない!

努力もしようとしないくせに、仲間の為に動くと自分の命なんかどうでもいいと言う感じで、いつも無茶する!

私は、お前が帰って来なくなる生活なんて考えられない!てか、考えたくもない!だから生きやがれ!この大馬鹿者!」

ダラケ「ハハハ・・・お前もしかして俺に惚れてるのか?」と笑顔でブラスを茶化すように言うが、少しずつダラケの顔色が悪くなっていく

ブラス「あぁ!惚れてるよ!ばか!

確かにお前は、だらけてばかりでだらしなく、ノロマだ!けどお前は、仲間の為に色んな事をしてくれてるってのは知ってる!

私は、そこに惚れてるよ!」

ダラケ「ハハハ・・・俺は、そんなにたいした事はしてねぇよ・・・」と仰向けで倒れる

ブラス「立て!まだ説教は終わってないぞ!まだ、お前は生きろ!最後の最後まで足掻け!死んだら、そばにいてくれる仲間が減るじゃねぇか・・・」

ダラケ「そうだな・・・死ぬわけに行かないな・・・けどよブラス・・・もう、手遅れだよ・・・回復魔法の使い手がいないと・・・治せないぐらいの傷だよ」

ブラス「まて!死ぬな!死ぬな死ぬな!!私を置いて死ぬな!」

ダラケ「ありがとうよ・・・ブラス・・・今まで楽しかっ」

アルノ「死なせません!」とアルノがブラスに回復魔法を使いダラケの傷は、一瞬で回復した

ダラケ「あんた、中々の使い手だな・・・こんな凄い回復魔法は見たことが無い!」

アルノ「ありがとう御座います!」

ダラケ「それで、敵である俺を助けた理由は?」

アルノ「理由?そんなのありませんよ?強いて言うなら・・・ダラケさんが、ブラスちゃんにあんなセリフを吐いてたからとしか言えないわ!」と少し赤く嬉しそうな顔で言うとダラケは「聞いてたのかよ!」と顔を真っ赤にして驚いた顔をする

ダラケ「まぁ、ブラスの声デカイからな・・・聞こえても不思議じゃないな・・・

そんな事より・・・ジールライの方は大丈夫か?」と俺の方を向くと俺は元の姿に戻っていて「なんとかな」とゆっくりと立ち上がる

ダラケ「ハチとか言う奴は・・・」とダラケがハチの方を見る

ダラケ「ハハハ・・・なんかおぞましくなってねぇか?アレ」と冷や汗を掻いて少し焦る顔をする

なぜならハチの背中に無数の触手の様な手が生えていたから

ブラス「次は、ハチと戦わないといけないってのかこれ?」

ジールライ「流石にちょっと不味いかもしれないなこれは・・・」と俺達は、構える

ジールライ(もし、魔法の暴走状態ならかなりヤバイ

ハチの魔法は何故か俺の魔法も無意味に近い

どうする・・・)とそう考えていると触手のような何かは一気に上に広がり始める

まるで木の様に伸び続ける

ハチの表情は少しだけ、辛そうだった

俺は少しだけ、きれいだと思ってしまった

ハチは、赤黒く白が混じった木を背中に生やしながら翼の様に広がって行く姿が美しく思えた

ハチ「おれの中で暴れるんじゃねぇ!!」とハチから出ていた触手の様な物は、ハチの中に戻っていった

ハチは、息切れをしながら倒れていた

ハチ「ジールライすまんが、肩を貸してくれないか?

うまく体が動かなくて・・・」と言われたので俺は、ハチに近寄り肩を貸す

ハチが起き上がった時、ペラっとハチの服が捲れるように剥がれ上半身がさらされ「ふ、二人共見ちゃだめぇ!」とブラスとアルノは、俺とダラケの頭を無理やりハチから反らされ「ゴキッ」と嫌な音がした

アルノ「ハチは、私たちが運びますのでここで待ったてください!」と倒れている俺たちを置いて行って二人は、去っていった

ダラケ「ハハハ・・・首が痛えな・・・あんたは、大丈夫か?」と俺の無事を聞いてきて俺は「いや、俺も同じだよ」と答え笑う

ジールライ「なぁ、あんたらに質問があるんだが、いいか?」と聞くと「良いよ」と答え俺は「それじゃ遠慮なく、あんたらの目的はなんだ?」と聞く

ダラケ「目的は、ルターを救う事が我々の目的だよ」

ジールライ「なるほど、それで俺らを襲った目的は?」

ダラケ「ブラスが、勝手に暴走しただけだから実際はあんたらの視察が目的だったんだ」

ジールライ「じゃあ、ジークが俺らに攻撃した理由は?」

ダラケ「あ〜それは、ジークが蘇ったばかりだったからな理性が無かったんだろう」

ジールライ「蘇ったばかり?じゃ、お前たちの意志でやった訳じゃないんだな?」

ダラケ「その通り」それを聞いて俺は少しホッとした

ジールライ「それじゃ、ハチをあんなにまで追い詰めた理由はどうする?」

ダラケ「そりゃ、急に襲いかかってきたんだから反撃するしかないでしょうが・・・それに、ハチの奴は『異常あいつら』の仲間だと思ったんだよ」

ジールライ「なるほど、じゃ俺たちの敵は『異常あいつら』だけでいいんだな?」と確認すると「その通り」とダラケは肯定する

ジールライ「あ、そう言えば、ブラスは何に対して俺に怒っていたんだ?」

ダラケ「ん?あぁ、それは、あんたの勝手でジークが死んだ事に怒ってたんだよ」

ジールライ「なるほどね・・・あの時の事で怒ったか・・・まぁ、たしかにあれは俺が悪いな」と過去の事を思い返す

ダラケ「全てあんたが悪いわけじゃないだろ?

あんな事になるなんて誰も思わなかったんだし」と励ましてくれるが「それでもアレは、俺が悪い」と自分を攻めた

ダラケ「さて、これで誤解は解けたってことでいいよな?」とそんな質問に俺は「あぁ、解けたよ」と答えた

ダラケ「よかった・・・誤解が解けて・・・」

ジールライ「なぁ、ルターの居場所ってお前らは、知ってるのか?」の質問に対しダラケは「ん?あぁ知ってるよ?」と答え俺は「何処にいるんだ!」と食い気味に質問する

ダラケ「ちょ!近い近い!教えるから離れて!」と言われ俺は「あぁ、すまんすまん」とダラケから離れた

ダラケは一泊置いて「『異常』の中にいる」とその言葉に俺は驚きを隠せず開いた口が塞がらなかった

ジールライ「じゃあ、ハチが殺した『異常バグ』も・・・」と戸惑っているとダラケが「あの『異常バグ』は奴の分身だから中には、いないよ」と言われ俺は「それは、よかった」と心からホッとする

ジールライ「それじゃ、ルターは『異常やつら』の中に閉じ込められているのか」

ダラケ「その通り、だから我々『大罪使徒』がルターを助けるんだ」

ジールライ「なぁ、その『大罪使徒』ってなんだ?」

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