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一つの世界  作者: ライジール
第肆章 もう一つの世界 前半
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第十一「大罪使徒」

ギルマス「さてと・・・君が言いたい事は分かる

最近のモンスターの『人化』の異変の事についてじゃろ?」

ジールライ「あぁ、スライムとか形を自由自在に変えるモンスターならまだ不可能ではないが、ハンターウルフや元からモンスターの奴は、人化することなんて不可能だ

体の構造的にも無理だ」

ギルマス「そうだが、魔法ならできるじゃろ?例えば『肉体改造(カスタマイズボディ)』の魔法ならできるじゃろ?」

ジールライ「魔法でも限度がある・・・いくら改造ができるからと言って『不死身』は無理だろ?

近い者になる事が出来るが、死なないわけじゃない」

ギルマス「まぁ、確かにそうじゃが・・・それ以外何があるんじゃ?」

ジールライ「ハチ・・・奴が来てすぐに周りのモンスター達が、人化をし始めていた」

ギルマス「確かに・・・あやつが来てからモンスターが人化してたのはたしかじゃな・・・

だが、それだけじゃ判断材料にはならぬじゃろ?」

ジールライ「そうだが、奴には何かがあるのは確実だと思うが?」とギルマスに聞くと「それもそうじゃな」と肯定する

ジールライ「それに、アイツの魔法はまだ未知数だし、もしかしたらそれが関係してたりするのかもな・・・実際に喋ってたし」

ギルマス「ほぉ〜それは、何とも奇怪な事じゃのぉ?

まさか、喋れるようになっていようとは・・・奴の魔法は警戒したほうがええのぉ・・・」

ジールライ「そうだな・・・なぁ、あんたにとってアイツはどう思ってるんだ?」

ギルマス「そうだねぇ・・・謎の多いモンスターで、あり得ないの塊だと思ってる」

ジールライ「まぁ・・・そうなんだが、そういう事じゃなくて、アイツは悪なのか善なのかどっちだと思う?」と聞くとギルマスは、少し悩む素振りを見せ「どちらでもないんじゃないか?」と答えた

ジールライ「どういう事だ?」と少し理解ができなかったのでギルマスに聞くと「良い奴か、悪い奴かは、誰にも決められないのじゃ

なぜかと言うと、アイツの異常なレベルが原因なのじゃ」

ジールライ「なるほどね・・・確かに異常に高い

レベルは、相手を殺さない限りレベルアップはしない訳だから、もしかしたら大量虐殺をしてるのかもな・・・だが、悪い奴でもないという訳は?」

ギルマス「レベルが高いにも関わらず、人を助けモンスターも助けてきた

あやつがそんな事をするような奴とは、思えないんのじゃ」

ジールライ「そうだなぁ・・・もしかしたら、魔王が関わってたりしないか?」と質問すると

ギルマス「もしかしたらそうなのかもしれないのじゃ」とすんなりと肯定した

ジールライ「すんなりと認めたな・・・それも、あんたの『時目(トキヨミ)』で見れたのか?」

ギルマス「残念ながら、分からないんだ・・・だから、魔王との繋がりがあると考えたんだよ」

ジールライ「なるほどね・・・取り敢えずは、監視を続けたらいいのか?」

ギルマス「そうだね・・・それが一番なのかもな・・・」と俺は、その場を去りペイン達の所に向かう

俺がペイン達の所に帰ってくると、再開と歓迎会を開いているペイン達がいた

ハチは、少し困った様子ではあったが楽しそうだった

ペイン達は、ベロベロに酔っ払っていて怒ったり泣いたりと忙しそうに騒いでいた

ペイン「ハチは、もっと〜俺らを〜信じろよなぁ!

俺らが、どんなけ心配したと思ってるんだぁ〜」

カタハ「そうですょ〜ハチが、いない間とても大変れひたよ〜」

アーチ「それは、俺のセリフだぞ!二人共!ハチがいない間どれだけ苦労した事か!」とペイン達は、クドクドとハチに説教する

ハチは、申し訳なさそうな顔で「ごめん」と謝った

ペイン達は、ハチの謝罪を受け取り許した

その後は、ペイン達がお酒をドンドン飲んでいきこの後、二日酔いをするのは言うまでもなく

ペイン達は、いつも通りにハチと新しく入ったルウとペルウと共に依頼をこなした

森に住んでいたおかげなのかルウとペルウは、非常に珍しい薬草『ラプス草』を見つけた

失った腕ですら治す事ができる回復薬を作ることができる

だが、数mg程度でも、間違えたらまったく別の物になってしまう扱いが難しい薬草でもある

逆に毒を作る時は、とても簡単に出来てしまう危険な代物

ラプス草には、再生能力が高くなる効力があるのだが普通の人間では、効きすぎて逆に体の細胞が暴走して死んでしまう

だから、別の薬草を混ぜ効力を弱らせてから使わないといけない

だが、効力を弱らせ過ぎると逆に効力が働くなったり、別の効力を発揮してしまう

専門家すら匙を投げるほどの難しい薬草でありそれを作れた者は『薬の仙人』と称されるほどである

売れば、とんでもない金額にもなるので今のペイン達には助かる

俺は、ハチの監視とは別にジークの捜査もしていた

もしかしたら、ルターが関わっているのかもしれないから、ギルマスにもこの事を伝えた

俺は、ペイン達と共にジークの捜索をしていた

ジールライ「本当に俺の依頼をタダで受けても大丈夫なのか?」

ペイン「何言ってるんですか!いいに決まってます!」

カタハ「そうですよ!私達の事を何度も助けてくれたのですから!

それに、まだジールライさんの恩はこれでも、返しきれてないのですから!遠慮はしないで下さい!」

ジールライ「分かった!分かった!あんたらの気持ちはよぉ〜く分かった!

だから、頼りにしてるぜ!お前ら!」と笑顔で返すと二人は「任せてください!」と元気良く返事する

俺は、ペイン達の優しさはとっても嬉しかった


ジークの調査をしてから数日後


俺達は、まだジークの手掛かりを探していたある日のこと

俺は、いつも通りジークを探す手掛かりを掴むため集合場所の居酒屋に来ていた

ジールライ「マスター、あの酒をくれ」と指を指して銀貨2枚出す

マスター「かしこまりました・・・暫くお待ち下さい・・・」と俺が選んだ酒瓶を取り俺に出してくれる

???「あんた、ジールライか?」と俺の隣に座っていたフードを被って素顔が見えない女性が話し掛けて来る

ジールライ「あぁ・・・そうだが、なんだ?」と俺は相手に気付かれないようにそっと刀に手を伸ばす

???「いや〜『ジーク』君の友達って聞いたからさぁ・・・どんな奴かと見に来たんだよ」とあの女の口から『ジーク』の名が出て来て俺は、驚き思わず「ジークを知ってるのか!」と席を立ってその女に聞く

女は「知ってるよ〜?あんたが、どんな関係だったか、どんな事をしまかをねぇ!」と怒気を含んだ声で店を爆破で吹き飛ばす

客は、マスターの魔法『障壁バリア』で守られていた

女は、フードを外す

赤い髪をしたロングヘアーに頭には、ドラゴンの様な角が生えていて、舌にはドクドクと赤い粘液が垂れていた

赤く怒りを持った目をこちらでにらみつける

ジールライ「おいおい・・・お気に入りの店だったのに、何するんだ!てめぇ!」とキレる

女「さて、自己紹介をしようか・・・私は『大罪使徒』7人の1人『憤怒』担当『ブラス』だ!分かったか!この!大バカ野郎!」と、怒りながら名乗る

ジールライ「あぁ、そうかよ!」と腕を伸ばしブラスを捕まえようとする

ブラスを掴める距離まで伸びたその時、急に腕が重くなり、手をすぐに引っ込めた

???「ダルいわぁ・・・ダルいダルいダルいまじでダルい・・・

自己紹介もダルいけど、言わないといけないなぁ・・・」といかにもダルそうな男が現れる

目の下にはクマができていて、肩甲骨辺りから黒く禍々しい腕が2本生えていて頭には、2本の黒い角が生えていた

???「俺は『大罪使徒』7人の1人『怠惰』担当『ダラケ』だ・・・取り敢えず、ブラスここは引きますよ」

ブラス「嫌だ」と拒絶すると「視察って言ってましたよねぇ?」とダラケがブラスを睨み圧をかけそしてブラスは黙り込み「分かった」と言って、二人はその場から去った

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