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一つの世界  作者: ライジール
第肆章 もう一つの世界 前半
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第一「転生」

俺は森の中で目を覚ましあたりを見渡すと体に異変を感じた

そう、うまく立ち上がれないのだ

何度も何度も立ち上がろうとするが、立てなかった

仕方なく俺は、喉が渇いたので近くに湖がないか探し回る

そして、何とかついて水を飲もうとすると俺は一瞬で飛び跳ね驚く

何故なら、水面に写っていたのは、真っ白な犬になった俺の顔だった

俺「なんで!?いやまずは、情報を整理しないと・・・

まず俺は・・・誰だ?それに、どうやってここに来たんだっけ?」と考えていると「キャァァ!」と女性の悲鳴が聞こえた

俺は即座に悲鳴が聞こえた方向に向った

すると、シスターの服を着た女性が緑色の人型の生物に襲われていた

俺「バウッ!」と俺はその緑色の生物に噛み付く

緑色の生物「グゲェェ!グゲェ!」と痛みに苦しんでいるが、俺はそれに構わず首元を噛み千切る

女性「ヒッ!見たことないモンスター!?こ・・・来ないで!」と怯えて体を丸める

俺「きゅ〜ん」と俺は、心配そうな声を出して女性に聞く

女性「襲ってこない?」と怯えながらも俺の頭に手を載せようとする

女性「もしかして、助けてくれたの?」と俺の頭を撫でながらそう聞くと俺は「ワン!」と肯定を示すように吠える

女性「そっか・・・ありがとう・・・」と安心したかのような顔をしながら俺の頭をなで続けられていると「ピュッ!」と弓矢の矢が俺に向かって飛んでくる

俺は、咄嗟にそれを後ろにジャンプして避ける

剣士「大丈夫か!アルノ!俺の仲間に手を出すな!凶悪なモンスターめ!」と剣を俺に向け続々とその男の仲間が集まっていく

アルノ「ペイン!その子は凶悪なモンスターとは違うわ!」と慌ててそいつはペインと言う剣士を止め事情を説明する

ペイン「そうなのか!?このモンスターがお前の事を助けたのか?」と驚きながら、アルノに聞く

アルノ「えぇ、そうよ!その子は『ゴブリン』に襲われていた私のことを助けてくれたのよ!」とハッキリとそう伝えるとペインは剣を収め俺に向かって頭を下げ「すまない」と謝罪をする

???「ワン!」と吠えて肯定の意思を見せる

弓使い「しっかし、人を助けるモンスターもいたんだなぁ・・・」

大盾使い「あぁ・・・しかも弱いとはいえ『ゴブリン』を余裕で倒せるモンスターなんだろ?

相当強いと俺は見たぜ?」

魔女の服を着た女性「だからって、信用しちゃだめでしょう!

そいつが、あの『ルター』と繋がっていたらどうすんのよ!」

俺は『ルター』って名に何故か体が反応してしまった

俺(ルターって誰だ?知らないはずなのに知っている気がする・・・)

アルノ「それで、この子どうする?」

ペイン「そうだなぁ・・・とりあえず、王都に戻ろう

その後に、このモンスターをどうするか決めよう皆!それでいいか?」と提案を出すと全員が「はい!」と肯定をする

そうして、俺は王都に連れて来られる

そこは、レンガで作られた家が何軒もあり木の家もちらほらあった

ペイン「王都についたしとりあえず、ギルドに行くか!」と仲間に提案すると「賛成」と了承しギルドと言う場所に向かうが、その間人間達に恐れられる視線を向ける

だが、不思議とその視線に慣れていた


              ギルドの前


アルノ「ギルドに到着ね!」と大きなギルドハウスに着いて俺達はそこに入る

大柄な男「よぉ!落ちこぼれのペインじゃあねぇか!また、狩れなかったのかぁ?」と大柄な男はペインと言う男に近づいて俺の存在に気付く

大柄な男「!?モ・・・モンスター!?なんでギルドの中につれてきてんだよ!」と背中に背負っていたハンマーを取り出し俺を警戒する

ペイン「待て待て!ガルト!こいつは他のモンスターとは違うんだ!」と慌てて大柄な男を止め、事情を説明し始めて、ガルトと言う男は取り敢えず落ち着き武器をしまった

ガルト「ちっ!まぁ、友を助けた恩を仇で返すのは良くねぇよな・・・

仲良くしようぜ?モンスター!」

俺「バウ!」と俺は吠えて肯定の意思を示すが「ガハハハ!やっぱりモンスターの言葉は分かんねぇや!」とガルトは笑いながらおでこを抑える

アルノ「取り敢えず、この子をギルドマスターの所に連れていきましょう!」と俺を抱えて受付のところまだ移動する

受付人「お帰りなさいませ、チーム『殲滅者』」とまた俺は『殲滅者』と言う言葉に体が反応する

ペイン「あぁ、ただいま・・・収穫はゴブリンの魔石だ」と魔石と言う石を取り出し見せる

受付人「はい、鑑定しますね・・・」と魔石を手に取り虫眼鏡で見る

受付人「ゴブリンの魔石しっかりと確認しましたお疲れ様でした

ゴブリンの魔石の報酬です」と銀貨をペイン達に渡した

ペイン「みんな!やったぞ!初めての銀貨だぞ!」と喜び始めるとペインの仲間達の人も「やったぁ!」と大喜びする

受付人「次は、そちらのモンスターの鑑定しますね」と虫眼鏡で俺を見られた瞬間ゾゾッと嫌な視線のような物を感じた

俺「グルルルル・・・」と唸り始めると周りの人は警戒する

受付人「ごめんなさいね・・・ふむふむ・・・『いぬ』?聞いたことないモンスターね?って、何このステータス!?」と飛び跳ねるかのように驚く

ペイン「どうしたのですか?ネネさん!」

ネネ「この子のステータスを見てください・・・」と石版にさっき見ていた虫眼鏡を差し込むと、数字が出てくる


□□□□□『いぬ』♂不明♀

LV999

体19250 攻19620 防99 速18680 技17990

魔法

ERROR


ペイン「なっ・・・ボスモンスターを軽く超えているだと!?」

弓使い「心が寛大なやつで良かったぜ・・・」と胸を抑えてホッとする

魔法使い「ほ・・・本当にね・・・まさか、ここまでの相手だとは・・・

流石に命拾いしたわね・・・アーチ・・・」

アーチ「うっ・・・でも、コイツ何故か防御力はそれほどないぞ?もしかしたらうっかり勝てたかもしれないだろ?」

カタハ「なわけあるか!バカ!攻撃力と体力を見てご覧なさい!

明らかに勝てる要素がないじゃない!」とアーチに言う

大盾使い「痴話喧嘩は、他所でやれ二人共」と二人の間を入って止めようとするが「デントは黙ってて!」と二人は大盾使いを殴る

デント「くっ!」と二人のパンチを顔面に受けていた体制を崩し膝をつく

俺は、デントに近づいて「くぅ〜ん」と心配そうな声を出す

デント「ハハハ・・・大丈夫だ・・・大丈夫」と少しよろめきながらも立ち上がる

アルノ「ねぇ・・・」と俺の頬をツンと人差し指で突いて呼びかけ俺は、アルノの方に向くと「貴方はもう、私達の仲間でもいい?」と聞いて来て俺は「ワン」と躊躇いなく肯定する

アルノ「やったぁ!それじゃあ、貴方にいい名前をつけてあげるね!」とそういった瞬間俺の頭の中で少女が「いい名前をつけてあげるね」となぜか、既視感を覚えた

アルノ「あなたの名前は・・・『ハチ』!」

ペイン「ハチねぇ・・・信頼、自信、成功の意味を持つからいい名前じゃないかな?」

デント「俺も、いい名前だとそう思うぜ」

アーチ「やっぱり、シンプルが一番だな」

カタハ「異論は無いわ・・・ただ、魔法の所が少し変なのだけど?」と石版に指を指す

アルノ「ん?なんて書いてあるんだ?読めねぇな?」と石版に浮かんでいる文字を読もうとするが誰も読めることはなかった

アーチ「つまり、未知の魔法を使うモンスターってことでしょ!すごいや!」と大喜びする

カタハ「はぁ・・・なんでコイツはこんなに呑気なの・・・」と落ち込んでいるカタハに俺は、肩を前足でぽんと乗せると「同情ありがとう」と疲れた表情をする

ギルド登録に必要な物はどうやら自分の血が必要みたいだったので自分の腕を噛んで血を流し、ギルド登録を済ませる


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