第十「断罪人のギルティ」
ギロン「断罪『死の一閃』」
ギロンは、まるでギロチンの刃が落ちる速度より速く断切の首を狙ってギロチンの刃で切ろうとする
断切(速い・・・前にもこの技で翻弄されてやられたわね
でも、今は違う!シャドーとの訓練で強くなった私は、簡単にやられはしない!)とギロチンの刃を刀で受け流し刀の峰でギロンを殴り飛ばす
断切「こういう時は、ホームランって言うと良いんだっけ?」
ギロン「調子に乗らないで欲しいですわ!
ですがまぁ、こちらも少々本気で行こうとは思ってましたので!」と地面を蹴って断切に向かって行きギロチンの刃で斬りつける
激しく動いているギロンに対して断切は、小さな動きでギロンの攻撃を受け流し、カウンターも入れる
断切「この程度ですか?私はまだ、能力を使ってないのですが?」
ギロン「罪人風情が、調子に乗るな!断罪『ジャック・ザ・リッパー』」
小さなギロチンの刃が断切を囲むように現れ、クルクルと回転しながら断切に、勢い良く襲ってくるに対して断切は「手刀『獣の孤爪』」と断切は、手を獣の爪の様な形にし引っ掻くように手を動かし能力で、小さな刃を生み出す
それを何回も続けるが、ギロンが出す刃の方が少し押し気味だった
ギロン「そろそろ、限界が近いのではありませんか?」とニヤリとそう笑うと断切に少しずつギロンの刃が当たり切り傷が出来る
断切「この程度余裕よ!」と切られた所は再生されて行っていた
ギロン「苦しくありませんの?楽なろうとは思いませんの?
どうして、そんなにも頑張るの?罪の意思を感じている貴方は、なぜ死のうとはしないの?」
断切「攻撃しながら話しかけるとは・・・余裕ですね!」と一枚の刃をギロンに向かって跳ね返しその刃は、ギロンの肩に当たるが「カンッ!」と金属音が聞こえた
断切「服の中に鎧でも来てるの?」
ギロン「いおえ・・・私は、鎧なんか着ていませんわ・・・
私の体は、ギロチンの刃の様に頑丈な鉄で出来てますわ」
断切「それは、なかなか厄介なことですね!」と小さなギロチンの刃を防いでいるが、断切の足の健を切られ断切の体勢は一気に崩れギロンは、それを狙ったかの様に断切の頭の上からギロチンの刃を出して断切の首を目かげて、刃を下ろす
断切は足の健が切られていない片脚で後ろに飛び退け何とか回避をするが、小さなギロチンの刃が断切の全身を斬りつける
断切「くっ!」
断切(どうする・・・この小さな刃の嵐を防ぎ切ることはできない
かと言って、周りばかり集中してたら上のギロチンか振り下ろされる・・・
こんな時一体どうすれば・・・)と一端目をつむって考える
断切(あの小さな刃の嵐は、ずっと私を襲い続ける・・・
シャドーに会得した技でも、捌ききれない・・・能力を使うにしてもいちいち刃を、切り裂いても意味がないし、それに斬撃を飛ばしたところで真っ直ぐにしか飛ばす事ができない・・・真っ直ぐ・・・そうか・・・これしかない!)と目を開けて腰にある刀を取り出し刀を上げギロンに向かって刀を勢い良く振り下げて斬撃を放つ
断切「心刀『斬道』」
断切が放った斬撃は、道を作るかのように真っ直ぐにギロンの方に向かって行った
ギロン「なっ!」と驚き思わず横に回避をするが、断切がその隙をついて刀の峰でギロンの腹を殴り激しい激痛がギロンを襲った
ギロン「あがっ!ぐう!アア!」と腹を抱えて地面に転がる
ギロン「おの・・・れぇ!調子に乗るなぁ!」
ギロンは、立ち上がり断切に近づき手を細長いギロチンよ刃に変えて接近戦へと持ち込む
断切「今の私は、この程度の剣術に遅れを取ることはありませんよ!」と断切は、刀でギロンの刃を何度も受け流し、ギロンの刃をそのまま足で押さえつけられる
断切「諦めなさい・・・今の貴方では、私を超えることはできませんよ?」
ギロン「何余裕ぶってんのよ?戦いはまだ終わってませんのよ!」と地面からギロチンの刃が現れ、そのまま断切の一直線に首を狙う
断切は、しゃがんでその攻撃を避けるが、横からギロチンの刃が断切を挟むように現れ2枚のギロチンの刃が、断切の胴体を真っ二つにしようとする
断切は、小さい小刀を持ってギロチンの刃を止めるが、身動きが取れなくなった
ギロン「これで、チェックメイトですわ」と断切に少しずつ接近しようとする
断切「まだだ・・・まだ終わってない・・・」と諦めず、手に持っている小刀を強く握りしめる
ギロン「いいえ・・・もう、終わりなのですよ?」と断切の眼の前まで接近する
ギロン「両手を塞がれ、立ち上がることもできず、身動きが取れない、挙句の果てにその小刀もビビが入り始めている・・・もう、楽になりなさい」と断切の首を抱きしめようとする
断切「いいや・・・まだ、終わってない・・・それに私は・・・私はまだ、罪を償ってない!」と両手に持っていた小刀を円を描く様に振り、ギロチンの刃を斬る
ギロンは、抱きしめようとする腕を反射的に引いて何とか回避をする
断切「私は、大勢の人を殺した罪の数々をたった一度の死で支払える程度じゃない!」と断切の中で殺してきた人々を思い出す
断切「怒り、悲しみ、痛み、絶望そして、憎しみ・・・私が殺戮兵器として、活動した末路にお兄ちゃんと共に罪を償う!」と手の指の間に小刀を持ち、引っ掻くようにその小刀を降る
その姿はまるで、妖怪の鎌鼬の様な姿だった
ギロン「なぜあなたは、そこまでして抗うのです?」と断切を冷たい瞳で静かに睨みつける
断切「なぜ抗うのか、か・・・それは、ただの自己満足かもしれません、楽な気持ちになりたいからかも知れません・・・」
ギロン「なら、死ぬ事が最大の罪滅ぼしなのでは?」と断切に提案するが
断切「いいえ、一人で殺した人達が、私一人の命で賄う事ができるわけが無い!
だから、私は人々を殺すのではなく、救って罪を償うつもりです!」と覚悟を決めた目でギロンを見つめる
ギロン「そうやって、自分を苦しめる行為は少々疲れるのではありませんか?」と断切を小馬鹿にするかの様にそう吐き捨てる
断切「疲れようが疲れまいが、それは自分で決めることです!
苦しんで、そこに助かる命があるのなら、生きる理由となるのなら・・・
私は、私の罪は私で裁く!」と意気込み良く叫び体をくるりと捻り斬撃を無数に出した
断切「心刀『竜巻』!」
ギロン「くっ!こうなったら、使うしかありませんね・・・」とポケットから小さいアイヤンメイデンを取り出し「防御」と呟いて地面に置く
すると、小さいアイヤンメイデンが段々と大きくなり、ギロンを入れる事が出来るぐらい大きくなってギロンは、その中に入って竜巻を防ぐ
ギロンは、竜巻が止まった事を確認したあとアイヤンメイデンから出て来て断切を探す
すると、フラフラになりながら目を回した断切がいた
ギロン「大丈夫?」と少し心配そうに断切に問う
断切「だ・・・大丈夫・・・さぁ、次・・・行きます・・・よ!」と刀を持ち上げて言う
ギロン「あの・・・反対ですわよ?」と少し呆れたような顔をして断切に言うと断切は「え?」と少し頭を降って落ち着いた後、刀を向けていた方を見ると戦場のところを指していた
断切「すみません・・・では、気を取り直して・・・次、行きますよ!」とギロンから、距離を詰めて接近戦に持ち込む
ギロン「なっ!切り替えが!速い!事で!」といきなりの攻撃を何とか防ぐ
断切「戦場で、敵が素直に待ってくれるなんて事は普通ありませんよ?」と喋りながら攻撃を繰り出して行く
ギロン「全く、油断も隙もありませんわ!」と断切を蹴り飛ばし距離を取り、一枚のギロチンの刃を持ち、手を中心に刃を回して刃が無数にある八方手裏剣の様に変わる
ギロン「この刃は、ギロチンの刃を何枚もの重ねて作る私の特別性ですわ
楽しんでくださいまし?」とギロチンの手裏剣を投げる
断切は、防御姿勢に変えて手裏剣を跳ね返そうとするがその手裏剣は、弾かれそうになった時、重なっていたギロチンの刃がバラけて拡散するように断切に切りかかる
断切「なっ!?」と驚き不意を突かれて、そのギロチンの刃をモロに食らった
断切「これは・・・してやられたわね・・・」と何とか致命傷を避けたが、それでも体のダメージはかなり受けていた
ギロン「剣術を習ったからと言って、私の策はまだまだありますわよ?」と余裕な表情で断切を見下していると「アッハハハハ!」と断切の笑い声が聞こえた
ギロン「どうしましたか?頭をどこかぶつけましたか?それとも、余裕がなくなっておかしくなってしましましたか?」と不思議そうな目で断切に質問すると
断切「いいや・・・別におかしくなって笑ったとか、そういうのではないですよ・・・ただ、こんな簡単なことに貴方が、気づかないなんて少し笑ってしまいましてね・・・」とまだ、クスッと笑う断切にギロンは、少しイラッとしていました
ギロン「苦し紛れのハッタリですか?」
断切「ハッタリじゃないですよ・・・ただ、自分を試してみたかっただけですよ・・・能力を使わずにどこまでできるかをね・・・」とニヤリと笑いさっきとは別人になったかの様に冷たい笑みを浮かべ、何かを『切り裂く』
切り裂いた所から断切は素早く入って、一瞬でギロンの後ろに立ち回り、手刀でギロンを吹き飛ばして、ギロンの腹の部分の服が切られていた
ギロン「まさかあなた、これを今までただの『斬撃』でやっていたというの!?」とその事を理解して一瞬でまずいと悟った
断切「やっとわかってもらえたようで、なりよりですよ・・・さて、あなたに選択権がありますよ」と指を2本立て、ギロンにこう言った
断切「ここで降参するか、ここで寝ているかの二択がありますよ?」とその選択を出した
ギロンはしばらく沈黙をする
ギロン(まさか、ここまで力をつけていたとはね
これは、迂闊でしたわ・・・あれを使うしかありませんね)と懐にから『希望の光』を取り込みそして・・・




