第六「『束縛の処刑台』の過去」
ガルン「教えて欲しい事があるのモルモト博士」
モルモト博士「なに?ガルンあなたから質問が来るなんて珍しいわね」
ガルン「そんな事はどうでもいい、あなたが作ったあの兄妹達は、何の目的の為に作ったのですか?」
モルモト博士「作った目的か・・・・過去の私の事なんて知らないけど、多分寂しかったんだと思う一人で研究して、失敗ばかりで挙句の果てその実験はやめることになった
だから、あそこを出たんだけど、楽しく思えた物も実はそれほど楽しく感じなくなってたの
失敗は成功の元とは言うけど、失敗から何も学ばなかったら意味はない
だから、失敗した原因を探してやり続けた・・・・けど、成功したのは自分だけだった
同じ調合、手順、時間をやったんだけど、また失敗になった
その時は泣いたわ・・・・何故自分だけが成功したんだ?って、何故他の子は失敗したんだ!ってね・・・もうそこからは、がむしゃらにあの子達3人を作ったの」
ガルン「ジールライとバラと抵屈の3人ですか?」
モルモト博士「いいえ・・・・抵屈は違うわ
またね・・・また、一人増えている2人しか作ってないのに・・・」
ガルン「きっとそれは、誰かを忘れているだけでは?」
モルモト博士「違うわ!私はあの子達を忘れたりなんかしない!」
ガルン「まぁ・・・・そう否定的に言うなよ・・・・もし、忘れていたら忘れていたで本当に辛いものだからなさ・・・」
モルモト博士「そ・・・そうね、ごめんなさい少し、気が動転してたわ」
ガルン「なぁに、辛いことがあったら私に言えばいい!」
モルモト博士「ありがとうだけど、あなたに相談するのはちょっとあれなのでお断りするわ」
ガルン「なぜに?」と驚いた顔で聞き返す
モルモト博士「女の勘よ!」とキッパリと言いました
ガルン「ひっでー」と言いつつ笑いました
ガルン「いや〜しっかし、あんたは物を大切にするみたいだな?」
モルモト博士「あの子達は物なんかじゃあありません!私の家族です!」
ガルン「あんな否定的だったのに?」
モルモト博士「それは、反抗期って奴よ!まぁ・・・・私に問題な所もあるのはあるわ」
ガルン「そう・・・反抗的なアイツラでもお前は捨てようとはしないんだな・・・」
モルモト博士「あなたは、もしかして・・・・」と何かに勘づいた博士は、ガルンに聞こうとしたがガルンはそれをそらすように「あぁ〜腹減ったわ〜博士〜なにか作ってくれよ〜」とモルモト博士に頼んできました
モルモト博士「いいけど・・・・私料理は破滅的よ?」
ガルンは危機を察知したかのように「やめとく」と言ってモルモト博士から離れました
ガルン「私も作られるのならアンタのとこで作られたかったよ・・・・」とそう呟いて過去を思い出す
それは、ガルンが生まれた時の話
ガルンは元々人の首を縛る死刑台だった・・・・
ある一人の人間はその死刑台に名前をつけました『ガルン』と付けその人間は、ガルンの事を大切にしていました
ガルンが、何人死刑にしたかは分からなかったが、必要としてくれている、大切にされている事に喜びを感じていてガルンは、こう願いました「もし・・・人になれたら」と・・・それから数日が過ぎガルンが眠りについている事に気づき目を覚ますとガルンは人間の女の子になっていました
ガルンの名付け親が、来るとびっくりしました
その後、ガルンは笑いその人間と話せることに喜んでいるとその人間はガルンを殺そうとしました
名付け親は「お前は誰だ!ガルンはどこに隠した?」とガルンに質問しガルンは自分だって事を説明するが信じてくれず、殺しにかかってきてガルンは、死にたくない!と抵抗しました
名付け親「な!なんだ!この縄は!」
ガルンが出した縄を名付け親は、切ろうとしたが、縄は鉄のように硬く切れず名付け親は、首を絞められ死んでいき、ガルンは慌てて駆け寄り生死を確認しましたが、名付け親は死んでおりガルンは泣きました
ガルンはその後、処刑人に選ばれその後も処刑を続けていると苦しんでいる人々に快感を感じてこう呼ばれるようになりました『束縛の死刑台』と言われていましたが、危険な物と判断されまた、捨てられました
ガルン「ジーラ様に拾われなければ、私はきっと死んでいたんだろうな
さてと、計画は順調に進んでいるんだが」と電話を出してジーラに電話をする
ジーラ「もしもし、何かあったのか?」
ガルン「いや、アイツ等の事で気になって・・・・」
ジーラ「あ〜それは、ちょっと問題が発生したんだよ」
ガルン「問題?」
ジーラ「うん・・・・実は、ジールライ、グラト、瞬光以外全員の反応が消えたんだ」
ガルン「はぁ?消えたって何だよ!アイツ等に何があった!」
ジーラ「う〜ん急に反応が消えたから、何が起きたのかは分からん!」
ガルン「アイツに伝えてくる!」
ジーラ「まて!今は敵同士なんだ!」
ガルン「あっ!クソッ」
ジーラ「待って見た方がいい」
ガルン「分かった」と言ってブツッと電話を切る




