第五「人食い妖怪の遺伝子と本能」
ジールライ「ん・・・・・・?皆・・・・何で武器を構えてるの?」と疑問をし起き上がろうとすると「ガチャ」と言う音が鳴り拘束されている事に気づく
ジールライ「なんで拘束されているの?
誰か、答えてくれないか?」
封射は少し怯えた様に言いました「な・・・・なんでかって?もしかして・・・・覚えてないの?お姉ちゃんにやったことも?」
ジールライ「すまない・・・・分からないんだ・・・
俺が眠ったあと俺は、どうなっていたんだ?」
ねむ「・・・・暴れていた・・・私達を食おうとして」
ジールライは、自分の口の中にある味がした「ぺっ」と赤い肉の塊を吐いた
ジールライ「?なんの肉だこれ?ねむ、教えてくれないか?」
ねむは黙った、言えるはずもなかった
ジールライ「なんで黙っているんだ?答えてくれ・・・・この肉はなんの肉だ!?」
低屈「人肉だよ」と告げジールライはその肉を見て「人・・・・肉・・・?誰の」と困惑しながら低屈に聞くと「あ・・・姉貴の・・・・」と怯えながら目をそらして言った
ジールライは辺りを見渡しジールライの顔は絶望した顔をし、拘束されている器具を壊し低屈の肩を掴み聞きました
ジールライ「バラは、どこだ!どこにいる?生きてるよな・・・・死んでねぇよな・・・・俺が食い殺してないよな・・・」と涙目でバラの居場所を聞きました
死代「安心しろ・・・バラ姉は今、治療室で寝てる」
ジールライは、慌てた顔で治療室に向かいドアを強く開けました
ジールライ「バラーー!!
大丈夫か?死んでないよな?」とバラの肩を見ると何かに噛みちぎられた跡がありました
ジールライは涙を流し「痛かったよな・・・・ごめんな・・・・守るって決めてたのに・・・・逆に傷つけちまって・・・」と強く手を握る
低屈は、ジールライの肩に手を「ポン」と乗せ言いました
低屈「姉貴は、俺たちを守って・・・・」
ジールライは冷静になり「詳しく教えてくれ」と頼みました
数分前
グラト「大変です!緊急事態です!」
封射「兄さんが気絶している!」
村人達は慌てた二人を見て急いで治療をしようとしました
すると、ジールライがよだれを垂らしながら立ってきました
ねむ「お兄・・・ちゃん?大・・・丈夫だよね?」とジールライに触れようとしたときジールライは、ねむに噛みつこうとしました
ねむは、とっさに『硬質化』をして防ぎました
低屈は、急いでジールライをねむから引き離しました
低屈「何やってんだよ!兄妹を食う兄貴の姿なんか見たくない!!」と言って義手でジールライの口を押さえましたがそれは、呆気無く噛み砕かれました
ジールライ?「グルルルルルル」と唸りまるで、何かを恨んでいる獣のようだった
ジールライは、ジャックを見て噛みつきに行きました
封射は、ジャックを庇おうとしましたが、バラが封射を庇い肩に噛みちぎられた
バラ「お・・・・お兄・・・ちゃ・・・・ん
大丈・・・・夫だから・・・・お願い・・・目を・・・・覚ま・・・・し・・・て・・・」とそう言った時に、ジールライは何かに苦しみ気絶をしました
低屈「今だ!!全員で拘束しろ!!姉貴を治療室に誰か武器もってこい!!兄貴から、絶対に目を離すなよ!」
低屈「とまぁ・・・・今にいたるってわけなんだが・・・本当に覚えてないのか?」
ジールライ「ああ・・・・全く覚えてない・・・・
覚えているのは、軍人の死体を見て急にお腹が空いて、食いたいって言う本能が出て、それを食ったとこまでは覚えているがその先は『何かに消された』感じがする」
低屈「『何かに消された』?どういう事だ?」と首を傾げました
ジールライ「正しくは、『何者かに何かを消された』感じがする
まぁ・・・・気絶してる間すまなかった」と頭を下げました
二人は話し終えた後、死代が出て来ました
死代「とりあえず、姉さんの傷を癒そう」と言うと死代よ肩が噛みちぎられた跡が出て来て、バラの傷が癒えていました
死代「姉さんの傷を自分を『身代わり』にして傷を癒やした・・・・もう大丈夫なはずだ・・・」
低屈「なんで疑問形なんだ?」と死代に聞くと「体の傷は癒せても、心まで身代わりになる事はできない」
ジールライ「すまなかったな・・・・苦労のかかる兄貴で」
低屈は、少し沈黙したあと「支えてこその家族だろ?」と笑みを浮かべながら言いました
バラは目を覚まし少し視界がぼやけながらあたりを見渡しました
バラ「?・・・・お兄・・・ちゃん?元に・・・・戻った・・・の?
良かった・・・・いつものお兄ちゃんに戻って・・・・」とジールライに優しい笑みを浮かべました
ジールライ「低屈少しの間バラを守っといてくれ」
低屈「兄貴どこに行くんだ?」と尋ねるとジールライは「散歩だ」と伝え研究所を出ました
アルトルト村のとある墓
ジールライ「・・・・また、君に助けられてしまったな・・・・薔薇の花また持ってきたぜ」と言って水の入った瓶に青色の薔薇を入れました
周りには枯れた薔薇の花が沢山ありました
そう彼は、毎日青色の薔薇をいつも持ってきて墓に置いていました
ジールライ「・・・・俺は、化け物になりかけた・・・・君が助けてくれたんだろ?
・・・・なぁ・・・・『ルター』」と彼女の名を呼び感謝して帰ろうとするとフッと彼女の気配がしましたが、後ろを見ると誰もいませんでした
ジールライ「フッ・・・・気のせいか・・・」
コルテナ街のとある墓
ジールライ「・・・・これが、貴方の依頼料でいいですね?
おかげで助かりました・・・・あ、そうそううちの店の近くで貴方のお子さんの衣装が見つかりました・・・・本当に、私に憧れていたのですね
貴方達親子が、もし生まれ変わった時、幸せな時間を過ごす事ができるように」子どもが着ていた衣装を置いていきました




