第十八「あんな思いは・・・・」
ねむは、火の真ん中にいました
ねむ「・・・・・・え?
なに・・・・これ・・・
なんで、にぃにぃの店が壊れて・・・・」
ねむは唖然としました
ねむ「そうだ・・・にぃにぃが私を庇って・・・攻撃を・・・・
そして・・・私は・・・・私は・・・・」と薄っすらとジールライが爆発する記憶が蘇りねむは後悔しながら「私の能力で・・・・にぃにぃは・・・死んでしまった・・・・」
ねむは泣きました
ねむ(にぃにぃを殺してしまった・・・・
何度も助けくれたのに・・・・何度も幸せな日々をくれたのに・・・・私さえ来なかったら・・・・)と自分を爆発させて自殺をしようとしました
すると、ねむの肩から「ポンッ」と叩く感触がし後ろを振り返ると上半身だけ残っているジールライがいました
ねむは、慌ててジールライを抱き上げました
ねむ「にぃにぃ・・・・死なないで・・・・お願い・・・・
もう、一人は嫌なの・・・・」と泣きながら言いました
ジールライは苦しそうに言いながら「大丈夫だ・・・・問題・・・無い」と笑顔をし「俺は・・・・死なない」
ねむはジールライの怪我の部分を見ると怪我が治っていくのが分かりました
ねむはホッとしたのか、眠りにつきました
ジールライは、『念力』でねむを抱えたまま自分の体を持ち上げ家に帰りました
ジールライは扉を開けバラに気づかれないようにねむを寝かせに行きました
しかし、バラはさっきの爆発音で起きて降りて、ジールライの方をむき、顔が真っ青になりました
バラ「お兄・・・・・・ちゃん?
だ・・・・大丈・・・夫なの
その怪我は何?なんで下半身は無いの?」
ジールライ「大丈夫だよ・・・・死にはしない」と笑顔を見せる
バラ「そういう問題じゃない!!
お兄ちゃん、なんで死にそうになっているの
さっきの爆発もそうだけど・・・・
なんで・・・・いつも私のお兄ちゃんが、辛い思いをしないといけないの?」と怒る
ジールライ「とりあえず・・・・ねむを・・・頼・・・・む」とねむをバラに渡しました
バラは、ねむをベットに連れていった後ジールライをベットに寝転がしました
バラはつきっきりで看病しました
一方で死期達は
死期「と、ミッションは失敗として終わってしまいました・・・・
まことに・・・まことに、申し訳ございませんボス」
モルモト博士は、怒りの顔で死期と縁切を殴り倒しました
モルモト博士「貴方達は、満足にお使いが出来ないの?
まぁ・・・・いい・・・また、新しい助手を作るとしましょう」
博士は研究所に入りました
死期「・・・・ボスは、お怒りだったね・・・・縁切」
縁切「はい・・・・マスターは、世界の平和の為に動いているのだから・・・・」
死期「そういえば・・・・博士の助手の子
カラスの事をお兄ちゃんと呼んでいたわね・・・・」
縁切「ええ・・・・兄に騙されて連れて行かれていかれたんでしょうね・・・」
死期は、自分の部屋に戻りました
縁切は、外に出ていました
縁切「初めてだ・・・・能力で『切断』事が出来なかったのは・・・・彼の能力は本当に『繋げる』何でしょうか?
それ以上にヤバい能力のような気がする・・・・
しかし、彼は死んだ・・・・今更聞きに行くことは叶わない・・・・」
夜は明け
とある男性がなんでも屋に行くと爆発た後がある家があるだけでした
男性は、慌てて街の人々を呼びました
街の人々は慌てて瓦礫などをどけました
少年「カラスさ〜んいるならいるって返事して〜」と大きな声を出す
それを聞いた街の人々は大声で「カラス様どこにいますか〜?」とカラスを呼び続ける人々達
すると、男性が「おい!!これって」と驚いた顔で皆を呼びました
すると、カラスの下半身らしき物がありました
街の人々は真っ青になり瓦礫を全てどけました
老婆「嗚呼・・・・カラス様が死んでしまわれた・・・・
どうか・・・・嘘だと言ってくだされ・・・・」と泣き続ける
街の人々はカラスの上半身を探しました
しかし、見つけることは出来ず諦めかけた時少年の死体がありました
少年の母親「うそ・・・・坊や・・・?何が・・・・」母親は泣きました
とある老人が現れ母親に言いました「この子は、何かを見た時に誰かに殺されたのかも知れぬ・・・・何か写っているかもしれない・・・・
わしに、この子の記憶を覗かせてくれ」と提案しました
母親は、それを許可し老人はその子の記憶を覗いてみました
すると、爆発したなんでも屋の前に二人の女性がいるのが分かり、その一人がこの子を殺したのが分かりました
老人は、この事を皆に話しました
街の人々は、彼女達を探すことにしました
バラはいつも通り買い物に行くと街の人々は強い怒りを感じをしました
バラ「あの・・・・なんで皆怒った雰囲気になっているの?」
薬屋「・・・・カラス様が死んでしまわれたからだよ
そして、その犯人が分かったのよ・・・・」
バラは兄がカラスと呼ばれていることに知らなかったのです
バラ「カラス?その子は何をしてくれたの?」
薬屋「そこらへんのカラスじゃないよ
なんでも屋の『カラス』だよ
金さえ払えばなんでもやってくれる所だよ」
バラは、なんでも屋を聞くと一気に兄の事だと気づきましま
バラ「その・・・・カラスって人は金さえ払えばなんでもやってくれるの?」
薬屋「嗚呼・・・・命を奪うこともね
だが、例外がある
彼は、その依頼に反した事をする時がある
それは・・・・」と遮るようにバラは「あ・・・・あの薬下さい」
薬屋は驚いたが「おお・・・・それは済まないね・・・・」と傷薬を渡しました
バラ(お兄ちゃんは・・・・また・・・人を殺していたの?
もうしなくていいはずなのに・・・・
そういえば、例外があるって言ってたよね
なんだろう・・・・何が条件でそれが発動するのだろう・・・)
考えながら情報収集をしました
ヤクザぽい人「カラスだぁ〜?
オイラの恩人になにかようか?」とバラを睨む
バラは怯えず「カラスってひとは、何をしているの?」と聞きました
ヤクザぽい人「カラス・・・・金さえ払えばなんでもやってくれる奴だな
アイツのおかげで、小さい子どもたちが助かったんだよ
そん時の報酬が・・・・20万円・・・・
もっとするかと思ったんだがな・・・・
俺の子も助けてもらって・・・・とても良いやつだよ」と思い出して涙を流す、
バラは「ありがとうございました」と礼を行って他の所に行きました
フードの男「カラス?
嗚呼・・・・俺が、『殺し』の依頼を頼んだ奴だな!・・・・」
それを聞いたバラは、ドキッとしました
フードの男「あいつは、俺の依頼をしたのにも関わらず殺さなかった
俺が殺してほしい人は、何人ものの人を殺したって言う殺人鬼と言われていた
しかしそいつは、奴隷となった子供達を救っていたって話だ・・・・
俺の友達の子も救ってもらっよ・・・・
例外は、そいつが良い奴になれる保証があるかないかで決まる
カラス・・・・最後にお礼を言いたかった・・・・」男は拳を強く握る
他にも、物を直してもらったり、足りない臓器を持ってきたりして、様々な人を救っていました
それを聞いたバラは、お兄ちゃんがカラスって事を教える事にしました
噴水の近くに街の皆を集めるとバラは大きな声で告げました
バラ「皆!!聞いてくださ〜い
なんでも屋の『カラス』は生きていま〜す」
街の人々はざわめきました「嘘をつくな!!」と言う疑いや「本当に?」と信じる人もいました
バラ「『カラス』の正体は!!」と言おうとした時、カラス達がざわめきました
街の人々は驚き上を見上げるとそこには・・・
死んでいたと思っていた『カラス』がいました
街の人々は喜びました
青年「『カラス』が帰ってきた!!」
女性「英雄が帰ってきた!」
『カラス』は、周りを見てバラの所まで降りました
『カラス』は「後は、俺がやる・・・・先に帰って」と言いましたがバラは、帰ろうとはしませんでした
『カラス』は仕方がないと思いバラをそのままにして、カラスのハーフ仮面を外し告げました
ジールライ「俺の名はジールライ、みんな知ってるだろ?
街で死体を運ぶ人の形をした化け物を
それが俺だ!!」
街の人々は驚き恐怖する顔を見せました
ジールライはやっぱりかと思いさろうとすると誰かに引っ張られる感覚がありそこには、子どもたちがジールライのコートを引っ張っている姿が見えました
子どもたちは「ありがと」や「また、あそぼ」など、心のこもった声で言いました
ジールライは「離れろ!!」とコートを強く引っ張りましたが、子どもたちは離れませんでした
ジールライ「俺は、化け物だ
だが、安心しろもうこの街にはもう来ない」と言うと子どもたちはジールライに抱きつきジールライは、倒れました
子どもたちは泣きながら言いました「行かないで」と強く引き止めました
ジールライ「なんでだよ・・・・なんで、止めるんだよ
俺は・・・・」と街の人々は「ここにいてください」と言うお願いが聞こえました
女性「確かに、私達は貴方を化け物など、酷い言い方をしました・・・・
しかし、私達を支えてくれていたのは『カラス』と言う名を偽ってた貴方なのです
借金をしているのにも関わらず、出さなくても引き受けて下さいました・・・・
どうか・・・・我々を守ってください・・・・ジールライ様・・・」と土下座をする人々
それを見たジールライは、困惑しました
とある女性「私の目標は、貴方みたいに強くなって色々な人を守りたい
私は、貴方に曲がった道を直してくれた
私は、貴方を化け物なんて思わない」
都合が良すぎる・・・・騙されているんじゃないか?
と考えてしまうジールライ
しかし、一度信じてみようと何故か思いました
街の人々は喜びました・・・・一人を除いて
そう・・・・なんでも屋の近くで子どもを亡くした母親でした
ジールライはその女性に気がつき声をかけました
母親「・・・・『カラス』が何のようですか」
ジールライ「貴方の落ち込む姿が見えたので・・・
何があったのですか?」
母親は亡くなった自分の息子の事を話しました
ジールライは頭を下げ謝りました
ジールライ「貴方の息子さんを巻き込んでしまって申し訳ありません」
母親は慌てて「頭をお上げください」と言い母親は息子のことを話しました
母親「私の息子は、貴方に憧れていたのです
勿論仕事でやっている事は分かってました
しかし、あの子には貴方はヒーローのように見えていました
カラスの仮面を被って黒いマントを着けて遊んでいました・・・・「依頼はなんでしょうか?」てね
私も貴方に感謝しています・・・・
だから・・・・顔を上げて下さい」
母親は、ジールライに「私を殺してください」と依頼をしました
母親は「恨みを持っても、あの子は帰って来ない・・・・なら死んだ方がまし」と言いジールライは、苦痛無く殺しました
そして、その母親と子どもの死体を墓に埋めました
ジールライは祈りながら「もし生まれ変わったら彼らに幸せを・・・」と呟きました
ジールライ「・・・・何かを失う感覚・・・・
ねむはそれを感じていた・・・・
もう・・・・あんな思いは嫌だ、か・・・・」ルターの顔を思い浮かべる




