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ツイングリッター  作者: シャオえる


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目を閉じ、心休めて

 リリーが戻ってきて数分後、予定通り稽古場で剣術の練習をはじめたシャーロット。少し疲れたのか肩を上下に揺らし、息が上がる。練習に付き合ってくれている家政婦や警備の人達も疲れたのか、稽古場の隅で休んでいる。一人、素振りを続けるシャーロットに、練習に参加せず、様子を見ていた家政婦が声をかける

「シャーロット様、みんなも疲れているようなので、少し休憩にしましょう」

「ええ、そうね……。少し休むわ」

 持っていた木刀を渡し、白く長い髪をかきあげる。稽古場の入り口近くにシャーロット用の休憩場が作られ、水分補給用の少し冷やされた水やおやつが置かれていた。椅子に座り、コップにいれてもらった水を飲み、ふぅ。と一息つく。ふと、稽古に付き合い、疲れて休んでいる警備の人達や家政婦達を見ると、練習の際に少し出来た傷や疲れを魔術師に治してもらっていた

「魔術が使えると便利ね」

 シャーロットがおやつを食べながら呟く。魔術師のおかげで練習の疲れが取れた家政婦達が少し談笑しはじめ、稽古場が少し騒がしくなりはじめた

「そういえば、メアリさんから貰ったあの魔術書はどうなったのかしら」

 椅子にもたれながらまた一人呟くと、お菓子をつまんで、ちょっと休憩をしようと目を閉じた






「シャロ、起きてよ。ご飯食べよう」

 一方その頃、シャーロットの部屋に残っていたリリーが、寝ているシャロをまた起こそうと頑張っていた。顔の上を歩いたり、髪を引っ張ってみたり、布団に潜り込みお腹や手に触れてみてもシャロは起きずに眠り続ける

「魔力を使いすぎたの?でも、そろそろ起きないと……」

 シャロの顔を見ながら話しかける。しばらくシャロからの返事を待ってみても、起きること無くスヤスヤと眠る。寝顔を見ていると、ちょっと眠くなってきたリリーがアクビをして、布団の中に潜り込み、シャロの右手の手のひらに乗り目を閉じた。シャロの温もりを感じつつ大きく深呼吸をした

「ちょっと一緒に休もう。あの文字だけじゃやっぱり足りないね」

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