●リオVSリザリー●
「まったく、何であたしの相手がこんな小娘なわけ?」
「あたしが小娘なら、年増じゃない」
「違う。あたしは大人の色気があるんだよ。胸、腰、尻。あんたと違って出るとこ出てんだよ」
「出るとこ出てるって、無駄な肉がついてるだけじゃない?二の腕とか揺れてるわよ?小じわもシミもあるじゃん。肌のケアしてんのかしら」
先程から戦わず、非常に怖い女の口喧嘩を繰り広げてるリオとリザリー。
リオはリザリーの言葉にいちいち反応せず、相手の痛い箇所を突いていた。
「こんのクソ餓鬼がぁぁぁぁぁ!!」
リザリーが発狂してリオに飛び掛かろうとするが、それは頬を掠めた風の刃が制した。リザリーの頬が浅く裂け、一筋の血が流れ落ちる。
「あたしの顔にぃ……傷をつけたねぇぇ!!?」
「だから?言っとくけど、手加減するとか思わないでね。あんたにはシヴァについて洗いざらい吐いてもらわなきゃいけないし」
「ぶち殺す!!」
怒り狂ったリザリーが漆黒の風の刃をリオ目掛けて撃ち出した。
「<風魔旋風>!」
リオは自身を中心に竜巻を起こし、リザリーの風の刃を弾き返した。
「チィ!!」
「大したことないわね?
<風魔一刀>!!」
リオは竜巻を解除すると右腕に風を集め、風の刀を作り出した。これは煉の焔真のように形を得てないエレメントそのものである。
リオは風の刀を横に振るう。すると、距離が離れているリザリーの体が横に切り裂かれた。
「ギャアアア!?」
「この<風魔一刀>はね、見た目普通の刀なんだけど、間合いが存在しないの」
「なん…だと…」
「間合いが存在しない。つまり、この刀を振るえば距離が離れてようと意味が無いの。刀を振るうことで大気中のエレメントが反応して刃に変わり、対象を切り裂く。理解できた?」
「くそ……ありえない」
「どうとでも。さ、シヴァについて話して」
リオは風の刀をリザリーの首筋にピタリと当てる。
「話しなさい」
「く……!」
リザリーは苦し気に呻くと、一言呟いた。
「<邪風滅亡>」
その瞬間、リザリーの体から漆黒の暴風が放射された。あまりの威力にリオは後ろへ飛ばされる。
「なんて威力よ…」
リオは警戒を強めリザリーを睨み付けた。するとリザリーは、ガリガリな姿になっていた。
「……随分痩せたわね」
「ククク……今のは禁じてなんだよ……次は、殺すからね…」そう言ってリザリーは景色に溶け込むように姿を消した。
「逃げられちゃったか……ま、次に吐かせるかな」
リオ。Win
次回、ライズVSジョーカー




