表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

第19話 顔合わせパーティー④


 パーティーはすでに終盤を迎えていた。


 ギネラは結局、イリアにダンスに誘われて一緒に踊り、さらにルシル先輩とリーレ先輩もダンスに誘って欲しいと言われて2人とも踊り、何故か対抗心を燃やしたレビンとも2回目のダンスを踊った。

 そのあとも知らない女の子から誘われたり、そのペアから睨まれたりした。

 結果、ギネラはパーティー会場の隅で疲れ果てていた。


 そこにまためんどくさい奴が現れた。


「やあ、ギネラだったかな?モテモテじゃないか。せっかくだからレビン様じゃなくて彼女たちにペアを乗り換えたらどうだい?」


 そう。カルネだ。

 あの校門で盛大にレビンからペアを断られたイケメン君のカルネだ。


「そんなつもりはないよ。第一、彼女たちの名前すら知らないからね。レビンとペアを組んだのは彼女しか知らないからだよ。」


 これは本当のことだ。

 ギネラはSクラスであり、貴族でもなく、この街出身でもない。知っている同級生の女の子といえばイリアとレビンしかいない。


「ふん、まあそういうことにしといてやろう。いずれ思い知らせてやるよ。どっちがレビン様に相応しいかをな。」


 レビンに相応しいもなにも公爵令嬢がただの平民を相手にはないだろ。そもそもこいつは高貴な身分なんだよな。こんな隅でおれに話しかける暇あるのか?

 

 などと考えているとルシル先輩が壇上に上がり、ルシル先輩ファンの女の子の歓声が響き渡る。


「皆、今日のパーティーは楽しんでもらえただろうか?楽しんでもらえたなら嬉しく思う。それではこれから最後のお楽しみを始めようと思う。司祭様こちらへどうぞ。」


 ルシル先輩に呼ばれると60歳くらいの優しそうなおじいちゃんがやってきた。


「これから芥蔕石(かいたいせき)の授与を行う」


「「「「うぉぉおおおお!」」」」


「静粛に!まず芥蔕石(かいたいせき)の説明からする。芥蔕とは心のわだかまりを意味する。自分でも気づかないわだかまりを解消させるためにものとして具現化させる。つまり自分に足りないものを補い、自分を成長させ、自分に1番あった形のものとなる石、それが芥蔕石(かいたいせき)である。芥蔕石(かいたいせき)によって具現化させたものを心鏡という。心鏡はそのままの意味である。心を映して具現化したものだから心鏡である。心境はその人が死ぬまで壊れることはないし、一生に1つしか造ることはできない。そして心鏡も持ち主とともに成長していくとも言われており、持ち主が死ぬとその心境は壊れる。以上が芥蔕石(かいたいせき)と心境の説明である。では皆、教会堂へと移動する。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ