第18話 顔合わせパーティー③
「よお!楽しそうに踊ってたじゃねーか」
「ギネラって意外とダンスうまいのね。あたしもあとで誘ってもらおうかしら」
そう言って近づいてきたのはハウルとイリアだ。
「ありがとう。イリアその水色のドレスかわいいね」
「レビンも黄色がレビンらしくてかわいいよ」
どうやらもうイリアとレビンは女子トークに花を咲かせてしまっている。
「ハウルは踊りに行かなくていいのか?」
「まだ、身分の高い人が踊ってるからな。それよりも会長が最後に言っていたお楽しみってなんのことだろうな」
「まあ、何かはわからないけど会長が宣言するほどだから相当なものだろうな」
そうだ。会長が開会の宣言をするときに言うほどのお楽しみだ。そう安いものであるはずがない。
「私たちもわからないよ」
「ほんとなんだろうね」
どうやら女子トークから戻ってきたらしい。
「そんなことよりも先輩への挨拶とかいいのか?顔覚えてもらう狙いもあるんだろ?このパーティー」
「まあ、あれじゃ話しかけれないよな」
生徒会の人の方を見るとすごい人が集まっていた。
生徒会長や生徒会の人たちも大変だなとギネラは思った。
「ねぇ、ギネラって髪の毛整えると結構イケメンなのね。周りの子も噂してたよ。」
「え、まじで?あ、ありがとう」
まじかー。俺って結構もてる?俺の時代やってきた?
そんなことを考えているとレビンがすごくジトっとした視線を送ってきていることに気づく。
「大丈夫よ、レビン。さすがに公爵令嬢のペアのひとを誰もとったりしないって」
「んー、でも...」
レビンがなにやら悩んでいるとまた声をかけられる。
「やあギネラ!今日は決まってるな。」
「ええ、ほんとうに。あとで一緒に踊ってもらおうかしら。」
ルシル先輩とリーレ先輩だ。
「先輩たちもすごく綺麗ですよ。こちらから声をかけられずにすいません」
「まあ、それは仕方ないだろう」
「ええ、さすがに少し疲れました」
さすがの先輩たちもあれだけ囲まれると疲れるのか。
おれは絶対に生徒会には入らないとギネラは決意した。
「おい、ギネラ。生徒会長とリーレ先輩と知り合いなのか?よかったら紹介してくれないか」
「ああ、すまん。ルシル先輩、リーレ先輩、こいつが俺の友達のハウルとこっちがそのペアのイリアです」
新しい先輩に挨拶したり、はじめて会う女の子に声をかけられてレビンにジトっとした視線を向けられたり、イケメン君のカルネがちょっかいをかけてきたりしてパーティーは進んでいった。




