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第20話 芥蔕石授与

「それでは芥蔕石授与を始める。まず自分のLv1の魔法を使う。芥蔕石が自然と自分の方へ近づいてくる。自分の前に止まった芥蔕石がその人の芥蔕石である。その芥蔕石は家に持ち帰り自分のそばにでも置いて置けば早くて明日の朝、遅くても1週間後には心鏡へと変化する。それでは始めよう。皆、Lv1魔法を使って欲しい。」


 合図とともに1年生全員がLv1魔法を使う。

 魔法を聞くのは禁止らしいけどこれじゃ誰がなに魔法を使うかバレバレだな。イリアは水魔法なのか。ハウルは火魔法か。あいつららしいな。


 そんなことを考えているとギネラの前にも1つの芥蔕石が近づいて、止まる。


 これがおれの芥蔕石か。色は白ベースに金と緑が混ざったかのような石だな。どんな心鏡になるか今から楽しみだ。


 ふと、横を見るとレビンの前にも芥蔕石がやってきていた。レビンの芥蔕石の色は白ベースに黄色と金色が散りばめられたような大きな石だった。

「芥蔕石は皆のところに行き届いたみたいだな。それでは芥蔕石授与を終了する」

「最後のお楽しみは驚いてもらえただろうか。これで学年顔合わせパーティーを終了する。各自帰ってもらってかまわない」


 ルシル先輩の解散の合図とともに多くの生徒はペアとともに帰っていく。


「ギネラの石と色がほとんどおそろいだね!じゃあ芥蔕石も貰ったし帰ろっか!」

「そうだな。レビンの石は大きいが持って帰れるか?手伝おうか?」

「自身の芥蔕石そんなに重くないから平気だよ。ギネラも持ってみな。」

「確かに重くないな。そもそもそんなに大きくないしな。なら最後までエスコートしていくよ」


 ★


 生徒会室にて4人の男女が集まっていた。1人は六魔帝第1魔のルシル、1人は六魔帝第5魔のリーレ、残りの2人は次期六魔帝として有力候補である2人の男だ。

 

1人の男がルシルに話しかける。


「ルシルも人が悪いな。後輩の芥蔕石授与を見るなんてよ。誰か良さそうなやつはいたか?」

「ああ。やはりギネラとレビンは金色が入っていたな」

「本当ですか?金は珍しいですね。どんな心鏡になるか楽しみですね」

「俺たちは六魔帝の枠が狭まったと考えると嫌なことだよ」


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