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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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日本国総理大臣と日本軍最高司令官

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

知事公邸の奥に招かれたテイルとアーシア、それにファルンの三人は会談場所の部屋の前まで案内されていった。

そして部屋の前で止まったところでファルンが、


「それでは私はここで会談が終わるのをお待ちしております」


と、言って部屋の前で足を止めたのである。

そんなファルンに周囲の者達はどうすればいいのかわからずに困惑したのだが、アーシアが一言、


「わかった。それじゃ皆さん、部屋に入りましょう」


と、言って部屋に入っていこうとしたのでその場の全員が、


(ああ、そのままでいいんだ…)


と、思ってファルンの扱い方のごくごく一部を学んだところで、


「わかりました、アーシア殿下。それでは部屋に入りましょう。すでに日本国総理大臣と日本国軍最高司令兼日本海軍最高司令がお待ちですから」


と、話して扉を開けて中に入っていったのである。

これにテイルは部屋に入りながら、


(ふぅん、首相と軍司令官か…。と、いうことは天皇は出てこないって事か…。もしかして私って首相と軍司令官だけで大丈夫な相手だって思われてる?ちょっとショックだなぁ…)


と、考え、少しテンションが下がったところで、続けて、


(…まぁいいか。それならそうでこの場を利用して私達が甘く見ていい相手じゃないってわからせれば良いだけだね)


と、少々危険な考えになったところで用意されていた椅子に座ると先に来て待っていた日本国首相と国軍最高司令官に対して、


「お初にお目にかかります。私がフェリアシティ王国女王、テイル・フェリアシティと申します。これからよろしくお願いいたします」


と、言って挨拶しると深く頭を下げたのであった。

そんなテイルに日本国首相と国軍最高司令官は、


「ご丁寧にありがとうございます。私は日本国総理大臣、松本清一郎と申します。どうかよろしくお願いいたします」


「私は日本国軍最高司令官兼日本海軍最高司令官を務めております、十倉寺龍寛と申します。どうかよろしくお願いいたします」


と、それぞれに言ってテイルに自己紹介をしてきたのである。

これにテイルは、


「松本大臣と十倉寺司令、ですね。わかりました。それでもう本日の会談を始めても良いのでしょうか?」


と、言って二人に尋ねたのであった。

これに松本大臣と十倉寺司令の二人は、


「いえ、陛下がまだ参られていないのでもう少しだけお待ちいただきたい」


「本当にまもなく、もうまもなく到着されるのでどうか少しだけお待ちを…」


と、言ってきたのでテイルは、


(…天皇も来るのか…。何かトラブルがあっただけか…?)


と、考えながら、


「そうですか、わかりました。それでは陛下が到着されるまで少し雑談などしましょうか?」


と、その場の全員に話し掛けたのであった。

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