ジャンの処遇について
握手する手を離したテイルは、
「そういえばアーシアとジャンって知り合いなの?」
と、ふと気になった事をアーシア尋ねたのである。
これにアーシアは、
「一応ね。何度か会って何度か話したぐらいの知り合いかな」
と、答え、一方のジャンも、
「そうだね、軽い感じの知り合いだね」
と、こちらもアーシアと同じような答えをテイルに話したのであった。
すると二人のその答えを聞いたテイルは、
「という事はアーシアとコンビを組んでもらうのはやめた方がいいかな?二人共どう思う?」
と、話してアーシアとジャンにこれからの戦闘では二人で行動してもらう考えを話して二人はその考えに賛成か反対かを選んでもらおうとしたのである。
この質問に二人は、
「…どうする?」
「…止めとく?」
「私はどっちでもいいんだけど…」
「…俺もどっちでもいいんだよなぁ…」
と、なんとも言えない発言をそれぞれが行ったのでテイルは、
「…わかりました。ジャンはしばらく私の僚機をやってもらいましょう。ジェームズ陛下とトーマス博士もそれで良いですか?」
と、言って自身の考えを話してジェームズ皇帝とトーマス博士に確認してみたのであった。
この考えにジェームズ皇帝とトーマス博士は、
「ふむ、私は構いませんよ、テイル陛下」
「私もそれで良いと思います。良かったですね、殿下。ようやく最前線で戦えるようになりそうですね」
と、それぞれが口にしたのでこの瞬間、ジャンのフェリアシティ軍での所属が決まったのである。
そのジャンはトーマス博士の言葉に、
「ちょっ、博士!それじゃ俺が戦闘狂みたいじゃないですか!?」
と、言ってトーマス博士の発言を否定しようとしたのだが、トーマス博士は、
「そこまでは言っていませんよ。ただ、他の隊員達が出撃していくのを羨ましそうに見ていたのを思い出しただけですよ」
と、話してかつて見ていたジャンの姿をジャン本人に伝えたのであった。
これにジャンは、
「…そうでしたね。それを見ていれば博士がそう言う発言をされるのも当然ですね…」
と、言って少し落ち込んだ様子を見せたのである。
その様子を見たトーマス博士は、
「…私も言い過ぎましたね。すいませんでした…」
と、言ってジャンに謝ったのであった。
するとこの様子を見ていたテイルが、
「…あの~、そろそろ日本政府の人達との会談を行うようにしていただけると嬉しいんですけど…」
と、タイミングを見計らって言っていったのである。
これにジェームズ皇帝、トーマス博士、ジャンの三人は、
「…あ、そうでしたね…」
「危うくもっと遅れるところでした…」
「…俺が余計な事を話したからですね…。すいませんでした…」
と、それぞれに言ってジャンが代表して謝ると続けてジェームズ皇帝が、
「それでは行きましょう。ついてきてください」
と、言って知事公邸の奥に歩き始めたのであった。




