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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ロッキー山脈上空での戦闘 その七

テイルの攻撃魔法にトーリアは、


「ちぃぃっ、機体は旧式だがパイロットは規格外中の規格外中の規格外の超化け物だな!」


と、叫ぶと搭載火器のほとんどをワイバーンに向けて発射、シルフにはレーザーライフルのみを撃って行動の邪魔に徹したのである。

同じように攻撃されているキャンベルも、


「…テイルの攻撃はある程度は直撃しても仕方ないと割り切ってまずはアーシア機の撃墜だな…」


と、言ってワイバーンの攻撃を可能な限り回避、無理な時は魔導シールドでなんとか防ぎつつ前方で逃げながらレーザーライフルと魔法攻撃を乱射してくるアーシア機の追撃を行ったのである。

これにアーシアは、


「ああ、もう、しつこい!いい加減諦めろっての!」


と、叫びながら逃走劇を続けたのである。

この発言にキャンベルは、


「…諦めるのはお前だよ。ようやくだいぶ距離が近付いてきた」


と、言ってワイバーンとシルフの攻撃を受けながらもシルフとの距離が縮まっているという現実をアーシアに伝えたのである。

これにアーシアは、


「だからってそんな簡単に諦められるか!」


と、キャンベルに叫ぶと続けてテイルに、


「テイル!ここで助けてくれなくて私が死んだら化けて出るからね!」


と、言って遠回しにもっと援護しろと訴えたのであった。

この発言にテイルは、


「無茶言うな!今でもしっかり助けてるわ!」


と、言ってトーリア機の攻撃を避けながらトーリア機とキャンベル機への攻撃を継続していたのだが、ある時遂に、


「…追いついた。まずは脚部」


と、キャンベルが言ってキャンベル機がシルフの脚部にレーザーソードを振り下ろしていったのである。

その一撃をシルフの魔導シールドはなんとか受け止めたのだがキャンベルは、


「…その程度の魔導シールドごときで…!」


と、言うとさらにパワーを上げてシルフの魔導シールド無理矢理破るとそのままシルフの脚部を両断したのであった。

これにアーシアは、


「脚部ロスト!?でもまだ!」


と、言ってキャンベル機に攻撃を続けたのであるがキャンベルは、


「…脚部バーニアに脚部スラスターも無くなったからスピードが落ちてる。もう終わりだよ」


と、言って次々とレーザーソードを振り回してシルフを斬り刻んでいき、最終的にコクピットを真っ二つにしたのだがその直前にアーシアは、


「…あー、これもう無理だ。脱出するからテイル、後は一人で頑張って」


と、言ってシルフから脱出したのであった。

そしてアーシアが脱出した直後にキャンベル機のレーザーソードがシルフのコクピットを両断、これでジルフェに続いてシルフも爆散大破したのである。

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