表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/17

第十話 アキ(1)

アキという名前らしい。

人がよさそうな顔をして、人との付き合いも慣れているらしい。

レイオンは、感心してじろじろと見てしまった。

けして、怯えさえるつもりはなかったのだが、少し戸惑っているアキを見てようやくさとった。

ごめん、ごめんと笑いながら言うレイオンの目はもう父親の目だ。

レイオンは、切り替えスイッチでもあるのだろうか、自分の子供と認識した瞬間 彼の雰囲気が変わる。

それにも、アキが戸惑っているのだが、そんな内事情、レイオンは知らない。


「アキ、私が君のお父さんだ、パパでもいいよ」

ほんのり自分の願望を乗せて、レイオンは手をさしだした。

大人びていると言っても、やはり子どもである。

おどおどと手を差出し、握手をした。きゅっ、と漫画だったら鳴っているだろうやさしさで、レイオンは握り返した。

それは思ったより、アキに安心を与えたようで、アキの緊張した頬もゆっくりとほぐしていった。


「よろしくおねがいします」

アキは改めて挨拶など、今までしたことが無かったのでくすぐったい気持ちに襲われて それが何かしらないいアキはふと怖くなって手を離した。


「アキは12歳だから、5番目だね。三男だ。そしてこの子たちが君の兄妹だよ」

レイオンとアキの前には、ずっとならんだこれからの兄妹がニコニコと整列していた。

結婚式から帰る途中に村の子供たちと遊んで帰ってきたのだろう。

もともと息をはずましていたが、アキを見てもっと息をはずました。

顔も心なしか、いつもより明るい。

目をキラキラさせている心の奥に好奇心がうずまいている。





ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ