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異世界転移したけど森の奥で引きこもってます。スカウト? いやぁ、森から出る気はないので遠慮します  作者: 初音の歌
第三章

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第50話・レジーナの初カレー


 ランチョンマット――という名の、ほぼ芸術品を受け取ったあと。

 有羽は「よし」と小さく息を吐いて、椅子から立ち上がった。


「じゃ、昼の準備するわ。今日のメインは夕食だから……昼は少し軽めでいくよ」


 その宣言に、誰より先に反応したのはアウローラだった。椅子の背を鳴らして前のめりになる。尻尾があったら、今ごろ天井に穴が開く勢いで振られている。


「美味しければなんでもいいぞ!」


 いつも通りのわんこ回答。

 それを見て、有羽は笑いを噛み殺しながら、視線をレジーナとラディウスへ移す。


「……二人は、食べられないものある? 宗教的な禁忌とか、体質的に無理とか。場合によってはメニュー変える」


 その言い方は、丁寧で現実的で、そして何より「前例」を踏まえている。

 レジーナはそこで、ほんの少しだけ目を細めた。

 話に出た「異国の禁忌騒動」。そして今しがたの「お礼」の理由。

 賢者は、礼節を知らないわけではなく――危うい線をちゃんと理解しているのだ、と。


「お気遣いありがとうございます。けれど大丈夫ですわ」


 レジーナは手を軽く胸元に当て、茶目っ気のある微笑を浮かべる。


「南王国の誇るべき文化の一つに『食におおらか』というものがありますの。美味しければ正義で突き進むのが、私達の国です」


 言い切って、えっへん、と可愛らしく胸を張る。

 気品のある第一王女がやると、なぜか破壊力が増す。


(……姉妹だなぁ)


 有羽は内心で頷く。アウローラは「わんこ」。レジーナは「女豹」。

 まったくタイプが違うのに……端々に同じ血を感じる。そんな印象を覚えつつ、苦笑した。


「了解。じゃあ――お姉さんの妹が前回めちゃくちゃ気に入ったやつ。カレー出すわ」

「カレー!」


 アウローラの瞳がきらきらと輝いた。

 いや、輝いたというより点火した。目の中に小さな焚き火が灯ったかのようだ。

 言葉を発さない侍女隊も、空気が変わる。数名の視線が、瞬時に台所へ向く。静かなのに圧がある。仕事の出来る人間たちの「戦闘態勢」だ。

 家の外に控える護衛たちも、なぜか気配が濃くなる。たぶん耳を立てている。


 レジーナとラディウスは、まだ「その料理」を食べたことがない。

 しかし話だけは何度も聞いている。

 賢者の家で、食の歴史がひっくり返りかけたとか、侍女たちが無言で水とパンを往復し続けたとか、甘い顔のアウローラが珍しく目を血走らせたとか。

 ただし――アウローラが、ふと首を傾げた。


「あれ? でも有羽。カレーってあんまり『軽く』ないぞ? 美味しいけどガッツリ系の料理だと思う……」


 さすがに経験者は言うことが違う。

 あの茶色い液体の破壊力を知っている者の、説得力だ。

 有羽は肩をすくめる。


「うん。そのままならね。だから()()()()()()()代物にする」


 理解できる者は、この場に一人もいない。

 カレーという名前の時点で、皆の脳内に「濃い」「重い」「抗えない香り」というイメージが固定されている。そこに軽く食べられると言われても、矛盾が増えるだけだ。


 有羽は台所へ向かった。

 すると、呼んでもいないのに侍女が二人、自然に立ち上がって付いていく。もはや阿吽の呼吸。あるいは条件反射。

 手際の良い侍女たちが一礼し、


「お手伝いを」

「必要なものはございますか?」


 と声をかける。


「……はいはい、分かった。手伝い、ありがとね」


 言い方は素っ気ないが、拒まない。

 この距離感が、彼らの「家」になりつつある証だ。

 台所に入った瞬間、空気の密度が変わる。

 そこは料理を作る場所というより、作業場だ。道具の配置が合理的で、動線が短い。火の扱いが正確で、余計な熱がこもらない。森の中にあるくせに、台所だけは都市の工房みたいに整っている。

 手を洗い作業に取り掛かると、すぐに音が立ち始めた。


 じゅわぁぁぁ。


 湿り気を含んだ熱が、油の膜を押し広げる音。

 それは「揚げ物」の音に似ているのに、どこか違う。もっと生地が厚いのか、あるいは内部に空気の層があるのか。泡の立ち方が、軽いものとは違う。


 香りも、同時に膨らむ。

 油の香ばしさ――その奥に、刺激のある温かい匂い。鼻の奥をくすぐる、乾いた香りが重なる。

 そして、ほんの僅かな甘さ。


 台所の外。

 客間のテーブルに座る三人の反応が、目に見えるようだった。

 最初に動いたのはアウローラだ。

 身体が前のめりになる。背筋はいいのに、首だけ伸びる。完全に獲物を見つけた犬の姿勢である。


「……来た……」


 ほぼ呟き。

 それが怖い。


 レジーナは、手元のお茶に口をつけようとして――止まった。

 顔はまだ微笑んでいるのに、目だけが台所の方へ吸い寄せられている。理性が「今は会話」と言っているのに、嗅覚が「今は食」と叫んでいる顔だ。


 ラディウスも同じだった。

 侯爵家当主としての品位が、椅子に座り続けさせている。だが、呼吸がほんの少し深くなる。香りを逃がさないために、無意識に吸っている。

 台所から伝わる音と匂いは、言葉より雄弁だ。

 そして、レジーナは思う。


(凄い……私たちは宮廷で、あらゆる美食を口にしてきたはずなのに。これは「未知」の刺激だわ)


 揚げ物――という概念自体はある。

 だがこの匂いは、ただ油で揚げているだけではない。香辛料が、熱で「別の顔」を出している。鼻に刺さるのではなく、包み込むように広がる。しかも、どこか落ち着く。


「これは……凄いわね」


 思わず、レジーナの声が漏れた。

 小声なのに、部屋の空気がそれに同調する。侍女達も、目線だけ台所へ向ける。プロの目だ。料理を食べる前から、料理に負けている。


「ああ。僕たちは随分美食に慣れてる筈なのに……」


 ラディウスの声は静かだが、喉が渇いている。

 香りで唾液が増える。騎士の戦場反応に近い。匂いは身体を動かす。

 その様子を見て、アウローラが――まるで自分が作っているかのように胸を張った。


「ふふん。凄いでしょう姉上。これが有羽の料理なのです。私も毎回毎回、この音や匂いにやられてしまうのです……再現したくても再現の叶わない、魅惑の料理です」

「自信満々に言う事じゃないと思うけど……でも、そうね」


 レジーナが苦笑する。

 そして、彼女は「王女の顔」ではなく「姉の顔」でアウローラを見る。

 妹が誇らしそうにしている。その理由が、食べ物の匂い一つで分かってしまうのが、なんだか可笑しくて、愛おしい。


「私も、この音と匂いは初めてだわ。揚げ物なのは分かるけれど……それしか分からない」

「そう。そこなんです」


 アウローラが、妙に真剣に頷く。


「見えないのに、分かる。分かるのに、分からない。……有羽の料理はいつもそうだ。だから王都の料理人達が、毎回泣いてる」


 最後の一言が、妙に切実だった。

 レジーナとラディウスは顔を見合わせる。泣く――それは比喩ではないだろう。王都の職人達が、賢者の「ヒントだけ」で再現しようとして、地獄を見ている話は聞いている。

 そしてレジーナの胸の奥で、外交官の直感が言う。


(これは、料理ではなく「技術」だ。香りの出し方、油の扱い、熱の通し方……全部が体系になっている)


 見せ方も上手い。

 昼は軽く、と言いながら香りで相手の心を掴む。夕食の「本番」への期待を自然に膨らませる。しかも、押しつけがましくない。勝手に期待してしまう。

 台所の音は続く。


 じゅわぁぁ……ぱち……じゅっ。


 油が小さく弾ける音が混じり始めた。

 何かが膨らんでいるのか、内部の空気が押し返しているのか。香ばしさが濃くなる。甘い匂いが一瞬だけ強くなる。そこへ、あの刺激的な香りが寄り添う。


 レジーナが、珍しく子供みたいに目を輝かせてしまう。

 台所の方角をじっと見つめる――その横顔が、アウローラと驚くほど似ている。

 ラディウスは、その様子に苦笑するしかなかった。


(やっぱり姉妹だな……)


 アウローラが台所へ向けて尻尾を振っているなら、レジーナは品よく椅子に座ったまま、目だけで同じことをしている。

 どちらも、結局は「楽しみ」に弱い。


 そして台所から、足音が近づいてくる。

 油の爆ぜる音は止み、代わりに揚がったものを落ち着かせる静かな時間の気配が生まれる。

 香りだけが、先に到着した。

 小麦と、香辛料と、熱の甘みが混じった、抗えない匂いだけが。


 ――昼の「軽い」一品。

 その正体が、まだ姿を見せないまま。


 レジーナは、息をひそめるようにして待った。

 次に出てくるものが、彼女の想像を裏切ることを確信しながら。





 ◇◇◇





 昼前の空気が、台所のほうからじわじわと変わっていく。


 油の匂い。香ばしい小麦の甘さ。そこに――鼻の奥を掴んで離さない、あの複雑な香辛料の気配が絡みつく。

 テーブルに残った三人は、会話の途中で何度も喉を鳴らし、視線だけが台所へ吸い寄せられていた。


 やがて、足音。

 有羽が戻ってくる。

 両手に抱えた盆の上には、皿が二枚。

 そしてその皿一面に、揚げたパンが山盛りになっていた。


 形は二種類。

 ひとつは小さな球体。手のひらにころりと収まる、一口サイズ。

 もうひとつは楕円形。握り拳ほどの、パンとしては「ちょうどいい」大きさ。

 どちらも、表面はきつね色。揚げ油で薄い膜が張り、光を受けて艶がある。

 ほんの少し触れただけで、表面がぱり、と音を立てそうな雰囲気だった。


「……ほう」


 ラディウスが思わず息を漏らし、

 レジーナは言葉の代わりに、小さく目を丸くした。

 有羽は盆をテーブルに置く……前に、家の扉を開けて外へ顔を出した。

 護衛隊が、いつものように外周で気配を張っている。


「おーい、キミら。こっち」


 有羽が楕円形のほうの皿を軽々と持っていき、迷いなく差し出す。


「キミらはこれくらい、ぺろりと食うだろ?」

「むしろこの程度では足りませんな! 「追加」を要求いたします!」


 護衛のひとりが胸を張って言い切った。

 主君の護衛というより、食堂の常連客のノリである。


「食いすぎだっつーの」


 有羽が呆れた声で返すと、護衛達は揃って笑い、遠慮なく楕円形にかぶりついた。


 ――もきゅ。


 頬が動く。

 目が見開かれる。

 次の瞬間には、全員が無言で二口目へいっていた。


「……うめぇ」

「衣が、軽い……のに、香りが重い……!」


 言葉が散発する。

 護衛たちの背筋が、なぜかしゃんと伸びた。

 恐るべきことに「戦場の男たち」が、今は食い物で士気を上げている。


 有羽は「はいはい」と適当に流し、屋内へ戻った。

 テーブルには、小さな球体のほうが置かれる。

 アウローラが、皿を見た瞬間に眉を寄せた。


「……小さっ!」


 侍女達もざわめく。


「一口サイズですわ……!」

「可愛らしいけれど……少なすぎません?」

「これで美味しくなかったら……許しませんわよ……?」

「脅迫すな」


 有羽がため息混じりに返し、レジーナへ視線を向ける。


「ま、食べてみてよ。そのサイズなら、お菓子感覚でいけるだろうから」

「ええ……ありがとうございます」


 レジーナは上品に頷き、球体の揚げパンをひとつ手に取った。

 軽い。指先に油の感触が残るけれど、不快ではない。むしろ食欲をそそる温度と香りだ。

 表面はさくりとしていそうで、しかし中はふんわりしていそうな弾力が伝わってくる。

 香りは強いのに、どこか「甘い」――小麦の香ばしさが、香辛料の濃さを受け止めている。

 ラディウスも同じように手に取った。

 夫婦が揃って、一拍、呼吸を整える。


(……外交の場でも、料理の場でも、最初の一口は「情報」)


 レジーナはそういう性格だ。

 見て、嗅いで、触れて、舌に乗せる前から相手の意図を測る。


 ――が。

 口に入れた瞬間、その「測る余裕」が吹き飛んだ。


 ぽこん、と一口で入る。

 次の瞬間、内側から熱と香りが爆ぜた。


「……っ!?」


 レジーナの目が見開かれる。

 舌の上に、濃厚な奔流が走った。


 とろみ。辛さ。旨味。甘味。酸味。

 それが喧嘩するのではなく、隊列を組んで押し寄せてくる。

 香辛料の熱が、喉を通り抜けるときに身体の芯を軽く叩く。

 同時に、肉と野菜の旨味が、あとから確実に追いかけてくる。

 揚げた生地はそれらを吸っているのに、油っぽさが不思議と重くない。むしろ軽い。


 ――そして何より。


 もう一口が、自然に欲しくなる。

 レジーナの手が、気づけば二つ目へ伸びていた。

 ラディウスも同じだ。

 夫妻が同時に、二つ目を口へ運ぶ。

 まるで、言葉より先に身体が答えを出したかのように。


「すごいな……これは……」


 ラディウスが呆然と呟く。

 騎士の理性が、味覚に負けている顔だった。


「ね? ね? 凄いでしょうラディウス卿!」


 アウローラが待ってましたと言わんばかりに身を乗り出す。

 誇らしげにもほどがある。


「これがカレーです! これが味の革命なのです!」

「王女さんが作ったわけじゃないだろ」


 有羽が冷ややかに突っ込むが、アウローラは聞いちゃいない。

 侍女達はもっと酷い。球体が小さいことが、むしろ罪になっている。

 一口で終わる。

 だから次が欲しくなる。

 結果、永遠に手が止まらない。


「これはいけませんわ……! なんて非道な!」

「私達のお腹周りが危険ですわ……!」

「でも止められません……有羽様、なんて酷い方……!」

「いや、俺!? なんで俺のせい!?」


 台所から麦茶を取りに行こうとする侍女の動きさえ、すでに作業ではなく補給のそれだった。

 外の護衛たちも同様だ。

 楕円形のほうを、もきゅもきゅと齧っている。


「うめぇ……!」

「賢者殿、これは……!」

「揚げたパンの衣も最高だ……!」


 もはや護衛というより、ただの食いしん坊である。

 幸福そのもののリズムでカレーパンを貪る男たち。


 ……レジーナだけが、食べ方が違った。

 彼女は確かに、二つ目、三つ目と手を伸ばしている。

 伸ばしているのに、視線が「食欲」ではなく「分析」の場所にある。


 球体の断面。

 中の、とろりとした濃い色。

 香りの立ち上がり。

 舌に残る余韻。

 まるで宝石鑑定のように、静かに、鋭く見ていた。

 有羽は嫌な予感がして、思わず訊ねる。


「あー……何か、嫌な具でも入ってた?」


 レジーナは首を振らない。

 ただ、視線を外さずに、静かに言った。


「……主な香辛料は三つですね」


 その言葉だけで、空気が一瞬止まった。


「白い小花をたくさん付けた草。細長い種を鈴なりに実らせた草。地面近くに葉を広げた……太い根のある草」


 レジーナは見たことのある形を言葉にしている。

 それも、魔国からの輸入品に紛れていた――あの香辛料たちの特徴だ。


「魔国からの輸入品にもあります。この三つが、主な成分かと」


 有羽が、さすがに固まった。


(……当てやがった)


 いや、当てたというより()()()()()()

 この世界は、地球じゃない。

 香辛料が「組み合わせ」で文化になっていない世界で、ここまでの精度で「輪郭」を掴むのは異常だ。

 有羽は、降参の手つきで両手を上げる。


「……すっげ。完敗だ完敗。まさか当てられる人がいるとは思わなかった」


 レジーナは、そこで初めて視線を上げた。

 真剣な瞳。勝ち誇るのではなく、純粋に()()()()を測っている目。


「……いえ。まだ比率までは掴めません」


 そう言って、レジーナは球体をひとつ摘まみ、割って断面を見つめた。


「この料理はあまりに味が複雑すぎる。王女として様々な料理を味わってきた私でさえ、未体験の領域です」


 アウローラがぽかんと口を開けた。

 侍女達も、護衛達も、さすがに手が止まる。

 レジーナが、食べ物の中身をここまで言語化したのを彼らは見たことがないのだろう。

 有羽は肩をすくめ、苦笑した。


「やれやれ……これじゃ、魔国の方も案外早くカレー解明しちゃうかもしれないな……あっちの女王さんも油断ならないし」


 その一言で――場の温度が、すっと落ちた。


 侍女の手が止まる。

 護衛の気配が硬くなる。

 ラディウスの表情から笑みが消え、背筋がまっすぐ伸びた。

 アウローラの「わくわく」が、ぴたりと止まる。


 レジーナだけが、動かなかった。

 ただ、ゆっくりと瞬きをして有羽を見る。

 有羽は、少しだけ申し訳なさそうに頬を掻いた。


「……最初に結論から話すよ」


 彼は視線を落とさずに言う。

 隠す気はない。むしろ、ここで話さなきゃいけないと分かっている声だった。


「魔国女王のメトゥスさんに――カレー、食わせた。あっちの女王さんも、このカレーを知った」


 沈黙が落ちた。

 誰も、すぐには反応できなかった。

 美味しさの余韻が、急に政治の匂いに塗り替えられていく。

 揚げ油の香りが、遠くなる。

 代わりに、国と国の距離が近づく気配がした。

 レジーナの瞳が、静かに細くなる。

 怒りではない。恐れでもない。

 計算の目だ。

 アウローラは固まったまま、口を開く。


「……有羽。それ、本当か?」


 有羽は逃げない。

 視線を逸らさない。


「本当」


 短い返事が、場に落ちた。

 侍女長マルガリータが、息を吸う音がした。

 ラディウスの指が、無意識に膝の上で握られる。

 レジーナはまだ何も言わない。言わないが――その沈黙が、一番怖い。

 昼の「軽い」一品は、確かに軽かったはずなのに。

 今この場の空気だけが、重くなっていく。


 ――皆の反応は、これからどうなるのか。


 有羽の一言が、森の中の小さな食卓を、国の話へ引きずり出そうとしていた。



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― 新着の感想 ―
馴れ馴れしいのはそう言う人物造形だから良いけど、さんざん食べ散らかして食べ物のわがまま言って、なんのお礼もしないのは王族やその護衛としてどうなのよ。俺ならキレるよ
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