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拾った剣が精神汚染して来るんだけど!?⇔拾われた剣、主に振り回される!?  作者: ゆうきゅうにいと
第8章 のろのろ帰還と運命の再会?

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第012話 リアースレイ連合国で身分証を作ろう??


 リアースレイ精霊王国の隣りにある傘下の国に来ている。

 リアースレイ連合国と呼ばれるそこにはリアースレイ精霊王国の同盟国が集まる中央領があって、そこで同盟国の王族は同盟の儀式を行うそうだ。

 俺も王族じゃないけどビアンカお姉様とシャルロッテお姉様の婚約者(仮)になっちゃったからかな? レンリート王家と俺とシャルロッテお姉様が正式に招待されているのだ。

 ――俺だけ場違い感が凄くないかな?

「プルゥ『キーも居るのー』」

 うん。レンリート王国は聖素が少ないからね。リリィとネネェの精霊剣が近くに無いとキーちゃんが辛いんだ。

 シャルロッテお姉様にお願いしたらキーちゃんも一緒に行ける事になったんだよ? 頼りになるよねシャルロッテお姉様。


 何か公爵家になったから表だって義弟として扱う為にシャルロッテお姉様と呼ぶ様にビアンカお姉様に言われたんだよね。

 仮であっても婚約者相手にお姉様はおかしくないかな? とは思うけどビアンカお姉様の事もそのままだし何時ものごっこ遊びだろう。

 実害は無いから俺は別に良いんだけど、ビアンカお姉様もお姫様になったって言うのに仕方のない娘だよね?

 飛空挺で半日以上飛んだ。今まで国を跨いだ時も2時間を超えなかったのにそれだけ遠い国って事だよな。

 馬車だとどれだけ掛かるのか、……考えるのも恐ろしい。



 半日以上飛び続けた飛空挺は大きな川が流れているその向こう側。高さ4、50mはありそうな白い壁が延々そびえ立っているんだけど、その白い壁の向こう側がリアースレイ精霊王国になるそうだ。

 まあ向こうには滅多な事では行けないらしいけどね。

 延々続くその白い壁が半円に凹んでる所があってその中に幾つもの小島がある。俺達はその中の一つの島に降り立った。

 この島々がある場所はリアースレイ連合国の中央領と呼ばれる連合国の中心領だそうだ。普通の国で言えば王都の様な場所らしい。

 リアースレイ連合国の他の領地が川の手前にある事からも、川向こうにある中央領は特別な領地なんだろう。

 飛空艇から降りると飛空場周りは広々としていて、遠目には10階以上はありそうな建物が幾つも並んでいる。今まで5階建ての建物が高さの限界だと思っていたからビックリだ。

「ダールトン様。飛空艇は此処に停めておいて良いのかしら?」

「貿易島に行かせればこの合間に本国からの荷の入れ替えをさせる事も出来ますが?」

「一応王族なのよ? 何かあった時の移動手段は手放せないわ(アイリスちゃんが強引に奪われる可能性もあるしね)」

「分かりました。その様に致しましょう」


 魔導車に乗り込む。馬が要らない馬車なんだよ?

「ヒヒーン『これが増えるとキーちゃんの役目が無くなるぅ?』」

 増えるかな? 近場ならキーちゃんに乗っても良いんだけどね。騒ぎになるって全然許可が出ないんだよ?

「プルゥ『残念ー』」

 騒ぎになるって言っても慣れれば大丈夫だと思うんだけどねぇ?

『そんな訳ないじゃろ』

『認識が甘いなのー』

『まあ魔導車なんてそう簡単には増えんじゃろ。カントラス王国でも見なかったしの』

『なのー』コクコク

 そりゃそうか。

 魔導車は2台、王族夫妻を乗せた魔導車と、俺とキーちゃんビアンカお姉様シャルロッテお姉様を乗せた魔導車に分かれている。

 キーちゃんはシャルロッテお姉様にも近寄れる様にしてあげたんだよ? でもキーちゃんが自然に放つ聖素を抑えるのって面倒臭いみたい。だから偉いねーって褒めておいた。

 シャルロッテお姉様も頭を撫でてたし、良かったんじゃないかな?

「プルゥゥ『えへへ~』」

 ――因みにビアンカは(これで私だけが注目される事は無くなった)と安堵していた。



 10分程で一際立派っぽい建物に魔導車ごと入って行った。多分20階くらいあったんじゃないかな? 高さだけじゃなくて1階1階の広さもデパート以上だったかも。

 ……階段大変そうだな。

 後この魔導車って全然揺れないんだよ? 快適快適、本当レンリート王国でも使えれば良いのに。

「此方の水晶に手をかざして頂くと生体認証がなされてリアースレイ連合国の一員として登録されます。それから上でレンリート領と領杖の授与式が行われる予定です」

 一階ロビーの受付でダールトンさんがそう言って促すと、まずシャルロッテお姉様が手をかざしていった。そうすると水晶が一瞬白く淡い光りを発した。

「もう結構ですよ。此方が身分証です」

 ギルド証と同サイズ。手のひらサイズの身分証には顔写真と様々な情報が登録されていて身分を証明する物になっているそうだ。この身分証は中央領内では必須で、所持していないと身分が証明されるまで王族であろうと拘束されてしまうらしい。


「持っていなければならないのか」

「この中央領には王族の方々も含め、学生や領内で仕事を持つ者しか入れません。レンリート王が使う機会は殆ど無いでしょう。リアースレイ精霊王国との契約証だと思って下さい」

「ふむ、成る程な」

「では記念品として頂きましょう。ねぇ? 貴方」

「う、うむ」

「アデール王の場合は酷かったらしいですよ? そんなルール撤廃しろだとかリアースレイ精霊王国本国に入らせろとか、今でも対応した者の愚痴は語り草になっていますから」

 余計な口を開くなと言う視線をグランツ王に送るエウレカ妃、それを察したダールトンがフォローを入れていた。


「顔写真に身分、名前も登録されるのね」

 ビアンカお姉様が難しい顔をしている。まあ謎技術だしな。シャルロッテお姉様に促されて次々と登録され身分証が渡されて、皆んな出来た身分証を物珍しそうに眺めている。

 そして俺も水晶に手をかざしていく。水晶は俺の髪色と同じ桃色の光りを放ち消えていった。

 ――あれ? 皆んな白い光りじゃなかったっけ? 俺変な事してないよな? 怒られそうで周りを見れないよ?

 そう思って誰も居ない虚空を見つめていると、何故か空中に身分証が現れた。

 ――いや何っ!? 何で!??

 今までダールトンさんが配ってたよね?? どう言う事? メッチャ怖いんだよ!?

「「「………………」」」『『………………』』

 皆んなの視線を感じる! 何で何も言ってくれないの!? こんな時ナージャさんが居てくれたら何か良い感じにしてくれるのに!!

『……他力本願じゃの。じゃがまあ、気を強く持つのじゃ』

 えっ? 何その台詞、何が起きたの!?

『すぐに分かるなのー。諦めが肝心なのー』

 くっ、精霊にまで見捨てられた。俺は沈黙に負けて恐る恐る出て来た身分証に目を通す。


『アイリス・フローディア

レンリート王国フローディア公爵家次女

性別女 年齢8歳 身長90cm』


 ………………ん? 何だこれ??

 疑問に思い周囲を見ると、ダールトンさんが頭1個以上高くなってる。周りを見ると皆んなも大きくなってる。

 ……もう一度カードを見る。


『性別女 年齢8歳 身長90cm』


 ……………………………………。


 …………………………。



『性別女 年齢8歳 身長90cm』



 ………………俺は膝から崩れ落ちた。


 何で縮んでんの!? えっ!? 俺女の子になってるの!?? 8歳って何??

 何で良い歳した大人のおじさんが幼女にさせられてるの!?

 はっ!! ねぇねに何て言えば良いの!? 気持ち悪がられたらどうしよう。嫌われたらどうすれば良いの!??

『大人の……、おじさんなのー?』

『前と対して変わらんじゃろ』

 リリィ達が何か言ってるけど耳に入らない。最悪なイメージが心を抉って来る。 ねぇねに嫌われる。

 うう〜、ポロポロ涙がこぼれて止まらないよ!

「ふぇっ、ふえぇええええーーーーーーーーん」






 明日から15時10分と21時10分に投稿します。

 そしてここに来て唐突にTS、理由は次話の最後に。TS嫌いの方、出来れば見捨てないで下さい。

 因みに、連合国を抜きにして此処までで完結にする予定でした。綺麗な終わりになるかなと。

 続けない方が良かったと言われない様に頑張りますので引き続きよろしくお願いします。

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