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まさかwebで ミステリー大賞に リベンジする日が来るなんて!  作者: ふりまじん
マラキは誘う

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素人考え


ハァァぁ(//ー//)

動悸がする。そして、顔が赤くなる。でも、高血圧ではない。死ぬほど恥ずかしいぃぃぃ。

ああああっ。全くもう。だから、このIDを早くなんとかしたかったのよっ(>_<)

あああっ、だから、リアルで身バレしているIDは嫌なんだよ。

特に田舎。何かあったらすぐに近所に知れ渡る。


クラクラする頭で昔の事を思い出していた。

昭和生まれの我々は、小説家とか、書籍化と言ったら名誉職だった。

だから、書籍化したら町中で祝って自慢できるって思っていた。

私は夢を見ていた。知らない世界に。

WEB小説のサイトは私にとっての異世界だった。

地元の剛のおもしろ話で書籍化したら、もしかしたら、この地域が活性化するかもしれない。

聖地巡礼ってやつ?があるかもしれないとか、妄想した。

ポーターや、モンゴメリーのように地元が潤う話になったらいいなとか、思ったよ(〃ω〃)

ついでに、図書館に自分の本を寄贈しようとか、バカなことをファミレスのコーヒーで酔いながら話し合った思い出が、体を熱くする。もう。


なに考えてるのだろう。もう、そんなことはいい。そう、WEB小説の世界はそうそう楽ではない。

そして、私が考えるほど、世界は私の小説に興味なんてない!φ( ̄ー ̄ )


一呼吸する。頬が熱いがもう、無視する。


そして、烏龍茶を一口飲んでなにもなかったように話始める。


「書いてるって言っても、趣味の範囲で、それほど読まれていないわ。」

私はそこまで行って、烏龍茶をまた飲んだ。はぁ。もうっ、山臥め!

そして、落ち着いて小林を見た。

「それにUFOの話は書いてないのよ。そういうのって難しいでしょ?」

まだね。と、心の中で呟いた。それから、調子に乗って山臥に小説の話をするのもやばいなって思った。

「そうなの?じゃ、何を書いてるの?」

山臥はナチュラルに聞いてくる。そうきたか!と、私は渋い顔になる。そう、今、私が書いている話って、こんな爽やか青年にプレゼンできるラインナップ、あったかしら?

「幽霊の話とか、童話。かな?」

無難に答える。

「童話ですか。」

小林は少し優しい顔でそう呟く。ああ、いいなぁ。この、必要以上に主張しないで、それでいて爽やかにみんなの記憶に残る。

これ、これよ。これこそ、私の理想の芳雄!小林青年だわ。

ここに来て、別の意味でドキドキする。そう。私の未完は多岐にあたるのだ。

2025年明智小五郎デビュー100周年のこの年に、新しい明智小五郎の話をかく。それは、ほぼ、未完の言い訳ではあったけれど、剛と話した思い出のエピソードでもあった。


「ミステリーも書こうと思っているんだ。明智小五郎の新作を。」

ああ、言っちゃった。でも、これは1番、リアルな世界で話せる内容な気がした。

「そうか。だから、『悪霊』の話をしてたんだね。」

ここで山臥がいいタイミングの合いの手を入れた。

「あ、悪霊ですか?」

小林は不気味そうに私を見る。

「ああ。江戸川乱歩の未完の名作『悪霊』を卯月さんは解決しようとしているんだよ。」

なんだか格好よく山臥が言いやがった。

私は泣きたい気持ちになる。そんな事、私言ってないわ。

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