表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

1話 猫になった俺

魔界。


それは、悪魔や魔物、怪物と呼ばれる存在たちが住まう世界。


そしてその魔界は、ひとつではない。

宇宙に無数の星があるように魔界もまた無数に存在しているらしい。


そして俺は、とある魔界の森の中にいた。


――絶賛レベル上げ中だ。


リリンが戦闘中はわりと暇なので今後の方針を決めるため今までのことを振り返り記憶と気持ちの整理をしようと思う。





数日前――


俺は目覚めると、見知らぬ森の中にいた。


目が覚め意識がはっきりした瞬間――混乱した。


いきなり草木が生い茂り虫がうじゃうじゃいるような森の中だ。


こんなの、混乱しない方がおかしい。


目覚める直前の記憶をたどる。


……森の中に入った覚えはない。


家の中でゲームをしていたはずだ。


上手くいかなくて、ふて寝したが――


一瞬、誘拐かと思った。


だが、こんな森の中に一人放置される理由がまったくわからない。


いくら考えても、答えは出ない……。


とりあえず、ここがどこなのか。


現状を理解するため森の中を探索しようと思い立ち上がる。


だが――


思うように体が動かない。


立ち上がることができない。

手足がうまく動かせない……。


不思議に思い自分の体を確認する。


――それは人間のものではなかった。


全身を覆う黒い毛。

手足についた肉球。

口元のひげ。


この時点で、なんとなく察したが――


最後に顔の側面を前足で確認する。


すると、いつもの位置にあるはずの耳がない。


頭を触ると――


人間のものではない耳が頭部についていた。


「……」


どうやら猫になってしまったようだ。


鏡がないので自分の全身は見えないが確信した。


また混乱する。


だが――


すぐに落ち着いた。


むしろ妙に冷静になっていく。


目が覚めると森の中で猫の姿。


――この状況。


俺は経験している。


……ゲームの中だが。


それは、目覚める直前にプレイしていた


「魔王ストリート」というゲームだ。


「魔王ストリート」はパソコンのゲームアプリでプレイヤーが魔王サイドとして魔物や悪魔を率い魔界統一を目指すゲームだ。


ちなみにPCでは【R18】で、キャラの好感度を上げるとエロシーンが見られるタイプだった。


……あっ!


俺としたことが――


ふて寝してしまったせいで就職前の

ソシャゲのスタミナ消費してねぇわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ