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黒音と白奈  作者: nakada
第6章
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56/78

56.解決編、犯人

本田巡査部長が、警部と共に木村一美の家に訪れた

「木村一美さん、ちょっと署まで来てもらえますか?」

「えっ、なに?」

「あなたに福野仁さんに対する殺人容疑がかかっているんですよ」

「そんな……待ってよ……。

 私、昨日だって警察に協力したじゃない!

 現場にも呼ばれて、水死体だって確認させられて……。

 なんで私が犯人扱いされなきゃいけないのよ!」

「そのあたりも含めて、お話をうかがいます」

「な、なんで、なんでよ!」

「指紋が出たんだ、車に」

「だからなんでよ、私の車に、私の指紋が出て何がおかしいっていうのよ!」

「車のギア、パーキングからドライブに操作しましたよね、

 福野さんの指紋を上からかき消すように、あなたの右手の指紋がでたんです。

 おかしいですよね、普通ギアは左手で操作する。運転席の左側にあるから

 でも、あなたの右手の指紋が出てきた、しかも福野さんの指紋を上からつぶす様に

 これは、あなたが助手席から操作した、又は運転席でぐったりしている福野さんを

 左手で抑えながら、右手でギアを操作した。 ということでは無いですか?」

「とりあえず、詳しくは署でうかがいますので」


木村一美は連行された



後日、本田先輩からの誘いで、私と白奈はいつもの喫茶店に来ていた


「白奈の助言通り、ギア周りの指紋を徹底的に調べたら、おかしな点が見つかった。

木村一美の右手の指紋、あれが無ければ、正直自殺で終わっていたかもしれん。

まぁ、白奈に言われなくても指紋は徹底的に調べるから、いずれはたどりついただろうけどな」

「えー、ここはセンパイのおごりの場面じゃないんですかー」

「残念ながら、そういう場面を作ると、お前はスペシャルプリンアラモードを注文する……却下だ!」

「プリンくらいいいじゃないですかー」

「くらいじゃない。お前の場合、その後にケーキまで追加するだろ」

「ぶー」

「最近よく、それやってるわね、流行り?」

「違うけど、なんとなく、ぶーたれてみた」

「なんだそれ、まぁ、それはともかく、後日談だったな」

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